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鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season 4 ep.8〜

すっかり札幌遠征から時間が経ってしまった中、2試合を除き、基本的には
参戦していた。この間天皇杯をラウンド8まで進めたり、リーグ戦は勝ったり負けたりなど。

天皇杯においては、夜駆けつけた町田では90分で劇的に勝利し、川崎戦でも延長ラストワンプレーで追いつき、PK戦へ。惜しくもPKで敗れることになったのだが、この感覚は高校生ぶり。みんなで円陣を組んでいたあの頃が懐かしい。あの時に身についた、何を求められているのか把握し、動いていく、という振る舞いは、結構役に経っていたり、なんて思ったりする。

リーグ戦においても、上位相手に負け越すこなく追いついたり、まだまだJ1の実力に追いつけていないと思い知ったりなど。それでも、この時期に悲観に暮れていない(もちろんまだ安心はできないのだが。)のは、とても良いことである。J2の優勝メンバーをほぼ入れ替えることなく補強をし、魅力あるフットボールを展開し、話題になっている。

さて、それでも決して上位とは言えない中で、落とすことの出来ないFC横浜戦。ホームにて迎える。

アウェイでの敗戦は非常に残念なところではあるが、やるしかない。
秋晴れに近い中で、いざスタート。

順位で言うと下位に苦戦するケースが多い中、序盤から攻め込まれるシーンもありながらではあるが、5分、三戸選手の一閃、美しいゴール。相手キーパーが弾いたボールがゴールネットを揺らす。世代別代表として出場している中で、結果を提げさすがとも言えるゴール。

先制し有利に進められるかと思いきや、決してそうでもなく、チャンスもあるが、思うようにいかない展開がしばしば。そして、24分。放り込まれたクロスを流し込まれる。失点が多いのは何とかならぬのか。

でも思えば、ゲームが振り出しに戻っただけだ。気を取り直して進めていくしかない。

後半開始。
それでも苦しい展開は続く。キーパー小島が防いでくれなかったら、どれほどのものだったか、と言うシーンがある。もちろん簡単に勝てるわけなんてないよね、と思いながら進んでいく。
64分。セットプレー、キッカーは高木、綺麗に入ったボールを叩き込む。あれ、もしかして・・・・ユースからトップチームへ加入した渡邉選手が決めた。会場は大盛り上がり。この育ててきた選手のゴールを待ち望んでいたはずだ。若手の活躍が目覚ましい。とても喜ばしいこと。これでスコアを2−1へ。嬉しそうにはにかむ姿が何とも初々しい。
1点リードとはいえ、やっぱり思う通りにはいかない。

勝っていても尚、引かずに前進を続ける様は、なんと美しい。アクチュアルプレイングタイムがトップであるチームであることも物語っているが、見ている側がワクワクするフットボールであることは間違いない。

そして、89分。崩して前進する中で、ラストパスを受けた高選手、冷静に相手を交わして何とも美しいコースでゴール。スコアを3−1へ。アディショナルタイムも攻撃を続け、試合終了。

いつもながら本当に面白いフットボールでなんとも心強い。自信を持ってこのスタイルを続けていくことができる。

スター選手が毎年海外挑戦をする中で、それでも前に進んでいる。やっぱりチームスポーツであることを痛感させられる。

あとはどこまで順位を上げることができるか。またワクワクする週末へ。

アイシテルニイガタ

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