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心理相談室O-Live便り『不要不急について考える』

こんばんは、心理相談室O-Liveです。
O-Liveと書いて(オーライブ)と読みます。
O-Liveは困り事や悩んでいることについて、専門家に相談できる相談室です。福岡市中央区六本松にて対面カウンセリング、もしくは全国どこからでもオンラインカウンセリングを受けることができます。

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昨夜から今朝にかけて、全国各地で雪が降りましたね。
こちら福岡でも、市内こそ積りませんでしたが県南や山沿いの地域は積雪や路面凍結などで大混乱だったようです。雪に慣れていない地域ならではの混乱でしょうが、自然の脅威を感じる日々が続いています。
また、インフルエンザやコロナも流行っていますので、お家で過ごされている方も暖かくして過ごしてくださいね。

さて本日は、今日のような日に出てくる『不要不急』という言葉について考えていこうと思います。大雪や台風の日、緊急事態宣言下など、ここ数年で「不要不急の外出を控えてください」という言葉を聞く機会が増えたように感じます。

どうしても必要なこと、急ぐこと以外の予定は取りやめてお家で過ごしてください、という趣旨はもちろん理解できるのですが、どこからが不要で、どこまでが不急なのかと迷う場面もあるかと思います。
カウンセリングの中でも、これは今するべきなのだろうか、何をどう考えて決めたらいいのか、といったお話を聞くことがあります。

厳密に言えば、この手の線引きに明確な正解はないと思います。
何が必要で、急を要することなのかという感覚は人によって違うでしょうし、そのときの環境や状態によっても変化しうるものだからです。

例えば、今日のような悪天候の中で仕事に行くこと。
これはどう判断すれば良いのでしょうか。

急ぎの仕事があるからどうしても出勤したい、と言うのであればこれは必要な外出にあたるかもしれません。けれど、路面が凍結している中でノーマルタイヤの車で出勤しようとしたらどうなるでしょうか。
スリップを起こしたり、事故にあったり。そうでなくても渋滞に巻き込まれてしまって、職場に辿り着けないなんて可能性も考えられます。

こういったとき、まず最優先に考えていただきたいのは、命を守ることです。職種によってはそんなことを言っていられないかもしれませんが、今取ろうとしている行動によって、命の危険がないかどうか。そして、そのリスクをとってでも、外出しなければならないのか。
この観点から考えると考え方として、すごくシンプルになります。

身を危険に晒すことと天秤にかけてでも、必要であり、急を要することはそれほど多くないでしょう。ほとんどのことは、別の日に置き換えてもどうにかなるものばかりです。

災害が起こり、流行病が今もなお流行り続けている今こそ、こうした自分自身の命を守るという観点を大切にしていただきだいなと思います。


心理相談室O-Liveでは、心や体の不安についてのご相談も受け付けています。心と体は密接に繋がっており、体の不調が心の不調につながることも珍しくありません。

カウンセリングではカウンセラーが答えを出すのではなく、どう選択すればよいのか、ともに考えていくことができます。こんなことで相談してもいいのか、と迷われることでも構いません。
お気軽にご相談ください。

2023年12月より対面カウンセリングも受付開始いたしました!
福岡市中央区六本松にて実施していますので、ご希望の方は下記の予約フォームよりお申し込みください。
お申込後に、担当者よりメールにて日程調整の連絡をいたします。

新規60分 11,000円
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継続30分 5,500円


臨床心理士・公認心理師
有馬 佐知江

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