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五十肩制限解除。

五十肩の治療のために通っていた鍼灸院で、「もう来なくていいですよ」と言われたのは、ほぼ一年前。
確かに日々の痛みはなくなりました。けれど、腕を上げたり後ろに回すなどの特定の動作はやりにくいまま。
「これぐらい上がれば生活に支障はないですよ。」
そう言われても、ビフォー五十肩の可動域はまだ記憶に残っているので、なんとなく悲しい。まぁ諦めるしかないのかな…そう思っていました。

と こ ろ が !

今日、とつぜん肩の可動域がビフォー五十肩ぐらいに拡がったのです!!

きっかけは「アレクサンダーテクニーク」でした。
ピラティスでお世話になっているインストラクターさんが、しきりにアレクサンダーテクニークを勧めてくれるので、ものは試しとたまたま都合の良い時間にやっていたアレクサンダーテクニークのクラスを受けてみたのです。

今日のテーマは、腕の動き。
いちおうTシャツとレギンスに着替えたものの、始まったのは指の関節の話。指の関節がどこにあるかって?知ってるよ!皺の入ってるところでしょ!!
…と指さしてからあらためて手を握ってみたら、なんかちょっと違います。
第1関節と第2関節は皺のところだけれど、第3関節は思ったより下の方です。
その関節をひとに触ってもらって、改めて意識し、もういちど手を握ると……なぜか手の感覚が違うのです。軽いんです。そして血行が少し良くなって、床に手をつくとしっかりホールドできる感じ。

びっくりですよ。
こんなちょっとしたことで、こんなに感覚が違うなんて。

先生いわく、関節じゃないところを関節だと思い込んでいることで、脳が正しい命令を出せていないんだそうです。「手を握れ=指の皺のところで曲げろ」という指令がでていると、本来の関節じゃないところで曲がろうとして、きちんと筋肉を使えていないんだそうな。

そして、上腕。
「腕の付け根は?」
って聞かれたので、自分の脇のあたりを指さしました。
「じゃ、腕上げてみて」
と指示されたので、まっすぐ前を通って腕を上げようとしても、垂直までは届きません。
そこから、鎖骨と肩甲骨が上腕と繋がっていることを説明されて、お互いに骨を触り合いながら、確かに腕の動きと鎖骨・肩甲骨が連動していることを確認し合ったあと、改めて
「鎖骨と肩甲骨も腕だと思って、腕を上げてみて」
と指示されました。

そしたらですね、軽々ぐいーーんと腕が上がるんです。いつも肩の付近に詰まった感じがあるんですが、それが全然ない。なんなら反って、頭より少し後ろにいくくらい。

これもね、無意識に「腕の付け根は脇あたり」と思っていると、「それ以外の場所は動かさないぞ」となってしまうのだそうです。

わー!不思議!!

先生いわく、どんなに良いインストラクターでも、身体の使い方は感覚は違うので、インストラクターの指示通りにやっているつもりでも、それが自分の身体にとって正しいかどうかはわからないとのこと。「背筋を伸ばして」って言われるけど、身体からみた「背筋を伸ばした状態」と、インストラクターのいう(見せてくれる)「背筋を伸ばした状態」は違う可能性が高い。
わたしたち、モーニング・ページで自分の意識と対話しているけど、身体とだって、ひとにコントロールされず、自らコミュニケーションをとっていく必要があるってことなのです。

たぶん、意識とか思い込みの変容って、意識そのものを制御して変えようと思っても無理なんじゃないのかな?という気がします。
意識を変えたいと思ったら、身体とか服とか環境とか、そういうところからアプローチしていく。今はまだ理由はわからないけれど、そっちの方が早いという体感があります。

アインシュタインも「ある問題を起こしたのと同じマインドセットで、その問題は解決できない」って言ってるしね。

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