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#823 変化に強い仕事力づくり。こんな小さな一歩からでいい!

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週も金曜日がやってまいりました。
一週間、あっという間ですね。
私は今週、月曜日と火曜日に御殿場にかっこよく言うとワーケーション、仕事で社外で一緒に事業を作っていくパートナーとミーティングをするという機会を作らせていただきまして、久しぶりに泊まりで仕事の遠出をする機会に恵まれまして、なおさら一週間があっという間でした。

4月の90分腹落ちオンラインライブの一人楽屋裏放送

今日の放送は、今週火曜日に開催をさせていただいた、毎月恒例の90分腹落ちオンラインライブの振り返り楽屋裏放送をさせていただこうと思います。
いつもだったら、おなじみ沢渡あまねさんとか、今月開催の90分腹落ちオンラインセミナーは通称「かなぶんさん」michinaru横山佳菜子さんもゲストで来ていただいてたので、ここで3人でワイガヤをするところなのですが、楽しみにしてくださっていた方、すみません。
今回は、私一人での楽屋裏放送、ひとり振り返りになっております。
オンラインライブに御殿場から参加をさせていただいたのですが、異動のからみで3人で楽屋裏放送をイベント後に収録することができなかったという背景から、今回はひとり楽屋裏放送の配信となることをご容赦ください。

当日イベントにご参加くださった方、本当にありがとうございます。
そして、参加できなかった方も、今回の放送単体でも楽しんでいただけるように配信をさせていただきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

まず、今月4月の90分腹落ちオンラインライブのテーマは、『どうつくる?「両利きの組織」~攻めも守りも両立できるチームのつくり方~』でした。
「両利き」というキーワードを使わせていただきましたが、皆さん、毎日両利きの試行錯誤をしていますか?
「両利き経営」みたいな有名なキーワードがありますので、経営レベルでいくと、既存の事業の深掘りと、未知の新規事業の探求と、この両方を回すような意味合いでも使われますし、でもこれだと私たちから遠いじゃないです。
例えば、チームの中でも、今、大事なこと。今期の事業目標を達成するとか、短期の成果にきちんと集中して出しきる。こんな感じの、今、大事なことに時間を使いながら、一方で、これからの種まき、例えば、来期以降に芽吹かせるための種をまいておかなきゃいけないとか、中長期で必要なことに時間を割く、これを同じ一日の中でとか、同じ一カ月の中で、比率は個人差はあれ、両方をやらなきゃいけないよね。
こういう環境は、あるあるですよね。

さらに、個人の観点でも、両利きというキーワードってかなり身近だと思うのですが、今、この環境でこの場所で、必要なスキルとか経験ってあるじゃないですか。
今、担っている役割を着実に前に進めるために必要なスキルや経験を身につけるとか磨くのはもちろん大事なのですが、一方で、これから欲しいであろう能力やスキルを身につけるためにトライしていくことも、リスキリングみたいな文脈の中でやっぱり必要だよなとか、あとキャリアの持続可能性を広げるためには、今、できることじゃなくて、新しい自分の可能性も探求しなきゃいけないよな、これを私の一日とか、私の一年の中で、どういうふうに時間を分配してやっていこう?
こういった個人のキャリア的な観点でも、両利きって結構キーワードかなと思います。

こんな両利きを取り上げて、ワイガヤをしたのが、今回の90分腹落ちオンラインライブでした。
沢渡さんとかなぶんさんのトークが、めちゃくちゃおもしろかったんですよね。
私はファシリをしながら、ホワイトボードに二人のトークを書いていて、純粋に楽しくて、参加者の皆さんとも本当に良い時間を過ごせたなと思うのですが、その中で気付きはたくさんあるのですが、今日の一人楽屋裏放送は、ここかなというところに絞りつつ、話をしたいなと思います。

