マガジン

  • 感想

    観て、読んで、体験してみた、感想。感じたこと、思ったこと、想ったこと。

  • ぬまおの独り言

    普段、こんなことばっかり考えて、生活してます。

  • 時事

    時事、情報として入ってきたものについて、思ったこと。

最近の記事

『主戦場』

2019.05.01 映画『主戦場』を観てきた。 『主戦場』は日系アメリカ人のミキ・デザキ監督の日本人、韓国人という立場から離れた目線から慰安婦問題について関係者からの聞き取りや過去の資料、インタビューによって構成された作品である。 僕は日本人である。正真正銘の日本人である。ずっと日本にいて、暮らし続けている。 その中で『慰安婦問題』について詳しく説明されたことも、聞いた事も、調べたこともなかった。きっとこれが日本人のスタンダードなんだと思う。何も考えないままあるハズの

    • あたりまえに、『普通』でいいのか?

      自分は『普通』である。そう思っている人は沢山いると思うし、実際その自覚通り『普通』なんだと思う。『普通』に生活して『普通』に頑張って『普通』に遊んで『普通』に自分のことを『普通』だと規定している。 普通って言葉の範囲を考える。どこからどこまでが普通なんだろう。人格的に欠落している部分がある人だって、きっと普通だ。むしろ欠落している部分がない人の方が普通ではないのではないかとすら、思う。 普通の逆ってなんだろう。考えてみる。じゃあ犯罪を犯した人は普通じゃないのか?人は間違い

      • 『嘘』はいけないことか

        嘘つきは泥棒の始まりなんて言葉がある。 誰も傷つかない嘘ならいいじゃないか、と、嘘の一部免罪化を図ろうとする言説がある。 物事の多面性から見て確かに嘘をつかざるを得ない場面、致し方なかった、情状酌量の余地があることは確かにあるかもしれない。 しかし、それでも嘘をつくことは良くないことだ、と思う。 なぜだろうか、嘘をつく場面とは、どんな場面だろうか。 例えば、自分の過ちを隠すため。 例えば、自分を守るため。 例えば、誰かをおとしめるため。 例えば、誰かを楽しませ

        • 仕事だって、友人だって『入れ替え可能』?

          仕事をしていて思うことがある『この仕事、僕じゃなくても、誰でも出来るんじゃないか』。 友人と遊んでいて思う。『この友人にとって、僕じゃなくてはいけない理由はあるのだろうか』もしくは『僕にとってこの友人でなければいけない理由はあるのだろうか』 実際『入れ替え可能』であると思う。今の世の中、この人じゃないといけない仕事もなければ、この人じゃないといけない明確な理由なんてものも存在しない。 でも、あえて逆に考えてみたらどうだろうか。 『この仕事は僕だからやっているんだ、僕じ

        『主戦場』

        マガジン

        • 感想
          1本
        • ぬまおの独り言
          14本
        • 時事
          1本

        記事

          『ダメな自分』でいい理由

          そもそも僕は自分のこと、『ダメなやつ』だと思っている。それはもう、めちゃくちゃ不完全で、なんにも知らなくて、出来ないことばかりである。 超『ダメ人間』だ、という自負すらある。自分でも過剰なコンプレックスがこういう思い込みを作り上げているという自覚はある。だからといって、いきなり自分のこと、『スゴいやつ』とか思える訳ない。今までどれだけこのコンプレックスを抱えて生きてきたのか、急にちょっと気持ち切り替えたくらいで、いきなり変えられる訳が無い。 実際、本当に自分が『ダメ人間』

          『ダメな自分』でいい理由

          『責任』って一体なんだ??

          『責任』とは、なんだろう。 知らず知らずのうちに間違ったことを言ってしまった人や、自分とは違う意見の人に、自分の言葉には『責任』を持たなきゃいけないと言う。 これは相手の言葉を封じ込めるために『責任』を持ち出しているだけだ。 組織の中で失敗をした人に、または自分よりも弱い立場の人に、お前の『責任』だ。『責任』の所在はどこにあるんだ。 これは相手をやり込めるために、自分は悪くないと思いたいが為に、誰かのせいにして安心するために『責任』を転嫁してるだけだ。 『責任』とは

          『責任』って一体なんだ??

          本当は『みんな、なんとなく』分かっているんじゃないだろうか

          これは、希望的観測で、思い違いかもしれないけれと、やっぱり僕はこう思うって話で、、、 本当に本当に、本当に、何が『善いこと』で何が『悪いこと』か、『本当はみんな分かっているんじゃないだろうか』。それはもうすっかり、完璧に熟知できているんじゃないだろうか。そんなふうに感じることがある。 だって、そうじゃないと、説明がつかない。例えば例に挙げると『なぜ人を殺してはいけないのか』『なぜ人に迷惑をかけてはいけないのか』、こんなこと、誰に聞かれずとも、誰だって分かっている。それぞれ

          本当は『みんな、なんとなく』分かっているんじゃないだろうか

          過去、現在、未来

          過去のことを考える『あの時こうしていれば』、『あのとき頑張っていてよかった』、『昔のことはしょうがないか』 未来のことを考える『もっと成功したい』、『ずっとこのままでいいんだろうか』、『これからどうしようか』 現在のことを考える…… 現在のことを…………… 考えようと思った『今、このとき』は次の瞬間過去になる。じゃあ、次の瞬間のことを考えようとしたとしたら、それはもう未来のことだ。 過去のことを考えている自分は、現在の自分だ。未来のことを考えている自分も、現在の自分だ

