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近眼は眼の生活習慣病


皆さまこんにちは。
管理栄養士の水瀬あきです。

今回は栄養学から少し脱線します。
少し前になりますが、クローズアップ現代+にてとても興味深い内容が取り上げられました。
今回の内容、個人的には20歳以下の方やその歳のお子さんがいらっしゃる親御さんに是非見てもらいたいです。

クローズアップ現代+
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4351/

どういった内容かと言うと、近視の進行に有効な対策方法であったり、近視になることによって起こり得るリスクなどを取り上げています。

対策として…
・1000ルクス以上の光を浴びること
(日陰ないしは日なたでないと、1000ルクス以上には到達しない。窓際で800ルクス、屋内では300ルクス程度)
・週11時間はあたることが望ましい
→1日2時間の屋外活動が望まれる

などなど。
シンガポールでは国を挙げての近視予防に注力しており、上記の条件を学校側に義務付けています。(その結果、2011年から2018年にかけて視力0.8未満の小学生の割合が5ポイント減少)。数字から見ても近視対策は有効であると言えるでしょう。

オーストラリアでも昼食を屋外で食べることを義務付けており、国が近視に対しての問題意識をしっかりと持っていることが伺えます。専門家の話によると、近視の予防に関して国単位での予防策を行なっていない国は韓国と日本の二ヶ国のみであるとのこと。
個人で出来る範囲では対策が難しく、国を挙げての近視対策が望まれますね……。


また上記の対策に加え、寝る前にブルーライトを浴びないことや、1時間勉強をしたら5〜10分外を見るなど、日常的に取り組みやすい対策もあります。

JINS
https://healthcare.jins.com/memamoru/article/4-2.html


これらの内容は、私自身も強度近視であるため他人事とは思えませんでした。と同時にそんな病気のリスクがあったのか…(しかも近視より数倍高い)と。
小さい頃から姿勢よく座ることや、本は30cm離して読むこと、暗い場所で読み書きをしないことなどは言われて来ましたが、それにはこんな理由があったのかとやっと腑に落ちた瞬間でした。
残念ながら私は既に成人していますので、ここからは進行しないように日々の生活習慣を改めること、次の世代への予防に注力すること、この対策を色んな方に知ってもらうことが私に出来る事のように思います。

基本的に身体の成長がある程度まで進めば、近視の進行は落ち着きます。成長期のお子さんはそれだけ身体が変化していきますから、それに伴って見え方も変わっている場合があります。半年前に作った眼鏡が今は全然見えてなかった…というケースは何件も見てきました。眼鏡屋さんに度数変更に関する保証期間があれば、(例えば6ヶ月なら5ヶ月後とかに)それに合わせて眼科で視力検査をし、必要であれば作り直しなどをして頂くと良いかもしれませんね。

外出自粛で家にいると、携帯やPC、テレビなどを見る時間が必然的に増えてくると思います。(何せ私もゲームの時間が増えましたから…!)そのような中でも3密を避け、なるべく陽の光を浴びる生活を取り入れていきたいものですね。私もこれ以上近視が悪化しないよう、眼に優しい生活を心がけていきたいと思います。

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