変えることって、頭でわかっていても面倒なもの

今、両利きの話をしましたよね。
これって頭で「うんうん、そうだよね、必要だよね」と分かっていても、めっちゃ難しくないですか。
頭で必要だと理解することと、実際に体だとか、時間をそうやって配分することって、結構ギャップがあるというか、めっちゃ難しいんですよね。
だって、目先のことの引力ってめっちゃすごいじゃないですか。
例えば、家庭の中でも、今日、今、やらなくてはいけない家事がある。1秒も待ってくれない子どものお世話がある。
とにかくこれをやりこなす必要があるということに、時間とエネルギーを注ぎながら、一年後のこととか、3年後に必要なことに目を向けたり、そこに時間を使うのって、まあ難しいですよね。
なぜならば、目先のことの引力がものすごいので。
これは、家庭だけじゃなくて、職場でも同じように言えると思いますし、私も含めて、人って具体的に見えているもののほうが圧倒的に安心感があるんですよね。
その対極で、やり足りていないこととか、経験がないことというのは、結構不安が大きくなる。
なので当然ながら、より安心感のあるほうにとどまりたいとか、そっちに目を注ぎたい。
これは、普通のことですよね。

さらに、個人もチームも当然ながら、今、やっていることに最適化されているじゃないですか。
スキルも、今、やっていることで成果が出せるようなスキルを身につけてきたわけだし、仕組みや評価も、今、やっていることで成果を出す人をちゃんと評価できるようになっているし、その中での仕事のやり方とか、頭の使い方も、今、やっていることに最適化されてるので、それを変えるとなると、めちゃくちゃ大変
それに輪をかけて、これから必要なことって正解もないし、すぐに成果も見えないんですよね。
それがしんどいし、超面倒くさい。
これが、頭で分かっていても難しいメカニズムじゃないかなと思います。

例えば、今は夕飯を食べた直後だとするじゃないですか。
おなかがいっぱいだなと思っているときに、じゃあ、明日の夕飯を考えようとか、明日の夕飯のために立ち上がって支度をするとか、ちょっと無理ですよね。
それと同じことだなって思います。
でも一方で、頭では必要だと分かっている。
なぜならば、環境が変わっていくから。
働くビジネスパーソンとして、私たちのキャリアを取り巻く環境も変わっていくし、会社や組織で仕事をしたり、事業を前に回そうと思っても、事業環境だとか、周辺環境そのものが劇的に変わっていく中で、その変化に適応するためにも必要だと分かっているでも難しい
こういう状況ですよね。

こんな小さな一歩からでいい!

オンラインライブの中でも、この前提の中で、じゃあ、何からどう進めていくのかという話を、ワイガヤをさせていただいて大収穫だったんですが、その中で今日は一つだけを言うと、いきなりシフトするって、誰にとっても、どのチームにとっても、結構難しいと思うんですよね。
じゃあ、何から変えるの?何からだんだんに変化に適応させていくの?というところでいくと、コミュニケーションの仕方、やっていることが目先のことだったり、短期的に必要なことだったとしても、コミュニケーションの仕方を変えていく。コミュニケーションの仕方を変えていくことで、いざ不確実なものに取り組むとか、中長期的なトライを繰り返していく時に、そっちに適応できるような土壌を作っていく。
これは、今日からでもできるなって思いました。

やり方が決まっている仕事と、やったことがない仕事を前に進めるケースで、コミュニケーションの仕方って変わるんですよね。
やり方が決まっている仕事で必要なコミュニケーションは、どっちかというと、報連相だったり、勝ちパターンが決まっているので、決めて、おろす。
みんなが分かっているので、ある程度察しながら、さくさく仕事を進めていくことが重要だと思うのですが、やったことがないことを前に進めようと思うと、誰も答えを持っていないわけなので、そもそも見えないものをちゃんと言語化して、対話していくことが大事になってくるなと思います。

対話も、難しくとらえない。
対話って何かというと、情報の伝達ではなくて、意味とか意義とか背景とか感情とか、こういったものを伝え合って聞き合う。
これがすなわち対話だとしたら、例えば、今月の目標は100万円です。こういった情報伝達において、普通だったら、「今月の目標は100万円です。」「はい、分かりました。100万円ですね。」これで終わるところを、これを対話に変えるとどうなるかというと、Aさんは、「今月の目標は100万円だって。私たちにとってはめっちゃチャレンジングな目標だよね。」と、背景を語る。
でも、Bさんは、「今月の目標は100万円なんだ。めっちゃチョロくない?私たちだったら、両目をつぶってもできるよね。」と、とらえる。
100万円の情報伝達ではなくて、同じ情報を見ながら、何を思って、何を感じているか、これを言葉にして交換することを日々の習慣にしていくと、私は未知のことに体を少しずつ慣らしていくとか、未知のことを前に進められるコミュニケーションの土壌を作っていくということができるんじゃないかなと思っています。

