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『第9回 博多活弁パラダイス 片岡一郎独演会 ~復活!奇跡の時代劇たち~』ゲスト:春日太一


毎回勉強になる博多活弁パラダイスですが 、
今回は更にアカデミック。殺陣も堪能。

演目は
『尊王』
『荒木又右衛門』
トークコーナー ゲスト:春日太一
 休憩
『一殺多生剣』

一本目、阪妻の『尊王』について

「有名な『東山三十六峰、静かに眠る丑三つ時~』のフレーズはこの作品が始まり」との片岡先生の解説に「へ~!」となる。

この時、子供時代の記憶がまた開くも、それは別の機会に。

ニ本目『荒木又右衛門』では月形龍之介の殺陣やフィルム劣化の仕組みについてのお話し。

その後はゲストの春日太一さんと
片岡先生秘蔵の作品を観ながらのトーク。
作品の詳細は伏せる約束。

ここでも「へぇ~!へぇ~!」と。

春日さんから
当時の殺陣、主役・斬られ役の身体能力の凄さ、
スタッフの技術力の高さについての解説が。

また、『今』の時代劇映画の殺陣について触れられると、会場から同意のリアクションが。
全く仰る通り!
「カチャカチャとカットを割るな」と思います。

休憩後の三本目、2011年に発見された市川歌右衛門の『一殺多生剣』は激しい劣化から復元されたフィルム。

現在観られるのが奇跡との事で、
購入から復元の過程も片岡先生からご説明頂く。
調べるとこちらにも記事があり。

最後に片岡一郎先生から
「戦後の九州の炭鉱町では無声映画がよく上映されていた」
「なので、未だ発見されず眠っている可能性も」
「古いフィルムを見かけましたら、是非ご一報を」
とのお願いで、貴重な映画史の一端を学ぶ今回の会は締め。

片岡一郎先生、春日太一さん、主催の上村里花さん、
有難うございました!

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