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好きなことだけやって生きていける?

この本にはオマケが付いていました。

本の最後に付いているQRコード。スマホやタブレットで電子版が読めるというものです。それも一つのオマケなんですが、本当のおまけは目次です。

読み終わって、時々躓いて、また本を開くとき、まずは目次を総なめする。角田さんがそう思うに至ったエピソードを覚えてる項目もあれば、忘れてる項目もある。でも大事な部分はここだとすぐ分かる仕様になっています。
なぜなら大事な部分が項目名として目次になってる、そういう目次だから。

もう少し大きく見たいなら各章のまとめ。 副題「これから活躍する人になる34の方法」の通り、34の項目を大きく4つに分けた各章のまとめが、各章の終わりに載っています。
何か上手く行かなくて困ったとき、4か34の提案から、もう一度探しに行きやすいです。

プロローグの「結論はこれ!」から始まり、第4章のあとの「全体のまとめ」で終わる。この『こうすれば好きなことだけやって生きていけるよ』という一番大きな提案は、メモしてどこか目につく場所に置いておこうと思います。

印象に残ってるのは第1章の終わり、セカンドクリエイターの話。「セカンドクリエイターがいなければ、どんな天才も、作品を世に出すことはできません。」

好きなことをすると言われると、たぶんほとんどの人は自分でエンタメを発信する側になることを想像するはず。そしてすぐに、その好きな何かでトップに成れないことに気付いて、ガッカリもするはず。もしくはそんな発信は出来ないと、早々に諦めモードになるかもしれない。
しかし、ちゃんと好きなことがあるということを大前提で、やっぱり好きなことで生きていける道として、セカンドクリエイターの道があるという提案です。

天才は独りになりやすいのに、ひとりでは天才的な何かを発揮も出来ない。バンドのように天才と同じ好きでサポートするも良し、天才が出来ないものを私の好きでサポートするも良し。
その人を「私の好き」でサポートする道。多くの人が選べる道なのに、ちょっと穴場的な道。

★☆☆☆☆
好きなことをやって生きていく話なんか書いてない!
これは何でも好きになれという無茶ぶりを言ってるだけの本。

なんてAmazonレビューも見かけましたが「そういう時代だから、好きなことで独立しろ!」という提案は、乱暴に天才になれ!と言ってるようなもの。だから実はそんな提案はできないから、自分の好きなことに囚われないずに、好きなことを増やしていく提案になるんですね。

言わずもがな。
オススメです。

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