【LEGO日記】探究の果てに
私たちは、自ら設定した問いの答えを見つけるために、日々探究に勤しんでいます。
それはまるで、岩盤を鶴嘴で掘って削る作業を延々と繰り返すようなものです。
そんな途方もない作業の果てに、私たちのうちの何人かはとうとう答えを見つけ出すのですが、それと同時に気づいてしまうわけです。
「この問いには、まだまだ掘り深める余地が大きい」
そう頭によぎった瞬間のゾクゾク感は、あらゆる快感を超越する程のものだろうと、私には想像できます。
さらに、その瞬間に視野が大きく開けて、今まで考えもしなかったくらいに、自分の問いがカバーする範囲の広さも認識するでしょう。
こうなるともう、彼らは笑うしかありません。
自分が魅了された問いに、一心不乱に立ち向かったその先で、「あなたが立てた問いの答えを見つけ出すために残されたあなたの生涯は、あまりにも短い」と告げられるわけですから。
探究の果てにあるものは、ある意味で残酷かもしれません。
ただ一方で、自分の限界に気付いたことで、「では、どこまでで満足するか」「どうやって、次世代に引き継ぐか」など、新たな問いを得ることにもなりそうです。
するとそれは、「自分を執着から解放するキッカケを、探究という行為が与えてくれる」とも考えられるのではないでしょうか?
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※ LEGO®SERIOUS PLAY︎®ではこのように、専用のレゴブロックを使って作られた作品(=メタファー)にストーリーを添えていただきます。
ファシリテーターとしてのスキルアップを図るため、自分の作品をどういうストーリーに包むことができるかを毎日考えています。
ポイントは「完成した作品にストーリーを付けること」であり、「ストーリーに沿った作品を作ること」ではありません。
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