          過去、現在、未来

          麻薬について、

          電気グルーヴのピエール瀧さんが、コカイン使用の疑いで逮捕された。瀧さんといえば、テレビ番組、特にバラエティで見る機会が多く、過去に静岡の地方ローカルのレギュラー番組が好きで深夜に放送されていたのを毎週録画して見ていた記憶がある。 僕にとってはそこそこ好感をもっていたタレントだった。なんて言っていいかわからない気分になった。それでSNS周りの反応をエゴサーチしていた。 その中でも、『ライブはどうするんだ?』『解散かな』『番組は?』『ドラマは?』みたいな今後の活動についてや『

          麻薬について、

          僕は『貴方』になりえたし、貴方は『僕』になりえた

          僕はありとあらゆるものになれたかもしれない。でも、なれなかった。僕は今の僕でしかない。 今の自分より良い自分になれた可能性があって、他の、自分よりも優れている(ように見える)恵まれている(ように見える)他人と比較して、『なぜ自分は』と、思うことがある。 上を見ると、羨み、妬みたい気持ちになる。でも下を見ると、今の自分よりも辛い、苦しい思いをしている人がいる。それは本人のせいなのか、環境のせいなのかは外側から見ていたら分からない。でも、他人事ではない。 結局自分は『今の自

          僕は『貴方』になりえたし、貴方は『僕』になりえた

          『正しさ』とはなんなのか

          『正しさ』は探すものだ なぜなら『自分だけのもの』だからだ 『正しさ』は疑うものだ なぜなら『他人とは違う』からだ 『正しさ』は主張するものではない なぜなら『みんなが自分だけの正しさをもっている』からだ 『正しさ』は理解するものだ なぜなら『自分と他人が仲良くするためにはお互いを認めあわなければいけない』からだ 自分は正しい、相手は間違っているそう考えている人がいる、じゃあ相手はどうなんだろう。相手だって、きっと自分が間違っているなんて思っちゃいない。多くの人は自分

          『正しさ』とはなんなのか

          なぜ『死んで』はいけないか

          僕達はなぜ死んではいけないのだろうか、そんなことを考えたことは、ないだろうか。 僕は『死』という、よく分からない、経験したことがないものが、小さい頃から恐怖の対象だった。小さい頃、よく寝る時布団にもぐりながら『もし、このまま永久に目が覚めなかったらどうしよう』と怖くて眠れない、臆病な少年だった。 また、そんな恐怖の対象だったからこそ、よく考えた。自分から死ぬことなど僕にとっては『有り得ない』選択だったけれど、世の中には、『自殺』という選択をした人がいて、実在したその人はど

          なぜ『死んで』はいけないか

          『結果』と『過程』

          結果ってどこまで大事なんだろう、って考えてる。確かに結果が出ないと、『今までやってきたこと』が否定されたような、全てが台無しになった様な気分になる。『やる意味がなかった』様に感じてしまう。そういう感覚は確実にある。 じゃあ『今までやってきたこと』は無駄だったんだろうか、僕はそうは思わない。自分がしたことは、してきたことはなくならない。だとするならば、やる意味がなかったなんてことは絶対にない。 結果が出なかったとしても、自分が時間をかけたこと、努力したこと、経験したことは『

          『結果』と『過程』

          コップの水

          やる気のない、責任感のない人って周りによくいて、なんでやってくれないのか、自分だったら…なんて憤った経験がある人はいると思う。 なんでアイツは…自分は一生懸命やってんのに伝わらない…。そうやって自分の気持ちを相手にぶつけて、無理矢理やらせたとする。そうすると、無理矢理やらされた側は納得なんてしてないのにやらされている訳だから、こちらの期待以上の働きはまずしてくれない。当たり前の話である。 仲の良い先輩にその類の話をした時こんなことを言われたことがある。 『人はそれぞれコ

          コップの水

          呪い

          僕は社会人になって8年目になる。高校を卒業してすぐに働きはじめて、自分でもそんなに働いていたのか、と少し驚きがある。 僕のこれまでの社会人人生は、社会人人生と言っていいほどはまだ長くはないけれど、順風満帆ではなかった。 実際僕は未熟だった。新人として配属されて、コミュニケーションもうまく取れず、ミスもした。それは、働きはじめてすぐの学生がする程度のかわいらしい範疇ではあったとは思うのだけれど、僕は非難の対象になった。 周囲の人に手酷く非難され、それを見た人が更に僕を非難

          対岸の火事

          今の世の中、色んな情報が入ってくる。そんな情報を自分の興味があるもの、好きなもの、楽しめるものに限定して、『無意識な選別』をしているように感じる。 事実、僕もそういうところはあることを自覚してる。自分の興味のあるもの、言い換えると何も考えなくてよくて、ラクなものに流されがちになっているのである。 僕は政治のことはよく分からない。僕は沖縄のことはよく分からない。僕は原発のことはよく分からない。僕はどんな難病で苦しんでいる人がいるのかよく分からない。僕は被災地のことはよく分か

          対岸の火事