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【留学日記】チェンマイの薬草スチームサウナ体験記

2月10日(土)

たくさん飲酒した日は眠りが浅くて早く目覚める。9時にアラームをかけたのに6時半起床。早起きは三文の得だけど、土曜くらいは三文抜きであと三時間寝たかった。

ちょうど数分前に沖縄長男氏からLINEがきていたので、寝ぼけたままLINE電話をかける。なんだか声がこもってるなと思ったら「今トイレ」とのことで、途中で盛大な流水音と「いっぱい出たよ」との報告が入ってほっこりした。いっぱい出てよかったね。
 

コインランドリー(1回20バーツ)

 
すっかり目が覚めたので二度寝は諦め、1週間分の服を洗いにコインランドリーへ。ついでにセブンイレブンでココナッツパイ、市場で剥き剥きグレープフルーツを買っていったん帰宅。

この土日はなんの予定もなく、特に行きたい場所があるワケでもない。遠出は好きで比較的フッ軽だけど旅先では部屋か近場で引きこもってるタイプ(アクティブ引きこもりと命名してる)なので、小説1冊とパソコンだけ持って適当なカフェにでも籠ろうかな~と荷造り。
 

洗濯物を取りに行って家で干してるときにふと「そういえば銭湯みたいなとこ行きたいな」と思いつき、いろいろ調べてみたら「薬草スチームサウナ」が堪能できる施設を発見。ハーブの香りで癒されながら高温スチームで蒸されるサウナらしく、観光客よりは地元の人たちでにぎわう場所とのこと。

ホテルのシャワーが一生ぬるい水で毎日がゆるい滝行状態なので、そろそろ体を芯から温めたい。今日の出先は薬草スチームサウナに決めた。

準備をしていざ出発、の前にちょっとだけベッドにゴロリして、気づけば2時間熟睡。よく寝た。気を取り直し、ギンギンの頭でいざ出発。
 

スチームサウナ入口
しっかり日本語対応されてて嬉しい

 
ホテルから歩くこと40分。先週金曜の飲み会会場「カードマニー」のほぼ向かいあたりにサウナはあった。 「Old Medicine」というタイマッサージスクールが運営しているらしい。

受付でサウナ代100バーツ(約400円)と、バスタオルと湯呑み着のレンタル代40バーツを払って女性側の荷物置き場へ。
 

「いらっしゃいませ」
💛(´・ω・`)💛
外から丸見えでは??
と思ったけどかまわず着替えた
(後で知ったけど、着替えコーナーはもっと奥だった)

 
初めて着る湯呑み着は、昔プールの授業で使ったような筒状タオルの布バージョンみたいな感じ。てるてる坊主のような井出立ちとなり、先にシャワー浴びたほうがいいのかな……などとウロウロしていると、地元のおばちゃんらしきお客さんが、おそらくタイ語で「ここがサウナだよ」とニッコリ案内してくれた。

サウナルームを開ける。
途端、ブッフォォォと溢れ出してくれる高温スチーム。

蒸気モクモクすぎてほぼ中が見えない。小さいスペースで他のお客さんとの距離もかなり近いけど、モクモクで互いの姿が見えないのでありがたいな~

などと思いつつ着席する。熱ッ。

着席スペースのタイルまでしっかり熱々に蒸されていて、座った瞬間おしりがジュッと焦げた気がした。カイジの焼き土下座を思い出す。

思わず「あつ!あっつ~~!」と叫びながらおしりをピョコピョコしていると、斜め向かいのお客さんが笑いながらタイ語で話しかけてきた。

言葉が分からず「ア……アァ……」とカオナシ状態になっていたら「ジャパン?」と聞かれ、「ジャパン!」と答えると「オーケーオーケー」とニッコリ。ほっこり。

ところで、みんな平気で座ってるけどおしり焦げないの……??
 

閑話休題、牛

 
しばらくピョコピョコしてるうちにおしりが慣れた(あるいは麻痺した)のか、普通に座れるようになった。レモングラスっぽいハーブの香りが良い感じ。

こちらのサウナ、日本で体験したどのサウナよりも熱い。日本のサウナでは大体10分こもる→水風呂→外気浴を繰り返すけど、このサウナはとてもじゃないが10分も我慢できない。

「もうダメ!熱すぎ!」的なことを言いながらダッシュで退出するお客さん、それをハッハッハッと笑いながら見送る他のお客さん。大阪で通った昔ながらの銭湯のように、地元の人同士のゆるい交流が生まれていて好きな雰囲気。ほっこりするそばから熱すぎてわたしも離脱。

 
無料のハーブティーをいただき、水風呂はないのでボーっと外気浴。ハーブの香りも相まって心身リラックスできる。

サウナ→お茶→外気浴を4ターンくり返し、シャワーを浴びて終了。外から丸見えであろう荷物置き場でいそいそ着替えていたら、これまた地元の方らしき女性に「あっちに着替える場所があるよ」的なお声がけをされ、奥まで連れて行ってもらった。

コップンカァ~~と手を合わせると、あちらも手を合わせてにっこり。観光地や商店ではない場所で、ただただ親切な優しさにふれた瞬間の精神浄化作用はすごい。
 

Old Medicineの校舎?

 
サウナ後にOld Medicineでマッサージを受けようと思ったけど、どこで受けられるのかよく分からず、諦めて適当に歩きながらマッサージ店を探す。

ウアラーイ通りのお店に入り、90分400バーツのタイ古式マッサージを注文。担当のセラピストさん、着替えや体勢チェンジをもろに急かしてくるタイプだったので内心焦りつつ、的確にツボやエナジーラインを突いてくれるマッサージはとても気持ち良かった。前腕内側に対するエルボー押しは痛すぎて悶絶。

 
お店を出るともう夕方で、サタデーマーケットが始まっていたのでぶらぶらお買い物。ウアラーイ通りの歩行者天国を端から端まで歩いた。
  

ずっと気になっていた100%コットンのゾウさんTシャツ
ついに買ってホクホク
現金が足りなくて買えなかったゾウさんマグ
来週こそは買う
屋台エリアのパッタイ屋さん
豚肉パッタイを注文

 
パッタイ屋台の陽気なおばちゃんに声をかけられて注文したパッタイ、これまで食べてきた全パッタイの中でいちばん美味しかった。味の濃さ、辛さ、カリカリナッツの量、豚肉のプリプリ感、全方位完璧。

「スパイシーがいい!?ちょっとだけスパイシー!?それともめっちゃスパイシー!!?🔥🔥」と、久本雅美さんばりのテンションとジャスチャーで味を調整してくれるおばちゃんが愉快で楽しい。

あまりに美味しかったので最後にお礼を伝えようとお店に寄ると、ちょうどソフトクリームにかぶりついていて最高にキュートだった。

 
19時頃に帰宅。留学日記を書くためにスタバにでも行こうかと思ったけど、寝不足&16000歩のウォーキングによる疲労で気絶。

気づけば21時半だったのでスタバは諦め、ベッドの上で金曜の日記を書き、シャワーを浴びて1時頃に就寝。

読んでくださってありがとうございます◎