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わたしが職業を変えた話〜その3〜

どうやって、あたらしい職業を選んだか。
選んでみて、どうなのか。

わたしが職業を変えた話の、つづきを書いてみたい。

3ヶ月で盛りだくさん

わたしは失業して、職業訓練校に通うことにした。
機械製図とCADを学ぶ、3ヶ月のコースだったけれど、この期間にしては盛りだくさんの内容だった。

図面(部品図や組立図)の見方や製図のルールをテキストで勉強して、図面を描くツールであるAutoCAD(2次元CAD)を実際にパソコンで操作して、図面を描いた。

これが授業のメインではあったけれど、
このほかにも
•Word
•Excel
•Powerpoint
•Photoshop
•Illustrator
といったソフトも、テキスト学習とパソコン実習をしたので、何だか怒涛の3ヶ月だった。

でも、広く浅くでもここで勉強したことが、のちに仕事につながることになる。


未経験で採用される

職業訓練も終盤になってきたころから、並行して就職活動をはじめた。そのとき習っていたCADを使う仕事を探したところ、そのほとんどが経験者の求人だった。

ずいぶん昔のことでちょっと忘れてしまったけれど、未経験者でもOKだったか、経験者優遇だったかの求人に応募することにした。その会社の事務所が比較的家から近かったので、挨拶と様子見がてら履歴書を事務所に持ち込んだ。(いま思えばこの発想は、営業の経験があったからだろう)

アポなしだったので、履歴書を手渡ししたら帰るつもりだった。だがその日、採用担当者がたまたま居て、帰ろうとしていたところを呼び戻され、せっかく来たのだからと、そのまま面接となった。わたしはその日、普段着にスニーカーだったけれど。

後日、職場の上司との面接もあった 。(そのときはスーツにパンプスだった)
未経験だけれど、いま職業訓練校で勉強中であることを、わたしはアピールした。上司は訝しげな様子だったので、やっぱりダメかと思っていたら、採用との連絡があり、跳び上がって驚いた。

いま思うと採用されたのは、そのときはまだわたしが20代後半だったのと、当時景気が良くなってきていたからだ。でも、それ以上に決め手となったのが、意外にもCADではなく、Excelが使えるかどうかだった。

面接でわたしはたしかに、Excelの資格試験を近々受けるため勉強中だと言った。それが、そのころExcelを使った業務に苦戦していた上司に、スキルがある人間だと受け取られたらしい。アシスタントとして採用して、コイツにやらせよう、と上司は考えたのだろう。そうは言っても、わたしは勉強中でデキるわけではなかったし、上司はすでにかなりのレベルで使い込んでいた。なので、入社して業務をはじめてしばらくして、上司に言われた。

「(Excel)案外、できんね」

いやいや、できるとは言ってないし(笑)
そもそもCADオペレーターとして入ったし。

この言葉は、わたしの人生のなかで言われた名言ナンバーワンとして、いまも君臨している。


職業を変えてみてどうなのか、いまどうなのか。
書きたいけれど何だかまた長くなってしまったので、次回に。

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございます。
次回には、完結したいな。笑

追記: つづきは、こちら。

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