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映画、漫画、展覧会、バレエ、ライブなど

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最近の記事

漫画『BANANA FISH』感想・考察 ユニコーンと処女

今まで読んだ漫画の中で間違いなく最も鮮烈に残っている。 そう思うのはこの漫画のキャラクターが抱えるものとそのキャラクターたちを取り巻く闇によるものが大きいからなんだろう。 LEON好きな人は好きそうだなと個人的に思った ちなみにバナナフィッシュとは、アメリカのJ•D•サリンジャーによる『バナナフィッシュにうってつけの日』という短編小説に出てくる、見ると死にたくなる魚から名前をとっています。 この漫画はヘミングウェイとかサリンジャーとか出てくるから文学の知識があるとより楽しめ

    • 2024.3.16 Kバレエ『ジゼル』 感想 -ジュリアン・マッケイの高貴な美しさと岩井優花さんのピュアな愛らしさ-

      ジュリアン・マッケイのアルブレヒト9年前のローザンヌで一目惚れしたジュリアンをついにみることが叶った夢のような時間 初めてジュリアンを知ったときもアルブレヒト、そして念願叶って実際にみることができたときもアルブレヒト、とても感慨深いです。 ちなみに、クラシックも良いのですが、コンテンポラリーもクラシックとはまたガラッと変わった雰囲気の一味違うジュリアンがみれるのでぜひ。本当に楽しそうに踊る。 アルブレヒトは解釈の幅が広く、踊る人によって色々なアルブレヒトがいる、異なり

      • ワガノワメソッドとオペラ座メソッド

        2014年のドキュメンタリー『ロパートキナ 孤高の白鳥』と2010年のドキュメンタリー『オーレリ・デュポン 輝ける一瞬に』を鑑賞。 それぞれマリインスキー・バレエ、パリ・オペラ座バレエに所属しており、両方世界3大バレエ団の1つ。両者最高峰の踊りだが、メソッド(流派のようなもの)が違うため同じ演目でも全く違う踊りをする。メソッドが異れば踊りのみどころも異なる。 オペラ座メソッドとワガノワメソッド 一言であらわすとすれば、 オペラ座メソッドは、古き良き控えめなバレエ ワガ

        • 映画『君の名前で僕を呼んで』感想・考察 -ただのBLとは言わせない-

          色々な映画をみたけどやっぱり自分の中ではこれが1番大好きな映画。 男同士の所謂同性愛の話だけど、ただのボーイズ・ラブとは言わせない。 世界観 この映画が好きな理由の1つは、世界観だ。 北イタリアで自然に囲まれ音楽を聴き本を読み果樹園に成るフルーツを食べる暮らし。 ピアノの美しい音色、イタリアの美しい街並み、緑豊かな美しい自然。ひと夏の恋の舞台にはぴったりなイタリア。 ほんっとうにキラキラしていて眩しくて、でも切なくて儚い  その背景には同性愛者への差別という社会問題があ

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