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読書をする際のテクニック【学問を探求する】

こんばんわ。学生です。
今現在読書しているのですが、それについて最近思ったことを書いていきます。

学問に王道なし、という言葉があります。最近その言葉の意味を再認識させられるのです。
図書館を訪れた際、心理学や哲学や社会学などの本棚を前にすると、本の量に圧倒されます。これを一瞬にして脳にインプットできればどんなに良いだろう...という妄想が頭をよぎります。
実際、そんなことはできなくて、一冊一冊丁寧に読み進めていくしかありません。その地道な努力を怠らなかった者にのみ、本の知識を己の血肉とすることができるのです。頭の良いとされる人はみんなこれやってんですよね。三国志における知将、呂蒙とかもそうです。本の虫だったらしいです。

しかし、そんな地道な読書も考えなしにこなせば良いというものではありません。ある程度法則性があるのです。

ということで、最近気づいた読書三箇条について書いていきます。

・比較的新しい本を読むこと
・自分の知っている著者の本を選ぶこと
・自分なりの視点を持って読むこと


個人的にはこの三つです。
これを守って読書すれば体系的知識が自ずと身についてくるはず、、、です。


なぜこの三つなのか、理由も書いていきましょう。

比較的新しい本を読む理由

答えは単純明快。読みやすいからです。これは結構大事ですよ。
例えば、Aくんが心理学に興味を持ったとします。Aくんは心理学を学ぶために図書館に出かけ、心理学の本棚に向かいます。そこで、実験心理学の父とも呼ばれるWundt,W.の本を発見し、「これ良さそう」と嬉々として借りたとしましょう。ルンルン気分で家に帰って、Aくんが本を読み、得られた感想は恐らくこうです。「わけわからん」。

この現象は「筋トレしようと思い立ち、その日に腹筋を100回したものの続かなかった」だとか「東大を受験しようと思い立ち、東大の過去問を解いてみたら問1で挫折した」のようなものと類似しています。
要するに、初心者がいきなり高いハードルを飛ぼうとしても上手くいかないということです。望んでいた目的を達成することは疎か、挑戦しようとする心の炎を消されてしまう危険性まであります。ショックでかいし虚しいですからね。

なので、最初は読みやすくまとめられている新しい本を読むことが大切です。横断的に知識がまとめられている本であれば尚良いですね。そして、だんだん難しい本へ挑戦することをお勧めします。これは実体験であります。


自分の知っている著者の本を読む理由

これは「知識を繋げやすい」という点と「信頼性が高い」という二点の理由です。
知識を繋げやすいとなぜ良いのか。そもそも、「つなげる」力は人間の最大の能力として語られています。別々の要素を繋げ合わせることにより、人間はイノベーションを起こしたり素晴らしい発明をしたりして文明を発展させてきました。つなげることにより、人間はより大きな力を生み出せるのです。そして、これは知識を習得する際にも当てはめることができる理論です。むしろ、知識こそ体系的に宿して大きな力が生み出せる領域だと思ってます。
同じ著者であれば、語られている内容は違えど根本にある脳みそは同じです。ということで、体感的に知識が繋げやすくなることが言えると思います。この繋げやすいという感覚が大事です。
そして、信頼性が高いという点ですね。これは、世の中には読んでも価値がない本ばかり溢れているという背景あっての話です。ここにも価値ある読書をすることの難しさがあります。著者によって信頼性は測られると言っても過言ではありません。なので、まずは自分の信頼できる、もしくは推しの著者を見つけることから始めましょう。そして、その人の理論を学びたいと思って読書すると長続きしますよ。先立つ物を持とうよって話ですね。こちらも実体験です。

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