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『水谷千重子50周年記念公演』博多座

バーン。一昨年に続いて鑑賞。 安定の4時間コース、この日も満員。 今回のお芝居は『大江戸混戦物語 ニンジャーゾーン』 家光の御代が舞台の忍者もの。殺陣もがっつり。 チャンバラのBGMは『トップガン』のデンジャーゾーン。 千重子先生は時を超えて生き続ける宿命の術使いの役。 冒頭、スクリーンに投影された物語を説明するイラストのタッチが 何故か『モチモチの木』の滝平二郎先生のあの感じ。 幕前に水谷千重子先生登場、 更に設定の解説を、張り扇と扇子に代わって 下駄で刻んで行く

    • 『第9回 博多活弁パラダイス 片岡一郎独演会 ~復活!奇跡の時代劇たち~』ゲスト:春日太一

      毎回勉強になる博多活弁パラダイスですが 、 今回は更にアカデミック。殺陣も堪能。 演目は 『尊王』 『荒木又右衛門』 トークコーナー ゲスト:春日太一  休憩 『一殺多生剣』 一本目、阪妻の『尊王』について 「有名な『東山三十六峰、静かに眠る丑三つ時~』のフレーズはこの作品が始まり」との片岡先生の解説に「へ~!」となる。 この時、子供時代の記憶がまた開くも、それは別の機会に。 ニ本目『荒木又右衛門』では月形龍之介の殺陣やフィルム劣化の仕組みについてのお話し。 その

      • 『泉谷しげる×仲井戸"CHABO"麗市 ロックンロールハート』

        キャナルシティ劇場 リニューアルオープン記念の4日目の公演。 5月東京、6月大阪で、今回。 (ちなみにリニューアル記念公演のラインナップ) で。これがこちらの予想以上の内容で、 もう、驚きと感謝、と言うか。 2時間かと思えば、予定が2時間30分。 結果、2時間45分のライブ。 終盤、当地が一番ノリが良かった、とも。 パーシー・フェイスの『夏の日の恋』が流れて、 下手からチャボ、上手から泉谷が登場。 しかし、ナゼこの曲? 仲井戸さんの気分か。 で!チャボの、 見た目

        • 『立川談春独演会 2022』熊本県立劇場

          ポスターにある『九州吹き戻し』は2012年頃、 イムズホールに隔月で来ていた頃(!)から度々自ら話題にはしていて、 都度、期待する通の客から拍手が送られていた。 が、同時に毎回「長くて難しくて面白く無い噺」とも評して、 結局福岡周辺では演りそうで、演って無かった、と思う。 大ネタらしい事は分かったが、何時か、かけてくれると思い 以後、調べもしなかった。 それを、どう言う経緯があってかは不明ながら 舞台である熊本で語った今回。 やはり、最初に 「長くて、難しくて、面白く

        『水谷千重子50周年記念公演』博多座

        • 『第9回 博多活弁パラダイス 片岡一郎独演会 ~復活!奇跡の時代劇たち~』ゲスト:春日太一

        • 『泉谷しげる×仲井戸"CHABO"麗市 ロックンロールハート』

        • 『立川談春独演会 2022』熊本県立劇場

          『~寛永宮本武蔵伝 完全通し公演~』三日目

          最初に「今日のお話、実はどれも、(ペン、ペン)あんまり面白くないンです」旨のお知らせが。 あと、この日の昼に巌流島を訪れてきたこともご報告。 タヌキが二匹いたそう。可愛い。 今後、「徳の高いyou tubeチャンネル」こと 『伯山ティービー』で観られる模様。 元は舟島と呼ばれた巌流島について、勝ったのは武蔵にも関わらず、 何故負けた小次郎の名の『巌流』が付けられた?など 調べるほどに武蔵と小次郎の謎は深まる、とも。 九話『玄達と宮内』 足を悪くしたことで手裏剣の名人と

          『~寛永宮本武蔵伝 完全通し公演~』三日目

          『~寛永宮本武蔵伝 完全通し公演~』二日目

          五話『竹之内加賀之介』 旅籠通りに来る流しの揉み療治、 侍に喧嘩を売っては投げ飛ばし、脱臼させて治療代を取る。 その男、実は柔術の竹之内加賀之介で、 武蔵と旅籠大広間での組みとグラウンドの攻防が聴きどころ。 その語りでマウントポジションの取り合い、上からの襟締め、 グラウンドで壁に押し付けられてからの脱出とか、 UFCスタイルの総合の試合模様が現出。 先祖が柔術家でプロレスも好きな伯山、語りで描いて行く。 (加賀之介のイメージ、聴いてて浮かんだのが『暗闇仕留人』で近藤洋

