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スリランカ人が思う日本人が、意外過ぎて驚いた話~スリランカの魅力①~

スリランカの人達と話していて、驚いたことがあります。
話すと言っても、私はスリランカの言語であるシンハラ語は全く分からず、現地の日本語スクールの先生をしているスリランカ人が、日本語で通訳してくれます。

スリランカの7割以上の人はシンハラ人で、仏教徒です。インドからお釈迦様が悪魔のいるスリランカにやってきて、悪魔を封じてくれたという話を聞きました。お釈迦様の歯をお寺に大事に祭っていて、お寺・仏教に深く根差した生活を送っています。輪廻転生を当たり前としています。

男女数名、大人も子どもも交じって話していた時の事です。
スリランカの人達は総じて肌の色が濃いいのですが、日本人は白くていいと彼らは思っていました。

日本人は色が白くて綺麗。前世で良い行いをしたので、肌の色が白く綺麗で、豊かな国・日本に生まれることができた人達。私たちスリランカ人は、前世の行いが悪かったので、肌の色が黒く貧しい国・スリランカに生まれた。

そう言われて、驚きました。
でも、誰も悲観している様子は全然なく、皆さん私の目を見てニコニコしながら、うんうんとうなずいていました。

だから今世は、いい行いをして日本のような国に生まれかわるのを楽しみにしている、という事なんだそうです。日本人として、本当に驚きでした。

そういえば、インドの空港でもちょっと似た体験をした事があります。
搭乗するために並んでいると、後ろからそっと腕にふれられたので、何だろうと振り返ると、サリーを着た20歳くらいの若い女性が立っていました。サリーと顔立ちから、インド人だなと思いました。

彼女は日本語で「日本人ですか?」と尋ねてきたので、「はい、そうです」と答えると、満面の笑顔で「綺麗」と一言言ってくれたのです。はっきり言って私は、愛嬌はあると言われますが、モデルや女優系の美人とは誰も言わないです(笑)
でも、確かに「綺麗」と言われました。

彼女の方がよっぽど、若くて大きな瞳が輝く美人にもかかわらず、です。
インドとスリランカはほとんど同じような文化の国だから、日本人への憧れの気持ちは、共通の意識なのかもしれません。

日本人は、そんな風に思われてるなど全く思いもしていませんが、スリランカの人は学校で日本のことを習い、よく知っていて日本が好きです。日本に来たくて、日本語を学んでいる人も大勢います。生まれ変わりたいと思うくらい、日本人を素敵だと思ってくれていることを知ったのでした。

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