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【ランキング】健康のためにブリブリ回すのにちょうどいいもの ベスト3

日本人の平均寿命が男女共に80歳を超えている現代(男性:81.05歳、女性:87.09歳、厚生労働省調べ)。医療の画期的な発展によって、数十年前と比べると、飛躍的に日本人の平均寿命は長くなった。

平均寿命が伸びることでより長く生きられることはたいへん喜ばしいことであるけれど、せっかく長生きするのであれば、いつまでも健やかに人生を謳歌していたい。これはおそらくみなが願っていることであり、それだから鴨川ではおじさんやおばさんだけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんもウォーキングやランニングに勤しんでいる。ぼくが高校の時分によく遊びに行っていた地域の体育館の卓球コーナーには、いつもきまっておじいちゃんやおばあちゃんがいて、ひたすらラリーを続けていた。もしかしたら、数年経った今でもまだずっとラリーを続けているのかもしれないと思うほど、途切れることなく、一定のリズムで、ラリーを続けていた。

というように、ほとんどのヒトが自らの健康に気を配り、健康のためにスポーツや運動に取り組んでいる。そこで、今回は、健康のために何かをブリブリ振り回すなら何が最適かを考えて、ランキング形式で発表したいと思う。



【第3位】野球のバット
ぼくは幼い頃、泳ぐことがとても苦手だった。小学校4年生まで25mプールの端から端まで泳げたこともなく、夏休みはだいたい補習のために水着を持って、小学校に通い、時には逃げ出したりしていた。

あれは確か5年生の頃だった。当時、地域のソフトボールクラブに所属していたぼくは、(というより、熱心に応援してくれていた父が)夏休みを「体力強化月間」と定め、1日300回バットを振るという課題を設け、それを約1ヶ月間継続したところ、案の定ソフトボールの試合でのバッティング成績が上がった。それに、効果はそれだけでなく、夏休み明けの水泳の授業では、25mプールの端から端まで泳ぎ切ることができたのだ。やはり「継続は力なり」とはよく言ったもので、素振りという単調な行為でも毎日決めた回数を続けていれば、バッティングの技術が向上するだけでなく、多少なりとも筋力がつき、泳ぎの苦手も克服できるという、一石二鳥というわけだ。

ただ、ひとつ注意する点は、バットはスイングをするものであって、ブリブリ振り回すものではない。そんなことをしていると危ないし、警察の人に職務質問をされる可能性もある。



【第2位】ハンマー投げのハンマー
→室伏広治を見よ。



【第1位】DANBIRA
段平。ダンビラ。だんびらというのは、幅の広い刀のことをいう。らしい。

なぜ段平を振り回すのが健康に良いかというのはぼくもよくわからないけれど、向井秀徳が言うにはそうらしい。先日リリースされた、ZAZEN BOYSの「らんど」というアルバムの1曲目「DANBIRA」の中で、向井は「ダンビラ 振り回す 健康のために ブリブリ回す」と繰り返し叫んでいる。

たとえば、戦国時代の武士が、自らの命を、家族を、国を守るために段平をブリブリ回すのであれば、まだ話はわかりやすいが、向井秀徳が段平をブリブリ回しているのはわけがわからない。しかも健康のためであれば、もっと適したものがあるのではないかと思う。僕はこの曲を初めて聞いた時、「ダンビラ」という言葉を知らなかったから、向井は「ダンベル」のことを「ダンビラ」と言っているかと思った。「ポテトサラダ」のことを「ぽていとさらだ」なんて言うし、「冷凍都市」なんてよくわからないものも創り出す。「くしゃみ」のことを「くさめ」と言っているかもしれない。

けれどもダンビラは段平なのである。段平をブリブリ回すときは、周りをよくみて、細心の注意を払わねばならない。むやみに振り回していれば、道路標識やバス停の看板を破壊してしまい、器物損壊罪に問われることがある。さらに言えば、思わず通行人に段平が当たることもあり、そうすると傷害致死罪に問われる。


というように、モノをむやみやたらにブリブリ回すのは、健康法としてはあまり好ましくない。それよりも、鴨川を歩いたり走ったりする運動は迷惑もお金もかけず、手軽に健康になれるというわけだ。されど、どんなに健康なヒトでもいつかは人生を終える。そう。繰り返される諸行は無常なのである。

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