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【シリーズ読書感想】空ろの箱と零のマリア

 さて、今回のシリーズはこちら。

 願いを叶える「箱」。

 「箱」は望みを完璧に叶える。

 ゆえに、「現実には叶うわけがない」という思いも織り込み、歪んだ形で願いは出現してしまう。

 人の願いを叶えたいと願った少女は、不完全になってしまった「箱」を完成させるべく、新たな「箱」を追い求める。

 他人の「箱」の中で出会った、日常を強く求める少年。

 彼女と、彼が、迎える結末はーー

 というストーリーになっています。

 最初からもうね、独特



ループものを探していたら見つけました

 ライトノベルオンリーの単巻感想を始めました。
 第一弾は、「Vtuber」ものを5冊つめたこちら。

 で、第二弾はどうしようかなーと。
 ボーイミーツガールとか、アクションとか、そんな縛りじゃ面白くない。

 で、次はループものに決めました。

 そういうわけで、手に取ったシリーズです。

 いや、まぁ、ループもの記事を出すために読んだだけで、
1巻だけで終わるつもりだった

それが、独特!!

 面白い!!

 これは、もう、全部読むしかない!!

 と、一気読み!!

 電撃文庫のKindle Unlimited対象は全てチェックしているはずですが、
 この時代のラノベの表紙としてありきたりなのでスルーしていたみたいです。

 これまでのルーティン以外の切り口で、読む本を探してみると発見があ里ますね。

面白かったし、泣いたし、ラストはちゃんとハッピーエンド!!

 好きです、このシリーズ!!



1巻ごとのギミックが面白い!!

 1巻はループ。

 そして2巻は……3巻は……と違うギミックが展開します。

 「次巻はどんなギミックなんだろう……?」
 「あれが来るんじゃないか、これが来るんじゃないか」

 と、想像しながら読んでもらいたいので、ネタバレは避けます


想像できない。だから、ブッ刺さる。

 展開が、想像できない。

 予想してみるけど、裏切られる。

 100%わかる展開なんて、面白くない。

 そういう展開にするのか! というのが面白い。

 言葉遊びや、会話も、ちょっと考えてようやく理解できる。
 スッと読めるんじゃなくて、引っ掛かりがたくさんできてようやく理解する。

 シンクロ率75%くらい。
 徐々に上がっていきます! 局所により90%に増大!

 そんな、作家さんとの距離感がいい。

 だから、ブッ刺さる。



ツライ、でも、止まらない!!

 結構というか、かなり辛い展開が続きます。

 主人公は毎回毎回追い詰められるし。

 有利を取れたと思っても……というジェットコースター展開が続きます。

読むのに、かなり体力がいるシリーズです。

 でもね、読むの止まらなかった。

 次はどうなるんだーと、読み終わったら即次巻を開いていました。

 よいシリーズに久々に出会いましたね。
 「いい読書をさせていただきました……感謝……」と。
こういう出会いがあるから、読書はやめられません。

 それでは、また。

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