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茶道に出会ったきっかけ(思い出話)

高校までは緑茶派

 大学時代の最初のバイト先が、喫茶店でした。喫茶店なのでコーヒーの淹れ方から教えてもらうのですが、高校時代まではインスタントコーヒーも含めてコーヒーすら飲んだことがなく、専ら緑茶(夏は冷たい麦茶)でした。
 高校時代は硬式テニス部で、体に良いものを飲むんだと自分に言い聞かせていたので、炭酸ドリンクやジュースの類には手をのばしていなかったですね。
 その結果、普段からお茶だったんです。

大学時代から珈琲党に

 で、上の書き出しの通り、大学時代に喫茶店でアルバイトをすることになりました。なぜ喫茶店を選んだのか?全然覚えてないのですが、多分喫茶店の隣が書店で、書店のほうによく通っていたので、アルバイト求人の張り紙でもみたのかもしれません。
 ペーパーフィルターの折り方からお湯の温度、注ぎ方…一通り教わりましたね。印象的だったのは、「コーヒーカップの取っ手は、飲む人のことを考えて利き手の右側にすること。お店のロゴも取っ手を右にしたときにお客さんの正面にくるようになっているから。」と教わったことです。

なるほどね~~~~~!!

 最初のうちはコーヒーカップの取っ手の向きとか考えたことなんてなかったですね。
 茶道を習う中で茶わんの正面を意識することを最初のうちに教わりました。そのときに、コーヒーカップのことが頭をよぎりましたね。お茶もコーヒーも似ているところはあるようです。
 ただね。。。自分の場合は右利きですが、コーヒーカップは左手で持つんですよ。だから、取っ手は左側に来てほしいんです。自分がお客さんでコーヒーをオーダーしたときに取っ手が右側にくることが多いので、飲むときはカップを180度まわしてから飲んでいます。(笑)

社会人からはがっつりカフェイン中毒!?

 コーヒーが好きで飲むようになると、ペーパーフィルターで淹れたコーヒーが何となく物足りなくなったんです。それで、当時働いていた会社で働いていた後輩がスターバックスでアルバイトをしていたという話題から、「ペーパーフィルター以外でコーヒーを入れたらいい」と教えてもらいました。それ以降ソロフィルター、現在はコーヒープレスと、がっつりパンチのきいたコーヒーにハマって○十年を過ごすこととなります。

ようやく本題?茶道と出会う

 今の職場にきて、2021年の話です。職場の方が定年退職することになり、その方から呼び出しを受けました。はて、なんじゃ?と思い、伺ったところ…

職場に茶道室があるんだけど、その管理等を引き継いでほしい

 そんな依頼を受けたんですね。茶道の練習場があることは知ってましたが、入ったことはなかったんです。しかも外部の茶道の先生(裏千家)にきてもらい、不定期に職場内で茶道教室をしていたなんてことも、そのときに初めて知ったことでして。
 「いや、茶道とか全然知らないですよ?」と一旦は断ったのですが、「落合淳弥さんのことを信頼しているから、託したい。別に茶道のことを知らなくてもいい」ということで、押し切られてしまい、茶道の先生と顔合わせすることとなりました。

もう、お気づきですよね(笑)

 このとき、茶道の先生とお話するときに「別にお稽古に参加しなくてもいいのよ」という話だったのですが、「管理する以上、自分も参加させてもらいます」と話したのが、ターニングポイント。(笑)
 元来真面目な性格ですから(自分で言うか)、真面目に稽古に参加していたら、「あなた、一生懸命にやってくれるわねえ。せっかくだからひとつくらい許状とれるところまでやってみたら?」と持ち上げられ、「そういうことなら、、、」となったんですね。いやあ、自分の意思で出会った茶道ではないんですが、たまたま出会ったものに一生懸命に向き合っていたら、運命的な出会いになっていった…のかな?と思っています。

出会いから本格的な関わり

 職場で稽古に参加していく中で、先生に「職場の茶道室は簡易的なものだから、家でよければ茶室でどんな感じでお茶を点てるのか、見学に来てみませんか?」とお誘いを受けまして、お茶事の一端を経験させていただきました。
 その後、職場での稽古だけではなく、先生のご自宅で稽古をさせていただくようになりました。ご自宅に伺ったのが2021年の秋、ちょうど炉開きのタイミングでした。ちょこちょこっと勤務時間中に職場で稽古に参加していた状態から、勤務時間外にしっかり稽古させていただく分岐点ですね。
 そこから1年くらい基本的な練習を続けまして、2023年を迎えます。

「許状申請してみましょうか」、、、え!?

 2023年2月に「1年くらいしっかり稽古を受けてきたし、上のお点前もやってみない?そのためには許状を受けないといけないんだけど」というお誘いがあり、初級・中級の一括申請をしていただくことになりました。
 それで、5月末くらいですかね。初級と中級の許状をいただきまして、あわせて中級許状許可証の交付を受けて、現在に至るという段階です。
 裏千家に関わる皆様はご存じかと思いますが、自分はまだ中級段階なので、茶道裏千家淡交会の正会員ではありません。上級以上だそうなので、上級の許状申請をしてから…となります。

何を、どこを目指すのか?

 正直なところ、結構歳を重ねてからの茶道入門なので、教室を構えてお弟子さんを取って~のようなことは考えていません。そもそも、点前の所作はできても、空間プロデュース能力(茶道具の取り合わせとか諸々)は、全然身についてないのですよ。つまり、O・MO・TE・NA・SHI の精神と実践には程遠く。
 まずは、茶道を通して自分自身を見つめ直す、自己修養の機会ですね。

点前のテクニックだけではなく、知識も。

 稽古の中で先生に色々と教えていただく中で、やはり知識がないと話にならないのですよね。茶道具の問答のやりとりを教えていただく中で、お茶の歴史、茶道具のあれこれ、文化、禅等を知らないと、問答にならないことに気づかされるわけで。茶道は、まさに総合芸術の極致。一つ知ると十の未知の世界が広がる、泥沼状態。(苦笑)
 そのために、茶道文化検定にもチャレンジすることにしました。4級と3級のテキストをひらすら読み、マーカーで線を引き、繰り返してとりあえず、2023年の夏に4級、3級を連続受験して合格することができました♪
 というか、テキスト薄いのに4級はともかく3級は「え!?え!?」ってなるのは、自分だけではないはず。お茶会とか参加していないとピンとこないよね。。。初心者レベルで3級は厳しい。
 2級、1級とありますが、購入したテキストは急に分厚くなるし、一気に自信が削がれますね。今年2級チャレンジできるかな?どうかな~。

まとめ

 えーと。とりあえず、自己紹介の延長線上(笑)ですね。
 読み返してみたら、茶道に出会う前はほぼ茶道に関係ない話だったりするのはここだけの話です。駄文すぎる。。。
 自分から求めて茶道と出会ったわけではなく、流れに任せてみたら茶道に出会えたんですよね。で、その出会いがそのまま流れて通り過ぎたわけではなく、ちょっと頑張ってみたら、それが新しい道になってきているかもしれない。そんな感じ。自分の場合はそれがたまたま茶道だったわけですが、もしかしたらダンスやゴルフや別の何かかもしれないし。人それぞれの出会いがあると思うので、それを大事にしてください。

2024.3.7 落合淳弥【虚無】

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