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よい子ってなんだ

良い子ってなんだろう。

赤子と外出すると大概はおとなしくその様子をみて「良い子やねー」と言われることが多い。親族など関係性が近い人だと「ええ子にしてたかー」という声かけもある。

今までは特に気にならなかった「よい子」という言葉。もしかしたらわたしも友だちの子どもに無意識に使ってそうだけど、なんだか最近とても気になる。


良い子って、どんな子のことなんだろう。
良いとされる規範的な行動に則して行動できているときに使われている。夜は早く寝る、好き嫌いをせずに食べる、勉強をする、外ではおとなしくしている、言いつけを守るその規範的な行動は子どもの心身の成長のために必要なものもあるけれど決してそれだけではない。

日々の暮らしを円滑に進めていくためについ使ってしまうけど、大人にとって都合の良いという成分と無縁とは言い切れない。むしろ、子どもを褒める文脈に載せて言うことは罪深くすらあるのではないかとも思えてくる。


「良い子」を使う時、
その子のための言葉になっているか、
「大人にとって、ひいては社会にとって都合の良い子」として使っていないかは注意したいところ。

自分が今、育児者としての立場で考えるだけでなく、この言葉を言われてきた子どもとしての経験もまた思い起こしていきたいが、それはまた今度に。

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