          『~寛永宮本武蔵伝 完全通し公演~』二日目

          『~寛永宮本武蔵伝 完全通し公演~』初日 福岡市サイエンスホール

          一話目を語る前に『寛永』の武蔵伝は、『バカボンド』や吉川英治のラインとは異なる、かなりコミカルな読み物である、との解説が有り。 (よく知られた方は講談では宝井派の『天正宮本武蔵伝』との事) 徳川家光が開催した…体の『寛永御前試合』も解説。 「ドラゴンボールで言うと天下一武道会」と仰せも、此方はコレを思ったり。 武蔵マルチバース、てのは承知してたが、 その後『他の剣豪、豪傑との有り得ない共演がある』事も案内。 「それぞれ主役の人物が線と線で交わる」「例えるならドラゴン

          『~寛永宮本武蔵伝 完全通し公演~』初日 福岡市サイエンスホール

          『第3回博多活弁パラダイス 坂本頼光再び!+居島一平のシネ漫談』の備忘録

          福岡市美術館ミュージアムホール。 開演前、主催の上村さんからご挨拶。 この回の解説と、楽しみな次回の予告も。 そして、配布のパンフレットのご紹介。 今回もその熱量と親切に感謝。 『親切だけが、人を説得する』とは談志の言葉だったか。 体だけは大事にしてください。(初代の三平) ホイッスルを鳴らして坂本頼光さん登壇。 その時点で満場の大拍手。客は楽しみに待ってましたよ。 「呼称の『活動映画弁士』、と言うのが伝わり辛い」 「『活動映画弁護士』とか、酷い時には『活動家』と呼

          『第3回博多活弁パラダイス 坂本頼光再び!+居島一平のシネ漫談』の備忘録

          『第2回博多活弁パラダイス 活動弁士澤登翠独演会 生伴奏カラード・モノトーン・デュオ』の備忘録

          緊急事態宣言明け、まん延防止措置中の6月26日、あじびホール。 開演前、主催の上村さんからご挨拶。この回の解説と、坂本頼光先生や片岡一郎先生のご紹介も。 そして「配布のパンフレットも是非ご一読を」との仰せが。  拝読するとその熱量に今回も圧倒される。有り難や。体だけは大事にしてください。(初代の三平) カラード・モノトーン・デュオのギター湯浅ジョウイチさんと、フルート鈴木真紀子さんが着席。 ちなみにフルート演奏用のマスクと言うものを初めて拝見しました。 呼び込まれて澤

          『第2回博多活弁パラダイス 活動弁士澤登翠独演会 生伴奏カラード・モノトーン・デュオ』の備忘録

          『第1回博多活弁パラダイス 活動弁士坂本頼光独演会』の備忘

          12/13 あじびホール。こちらが本番。 ホイッスルが鳴って頼光先生登壇。 軽く自己紹介の後、さっそく1本目の『血煙高田馬場』へ。 「上映開始の合図で弁士が笛を吹きます」と仰せになり、ホイッスル。 入場時のあれがそうなのね。 『血煙高田馬場』も前夜の『喧嘩安兵衛』と同じく中山安兵衛が叔父の敵を討つチャンバラ。 主演が大河内伝次郎、監督が伊藤大輔。1928年の作品。 冒頭けんかする長屋の住人に若い若い伴淳三郎が! 続いて『チャップリンの冒険』1917年。 チャップリン作品

          『第1回博多活弁パラダイス 活動弁士坂本頼光独演会』の備忘

          『博多活弁パラダイス開幕記念 前夜祭トークイベント 坂本頼光が語る活弁の魅力』の備忘

          ずっ~と、「お噂はかねがね」だった頼光先生の会で 12/12 ブックスキューブリック箱崎店へ。 翌日が本番であり、その前夜祭ながら、 主宰の@uemurarika様も仰せの様にたっぷりの神回。  『活弁の概要、先生の来歴を伺って、実演をごく少し』の予定だった模様ですが、来歴トークからして立派な芸で。 小松政夫先生に向けた 「ど~して、ど~して死んじゃったの?おせ~て、おせ~て」の献杯からスタート。 出逢った方々の物真似、声色も絶品。 師と仰がれる水木しげる先生の形態模

          『博多活弁パラダイス開幕記念 前夜祭トークイベント 坂本頼光が語る活弁の魅力』の備忘