選挙の雰囲気づくり難アリ。


選挙の結果、あまり変わらずという。

全体として目に見えるわかりやすい

変化とまではいかなかった印象。


もっと投票率が上がるとか

自民がもっと負けるとか

期待してた人も多いんではないか。


ワタクシもホントに今回は

みんなが投票すれば変わると

思っていたけど、結果は。


何で行かないのか?

という視点で掘り下げて

考えてみようかと。


勝手なイメージですが

いわゆる意識高い系の人らは

張り切って、やる気に満ちていた。


年寄りは意識高いもクソもなく

何度も体験してきたことなので

行くことに慣れてしまっている。


投票権がはく奪されない限り、

カラダが動く限りは行くでしょう。


他の人は行くべきだという雰囲気が

逆にイヤで、行きづらかったという人も

多かったのではないか。


オトナになってから知らない空間

かしこまった場所に出ていく

というのは案外、勇気がいるもの。


仕事ではなく強制でもないから

自分の意思で行く行かないが決まる。

だから仕事のように

人は動いてくれない。


仕事だからという理由は人間を

不思議な力で動かしてくれるんです。

仕事を離れてする、意識ギャップは

日本人は特に大きいかもしれない。


疑問に思う人らは関西の人がいう

「かしこ」な連中なわけで(笑)

むかしからそういうポジションにいて

行為に違和感がなかった人が多いんです。


もしかしたら大卒だとか高卒だとか

気にしなくてもいいと上は思っても

下は気にしてるんだよ、みたいな感覚。


自分は気にしていなくても

相手が気にしてしまう感覚ですね。


マジメなエリート感覚の強さがある人

そういう人たちが多くいそうな空間に

ちょっと引け目を感じたりもする。

だから逆にバカにして敬遠してしまう。


マジメじゃなかった人もたくさんいる。

やっぱりそれがリアルなんだよなぁと。


政治をちゃんと勉強してからとか

そういう雰囲気もそうでしょ?

そんなの要らないのに(笑)


10代や20代に限らずで

むしろ中年以降の世代のほうが

こじらせてしまっている人が多い。


その層だけでも投票しやすい

環境の改善や心理的開放がされると

5パーは変わるんじゃないですか?


数字がすべてじゃないでしょうけど

組織票や定番商品ばかり買うような

人だけでは動いていかないのも現実。


初めての人や敬遠する人たちが

自然に参加できる雰囲気がない。


でもそこまで考えてられないよって

カシコ人は言うんでしょうね。


勉強のできる子のグループに

そうでもない子は入って行きづらい。

子どものころでもそうですから。

オトナになるともっとこじれる。


行きたい気持ちはあるけど

いまさら初めての場所で

ストレスを感じつつ

ちょっと見らてれるのも

恥ずかしくてイヤだ

という人もいるだろう。


日本というお国柄なのか

ふざけられない雰囲気を

ガチガチにつくるでしょ?


不正がないか、間違いがないか

異常に気にして、ちょっとの静寂で

緊張感ある雰囲気が出てしまう。


だからこそ、期間や場所を

当日に制限せずにいろんな場所に

投票しやすい環境をつくる。

その必要があるんですよ。


十分やってるじゃないか?

なんで来ないんだ?

こっちは責任果たしてるし。

ってカシコは思うんです。


入りづらいお店とかあるでしょ?

ホントは行ってみたいところとか。


そこに客側が行きたくなるように

動かすにはどう動機付けしたらいい?


私たちはちゃんと準備してますから

いつでも来てください、だけでは

お店は絶対に繁盛しないでしょ?

カシコの言い分はこれと同じです。


なんらかの工夫が必要なんです。

心が動く仕掛けがないと。

カシコや年寄りは既にお店の常連。

慣れてしまっているんでね(笑)


よく考えたら政治や行政なども

こっちは準備できてるからあとは

皆さんが来ればいいじゃないかと。


そのちょっと突き放し気味の

スタンスは共通しているんですよ。


期日前投票が始まったその日から

最終日までの期間すべてが投票日。


だが期日前投票の場所も十分でない。

期間も短いし、この時代に逆に

アナログすぎて意識が合わない。


だからといって当日だとご近所の

決まった場所に行きたくないとか

顔合わせたくないとか、年取った姿

みせたくないとか。


んじゃもう、いいや。

行かないってなる。


昔の日本と違って、ご近所意識に

壁をつくってしまった現代人は

ちょっと見られるのも嫌うのでは?


デジタルな時代にアナログの良さ

という感じの話じゃなくて

デジタルな時代にアナログの悪さ

これが出ているのが選挙です。


少なくとも55パーセント程度では

ホントの民意ではないんですよ。


カシコにホームアドバンテージが

明らかにある試合みたいなもんで。


あとは、ケツ叩かれて行くような

ものでもないと思っている世代が

ほとんどになっているからでしょう。


行かない人の親世代もあまり怒らない。

親自身は行くけど、行かない子を怒らない。


あるいは親世代と離れて暮らすため

行かない子を怒ることもできないで

そのうち何十年も経ってしまったような

社会環境の要因もあるでしょう。


怒らないということが

政治やそのしくみに対して

あきらめから、無関心に

発展させてしまったんです。


つまりなんらかの要因が

複雑に絡み合って無関心層が

生まれていき、容易に動かせずに

投票率に反映されている状態。


この点をもう少し議論して

投票しやすい環境をつくらないと

投票率は上がっていかない。


自分たちがちゃんとやってるから

来てくれる、来てくれたらいいだけ。

そういう意識がどこかにあるから

変わっていかないんですよね。


政治家は投票しやすい環境を

あえてつくらせずに選挙をしてる。

その雰囲気を利用して仕掛けてるし。


結局、熱心な組織票中心で盤石な

その世界観をつくりあげてしまう。


政治パフォーマンスしとけば。

イメージさえ崩さなければ。

逆転されることもあまりない世界。


よくよく考えると恐ろしいなぁ。

意地クソ悪い世界でゾッとする(笑)


いろんな利権が絡んでいたりして

オトナがずっとそうやっていると

下の世代や子供も選民意識高めな人は

同じように育っていくんでしょう。


全部の世代、全部の人に

お客さんとして来てもらうのは

不可能なんですけどね。


でもそれを逆に利用されて

覆せない世界観をつくられてしまった。

頭のいい連中がやりそうなことです。


サービスの視点で選挙の意識や視点が

変わらないと、これ以上カシコ以外は

ついてこないのかもしれない。


意外とみんな議論していない

こういうところがカギのような

気がしますね。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?