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朝活に切り替えたら睡眠の質が上がった話

例の「#中山七里大作戦」のおかげで、生活がかなり変わった。

朝6時前に起きて作業をしている。

朝、鉄瓶で沸かしたコーヒーをいれて、美味しいチョコレートを一口食べて、手帳を書く。一日の過ごし方がだいぶリッチになってきた。


今朝も雪が降っている。
静かな朝だった。
夫はまだ眠っている。
鉄瓶の湯が沸いてシュンシュンという音だけがする。冬の静かな時間はとっても贅沢だと思う。



 私はもともと高校生の頃から「朝活」が好きだった。
越境で高校に通っていたから、始発が6時台でだったため学校の宿題も受験勉強も朝にしかできなかった。塾もなかったし、放課後は画塾に行っていたから、学校の勉強と「旺文社ラジオ講座」でなんとか大学に入った。

学生時代はそれなりに飲み歩いていたので、そこまで朝早くという感じではなかったけれど午前中は充実していたと思う。
高校に勤務していた頃はやはり早朝に起きて、朝近所を散歩してから出勤していた。しかし、退職してアメリカから盛岡に戻って来たあたり時差ぼけで大幅に時間がズレたまま過ごしている感じ。つい一月前までまですっかり「遅寝遅起き」の人間になってしまった。

 20年くらい寝つきが悪くて苦労している。ジムで運動もしているし、特にひどいストレスもないのだけれど何時になっても眠くならない。 睡眠が浅く、体がだるいと思って検査したら睡眠時無呼吸症候群だった。一時的にダイエットをしたけれど、顎が小さい、鼻の骨が曲がっているなど、いろいろ要因が重なってあまり改善していない。SPAPを試したが、鼻炎が重くて鼻で詰まって空気が送れない。マウスピースも試したが朝になると外れている。
 あまり深く考えると辛くなりそうなのだけれど積極的な治療に至らず今に至っている。夜眠れないと、夜中にSNSをのぞいては不安や不快な気分を書いたり、明け方の四時になってがっかりした気持ちで睡眠薬を追加したり、とにかく「あんなに気持ちのいい朝を送れない残念さ」にがっかりして過ごしていたように思う。



(睡眠時無呼吸症候群でリスク要因とされる)心臓とか脳とかに影響が出るような病気を恐れてはいたのだけれど、考え込んでも意味はないかもしれない。症状が出る人もいるし出ない人もいる。人の行く末なんていうのはわからない。私の#中山七里大作戦 のように「いつ死んでもいい」という前提で生きれば、明日死んでも30年後死んでも大きな意味はないのだ。それはまさに天のみぞ知る。

 寝付けない眠れないという睡眠に対する恐怖がずっとあったのだけれど、以前書いたように「眠れないなら眠らない」「今やることをやる」でいいのではないか。早いうちに検査をしたことで生活の見直しができたことは幸運だ。心臓や脳にリスクがあるなら定期的な検査をすればいいのである。
私はこの体と心と共に生きる。


 眠れないことを悩んでも無駄だ。
今も薬の力を頼ってはいるけれど、どちらかというと最も効果があったのは遅い時間にSNSを見ないこと、夜に酒を飲まないことのようだ。
 どちらも好きなことだったので少し残念ではあるが、12時前に就寝するようになり、5時台に起きられるようになってからはどうでも良くなってきている。
 自分のことに集中できるようになったからだ。睡眠の質も上がった。「深い睡眠が3時間を超えた」のはApple Watchを買ってからは初めてかもしれない。



最近頻繁にnoteを更新しているのは、朝の時間が増えたせいもある。
思考がまとまる感じがあるのに、SNSだと自分の思考が流れていってしまうのだ。Twitterにはハッシュタグをつけて拾えるようにはしているけれど、覚書メモ以上の濃度にはならない。

時間がないなら1時間早く起きればいいのだ。
シンプルだけれど、自分にはずっとできないと思っていた。

やはり朝はいい。

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