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たけのこで3品つくってみた~ひこずり他~

たけのこを大量に、いただいた。

たけのこ好きの夫に、知り合いの方が毎年、水煮にして分けてくれる。
きょうはそれを一気に調理してしまうべく、3品つくることにした。

『たけのこ』といえば、たけのこさんなので、名前を連呼してしまうノートになってしまうけれど、お許しいただければ。笑

◆1品目:たけのこご飯
たけのこといえばやっぱり、たけのこご飯は外せない。具はたけのこの水煮と人参、油揚げを入れるつもりだったが、人参は古くなっていて、油揚げは使い切っていたので、けっきょくたけのこだけを入れることに。2合のお米に、顆粒だし、みりん、醤油と刻んだたけのこを入れ、白米と同じ水の量で炊飯器をスイッチオン。いつものわたしなら、酒や塩を入れるところだけれど、ネットでレシピを調べると、みりんを使っているものがあったので、今回はみりんを入れてみた。それから、薄口ではなくあえて濃口の醤油にしてみた。

◆2品目:たけのこのひこずり
『ひこずり』というのは、熊本弁で『味噌炒め』を指すらしい。わたしの中では、『たけのこのひこずり』でしか馴染みがないのだけれど。たけのこといえば、ひこずり。こどもの頃から、親や親戚がそう言っていた。それでわたしも、すっかり刷り込まれていて、『たけのこのひこずり』が熊本の郷土料理であると、ネットで調べるまで自覚していなかった。東海出身の夫も、食べたことがないとのこと。みなさんのところには、ないですか?笑
たけのこの水煮をいちょう切りにして、フライパンに油を引いて炒める。そこへ、適量の砂糖と味噌をみりんで溶いて入れる。味見してみるとちょっと薄味だったので、さらに追加。ひこずりは濃いめの味付けが美味しいので、味噌を多めに入れる。味噌の粒感が残るくらい。そうすると、ほど良い味に。

◆3品目:若竹煮
ワカメとたけのこの煮物。これは何も調べず、勘で調理。ふえるワカメを水につけて戻しておく。たけのこの水煮ざく切りとひたるくらいの水、顆粒だし、薄口しょうゆを鍋に入れて火にかける。煮立ったところで味見してみると、ちょっとたけのこのえぐみを感じたので、みりんを追加。そうすると、まろやかに。数分煮て、仕上げにワカメを入れて少し煮て、完成。薄口醤油にしたので、たけのことワカメの色が綺麗に出た(写真は撮りそこねた)

わたしと夫はふだん別々に住んでいる。なので例年は、たけのこをもらう夫が自宅で自分で調理している。でも今年はわたしがたけのこをすべて引き受けることになり、夫はきょう、わたしがつくるたけのこ料理を食べにきた。自分でつくるのとは違う味が新鮮だったようだ。

とくに、はじめての『たけのこのひこずり』を、夫はもりもりと食べていた。濃い味付けが進むらしい。これはお酒が進むな、と言っていた。(飲めない人だけど)
そう、これはツマミにもおすすめだ。

たけのこをおかずに、たけのこを食べるような食卓になってしまったけれど、無事にたけのこをすべて調理できて良かった。

明日の朝も、たけのこざんまい。

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