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その⑯『ザナック』

本作はファミコンディスクシステムで発売された、たいへん秀逸な縦スクロールシューティングゲームである。秀逸なのに容量が少ないというから、輪をかけて驚きだ。ふつうディスクシステムのソフトはディスク両面を使用するのだが、このソフトは片面に収められているのである。

そして、内容も面白い。サブウェポンの種類が8つもあるとか、AI搭載とか色々と目新しく、ヌルゲーマーの筆者も夢中になるほどだった。

コンティニューをくり返したのだと思う。とうとうラスボスだ。だが、何回やり直しても撃破できない。あきらめたほうがいいのか? 実は筆者、この敵の一部を「カタい」と思い込んでいた。つまりいくら攻撃しても無駄であり、回り込んで撃つしかなかったのである。どこでその情報を得たのか覚えていないが、最終的にはクリアできたのを覚えている。

当時はネット環境がなく、攻略情報が限られていたのはよく知られている。だがネットが整備されるにつれゲームが複雑化、複雑化すれば攻略情報も増えてネットに……というのはある意味イタチごっこだとも言える。そう考えれば、筆者が本作のラスボスに苦戦したのも当時の思い出としては味わい深い。なかなかビターでは、あったけれど……。

私の拙い記事をご覧いただき、心より感謝申し上げます。コメントなどもいただけますと幸いです。これからも、さまざまな内容をアウトプットしてゆく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。