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CES2019 第4弾(完) 〜これからの時代を生きていくために〜

どうも。おーたきです。

CES2019 出張報告シリーズも第4弾となりますので、このあたりで締めたいと思います。
いつまでもそこで止まってるわけにはいきませんからね笑

さて、最終話は何にしようかなーと考えてみましたが、CESは、これからの世界を覗き見できる場所でもあるので、これからの生き方について考えてみたいと思います。


エウレカパークとは

最後に紹介しておきたいのはスタートアップひしめくエウレカパークです。

1000社近くのスタートアップが世界中から集結し、ドリームを手にするのはオレだ、私だとプレゼンする熱気はまるで、

高校野球のアルプススタンド

のようです。
うまい例えになっているかは不明ですが、1月の寒空の中に夏の甲子園のような熱気があるのです。
そこは同じ空気を吸っているだけでもワクワクしてくるような異様な場所なのです。


スタートアップのプロトタイプ

では、エウレカパークに集まるスタートアップはどういうものを展示しているのでしょうか?

それはスマートデバイスものが多いです。

スタートアップは概念実証を繰り返し、投資家に資金を提供されることによってどんどん事業を拡大していきます。
つまり、大量生産品などではなくプロトタイピングされたよに出る前の製品およびサービスを展示してすぐにでも商談しようと必死なのです。

という背景から大型のものより身の回りのスマート化に着手することがどうしても多くなってきます。(というのが私の見解です)

今年も本当にたくさんのスマートデバイスが展示されていました。
面白いものをいくつか紹介したいと思います。

まずこちら!スマートシャワーです。

シャワーで使った水の量や漏れ量などをリアルタイムで見ることができ、節水しましょうというもの。
きれいな水の恩恵を受けれない人々に少しでもきれいな水を届けたいというミッションのもと、このプロダクトを世界に広めようとしています。

一見、節水につながるなー!で終わりそうなのですが、これはもっとすごい可能性を秘めていると思います。

例えば、出かける前に必ずシャワーを浴びる人たちにとっては、シャワーがトリガーとなり、家の中の様々なスマートデバイスとリンクさせることができます。
スマート冷蔵庫、スマートクローゼットあるいは車に至るまで、出かける前の準備がシャワーを浴びることのみに変わってしまうような状態まで持っていけるかもしれません。

仮に顔を登録しておけば、

あなたの毛量にしてはシャワーが長すぎますよ!

なんて言ってくるシャワーが現れるかもしれませんね!笑


続いて、スマートおむつです。

スマートおむつというより、おむつセンサーと言うべきですかね?
おむつの中身をセンサーが教えてくれるスマートデバイスになります。

私は子育て経験がないのでなんとも言いづらいのですが、赤ちゃんは泣いて知らせてくれるので
そこまで必要かな?
と最初は思いました。

おそらく、中身を確認する手間を省いたりおむつを無駄にしてしまうことをなくしていけると言うことだと思います。

これからの時代を考えても介護の方で役に立つことの方が多くなりそうですね。

そしてこちらも、スマートシャワー同様に色々なデバイスと組み合わせることによって可能性は無限大になります!


では、そのつながりで膀胱センサーを紹介します。

こちらは日本のスタートアップが開発した、超音波で膀胱の動きをつかみ、排泄を予測するデバイスです。

その名もDFree

DFreeのDはダイパー(おむつ)のことで、これがあればおむつはいらないというメッセージです。

こちらは主に尿もれに悩む方や介護の現場で役に立つデバイスなのではないでしょうか?


CESの会場ではこのように、おむつをスマートにするのか、スマートな生活にすればおむつはいらないのかという

ニワトリが先か卵が先か

的な議論があちこちで繰り広げられているのです。言いかえれば、議論を生まない製品に将来はないのです。


スマートデバイスはアイディア勝負

前述しました通り、1000社近くのスタートアップが競い合うように展示しているエウレカパークですが、この会場を回っていると身の回りで取れないデータなんてほとんどないのだなと気づきます。

流体であれば使う量や頻度、流速、粘度なんかも取れますし、温度や重さ、体の中であってもデータを取ることができるのです。

デジタルとリアルが常にデータによってお互いフィードバックし合うsociety5.0はすぐそこまできています。

一方で、そういったテクノロジーに恐怖心を抱く、テクノフォビアも増えると思います。
実際アメリカでスマートデバイスをフルに活用したスマートライフを送る人たち(スマートライファー)はまだ6%程度しかいないそうです。

この先どういう未来がくるのかは不透明ですが、何をスマートにし、どんな困りごとを解決するのかはアイディア勝負になってきます。

全く新しいことを考える必要はなく、身の回りをアップデートしていくことを考えればいいのです。

そして、重要なのは人です。
人にとことん寄り添うことです。
アイディアを振り絞り世の中(人)に問題提起して、解決できる人が
これからの時代を担っていくはずです。

私自身もそういう刺激をビシバシ受けて日本に帰ってきました。
これからの日本は人口も減少して高齢化して大変な時期を迎えると思います。

逆境だからこそ知恵を振りしぼって乗り越えていきましょう!


CESから学んだこと

4回にわたって書いてきましたが、CESという場所は本当に学びが多く、日本で働く皆さんにも是非経験してもらいたい場所です。

これらの記事を見つけて読んだ人たちの中から1人でも行ってみようと思ってくれる人が出てくれたら嬉しく思います。

1度参加すれば世の中の見え方が少し変わるかもしれません。

お伝えしたいことは本当にまだまだたくさんあるのですが、次に進みたいのでここで終わりとさせていただきます。

偉そうなことを言ってますが、私もまだまだど素人です。世の中には知らないことがたくさんあります。
Google で調べれば出てくるようなことだけではなく、個人が考えたことや思ったことを伝えられるよう、これからも発信していきたいと思います。

そして、noteにはそういう同志がたくさんいると思うので共有し合って高め合っていきたいと思います。

これからもよろしくお願いします。
読んでくれてありがとうございました。


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