ということで、今回の楽屋放送の一つの提案は、新しいことにチャレンジする、しない、その前に、今、やっていることの中でも、気持ちを伝えるとか、自分が感じている意味だとか意義を言葉にしてみる。
これをちょっと取り入れてみませんか?と提案したいなと思っています。
 
両利きという壮大なテーマから、ずいぶん手前に落ちたなと感じるかもしれないですけれども、私はそれが必要だと思っていて、大きなシフトチェンジって、やっぱり足がすくむんですよね。
しんどいし、面倒くさい。
それは、手前で必要なスキルや経験とか慣れと、その先に必要なスキルや経験と慣れが、やっぱり圧倒的に違うので。
大きな変化に飛び込む勇気ももちろん大事ですけれども、今、やっていることにちょっと変化を加えてみる
今、やっていることの中で、少しずつ移行の免疫を作っていく
もっともっと手前に寄せた、小さな小さな段階的習慣づくりって、まだまだ工夫できるところがあるんじゃないかなと思っていまして、そのキーワードは、コミュニケーションを報連相や決めておろすコミュニケーションから、言語化して対話するに変えることなんじゃないかな。
他にもいろんな着眼点があるかもしれないけれども、今の日常の中で、ちょっと習慣を変えながら、変化に適した体作りをしていく
そんなことができるといいんじゃないかなと思いながら、今日のひとり楽屋裏放送を考えさせていただきました。

情報伝達じゃなくて、「それはうれしいな」とか、「それはワクワクするな」「それ、私にとってはこういう意味があるんだよね」「あなたにとっての意味って何?なんでそれが好きなの?」こういった対話的コミュニケーションを増やしていく
意味とか意義とか背景を言語化することに慣れていく

これは、たぶん今日からできると思いますので、みんなで実践していきましょう。
既存の仕事も、もしかしたらずいぶん景色が違って見えてくるかもしれないなと思います。

ということで、最後までお聴きいただきありがとうございます。

次回の90分腹落ちオンラインセミナーは、周囲を巻き込みながらやり方や関係性を変えたいと考える人必見!

次回の90分腹落ちオンラインライブは、5月開催になりますので、5月の企画の情報もぜひ受け取ってください。
5月は何をやるかですが、今回は、チームの雰囲気だとか、仕事のやり方だとか、コミュニケーションだとか、関係性を、もっと良い景色に変えていきたいなとか、自分にも何かできることがないだろうかと考えている方、必見でございます。
テーマは、『「変化に対応できる強い組織」を目指す三井住友海上火災保険の挑戦〜組織カルチャー変革に取り組む人事のリアル~』ということで、5月は事例の深掘り回になります。
すごいかっこいいキーワードを並べてはあるのですが、皆さんに着目していただきたいところは、最後の「人事のリアル」というところですね。人事じゃなくてもいいです。
なんか環境を変えていきたいなとか、あっちに行きたい。その方向に仲間を巻き込んでいきたいな。自分にどんなふうな取り組み方や巻き込み方ができるかなって思っている方、本当にいろんな立場から来てほしいなと思います。
なぜならば、今回は社名も入っていますが、三井住友海上火災保険の人事の永井さんという方にゲストでお越しいただくのですが、スーパー成功事例ではなくて、自分たちが現場でいろいろ模索したり考えたり工夫しながら、どんなトライを繰り返してきたかな、そこにどんな難しさがあって、一方で、どんな変化の可能性が見えたかな。
こういった、私たちが本当に聞きたいリアルの部分をオープンにお話しいただく会になっていますので、もしも皆さんが考えている対象が、100人の組織であっても、5人のチームであっても、周りを巻き込んでいけないかな?とか、ちょっとづつ景色を変えていけないかな?と思う方は、ぜひ来ていただきたいなと思います。

5月の90分腹落ちオンラインライブは、5月16日火曜日の今回は午後開催です。
放送にイベントページのリンクを貼っておきます。
ぜひ次回もまた遊びに来てください。

それでは、最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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