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2018.10.3 最果タヒは想像よりもさめていた

前から名前は知ってたのだけど、なんとなく読まないまま来ている作家というのはものすごくいっぱいいて、古典過ぎてまだ読めていない作家と、あまりに現代っぽ過ぎてまだ読めていない作家というのに分かれる。最果タヒさんは後者。現代詩人という触れ込みはよく聞いていたし、感受性のかまたりといった感じなのだろうなーと思っていたけれど、なんとなく手が伸びずにいた。知らなかったけど京大出身らしい。

がしかし、ここ最近ちびちび読んでいる『読書の日記』(阿久津隆)に出てきたり、どこぞやで読んだphaさんの日記に出てきたり、まぁいくつか「面白かった」的文章を見かけて、へー、と思ってエッセイから入ったのであった。ちょうどブックオフで見かけたのもあり。『きみの言い訳は最高の芸術』を読んだ。

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