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【考察してみた①】白米の食べ方と血糖値の関係!from ロカボ実験室

皆さん、食事と血糖値の関係って気になりますよね?

そんなデータを身を以て取られてる方がいらっしゃいます。

それが、ロカボ実験室の米森先生です。

今回は米森先生の実験結果を考察したいと思います。

白米の食べ方と血糖値のグラフ

ご飯と血糖値の関係

良い具合に差が出ていますね!
ではその差が何に起因するのか考察していきたいと思います!

1.白米だけの場合

これが基となるデータですね!
食べ始めてから1時間で最大血糖値に達しています。
その数値は168で、2時間半で最低値を更新していますね。
これは、白米を食べ始めてから、インスリンが分泌をされて、
それがやっと追い付いて、血糖値が下がってくるまでに、
米森さんの体内では1時間が必要だということが読み取れます。


そして、特筆すべきは、2時間半後の血糖値ですね!
インスリンが必要以上に分泌されてしまったために、
血糖値の下がる勢いが強すぎるのであろうと推察されます。
食後低血糖で、眠気が出る理由とされていますね。
この後、糖新生でリカバリーをするのでしょうが、
インスリンが無駄になっていると考えられます。
糖新生で血糖値が上がりすぎても、インスリンは分泌されるはずなので。
これがインスリン抵抗性の原因となるのでしょうね。

2.白米ともやしの場合

これは、白米だけの時と血糖値の上昇が同じように始まりますが、
だんだんと緩やかになっているのが分かります。
これは、もやしの存在がでんぷんの分解を遅くしているか、
でんぷんが分解された糖の吸収を遅くしていると考えられます。

立ち上がりのスピードから考えると、
糖の吸収を遅くしていると考えられますかね。
最大値までの時間は同じ1時間ですね。

特筆すべきは最大血糖値の抑制と、3時間後の血糖値ですね。

インスリンの観点からすると、無駄がなく、
このグラフだけでは読み取りにくいですが、血糖値も下げすぎておらず、
インスリン抵抗性とは縁遠そうです。

3.サラダ(千切りキャベツ)+白米の場合

これは、最初のサラダが血糖値を
全く上げていないことが良く分かりますね!
白米だけの時と比べると、明らかに血糖値の上昇が緩やかです。

これは、サラダであらかじめインスリンが誘導されていて、
そこに白米が来るけれど、白米の血糖値の上昇を、
先に出ていたインスリンがうまく抑えこんでいることが伺えます。
最大血糖値も138と抑えられていますね!
そして3時間後の血糖値が下がりすぎていないことから、
インスリンの過剰分泌もないと推測されます!

4.バター(12g)ライス

これは面白い結果です!
見事に糖の吸収が遅くなっています。
最大血糖値は141です!

これはバターのおかげかと考えていたのですが、
米森先生の他のデータである、
パン+バターとパン+古いオリーブオイルの結果と、
相関が無かったのです・・・

何が違うのだろうかと考えてみました。

あっ、炒めてる・・・

おそらく、バターでお米を炒めることで、
米の表面が変化をして、膵臓から分泌されるアミラーゼの分解を、
邪魔しているんだと考えられます。
最高値は141ながらも、その後はゆっくり低下しているので、
おそらくインスリンの過剰分泌もなく、
素晴らしいでんぷん質の摂取の仕方の一つだと考えられます。

ただ、バター12g分のカロリー(89kcal)が乗っかっているので、
高脂血症の観点からは注意が必要です。
高脂血症の原因は、過剰なエネルギー摂取なので!

5.まとめ

白米単体だと、血糖値が急上昇し、その後インスリンの過剰分泌により、
血糖値が急激に下がることがグラフからうかがえましたね。

これを繰り返していると、糖尿病になるというメカニズムですね。

その確率を下げる手段としては、米森先生が実践されていた、
もやしと一緒に食べることや、サラダを先に食べることが、
有効であることが示されました。

バターライスについては、もっと考察する必要を感じますが、
白米をそのまま食べるより、糖尿病から少し遠ざかることができる
印象があります。ただ高脂血症のリスクを忘れてはいけません。

いずれにせよ、米森先生の身を持った実験結果で、
糖尿病リスクが高まる、また下がる食事の
イメージを持つことができたのではないかと思います。

データを提供してくださった、
ロカボ実験室 米森先生に改めて感謝いたします。

また、分からないことや、聞きたいことがありましたら、
気軽にコメントしてください!

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