彼がうつ。それを支える彼女の話。8
別れ話になった私たちだが、話し合いをして”今は別れない”という答えをだしたので、普通に過ごす。
普通と言っても、神奈川と神戸の距離なのでLINEのやりとりなどが主である。
LINEのやりとりでは、思いの行き違いも多く揉めることが多かった。伝え方、受け取り方に差がありすぎて正しく思いが伝わらないという問題だ。
彼と付き合って、こんな風な揉め事は月1ペースであった。その度にじっくり話をして、またこれからもよろしくね、といった感じだ。
正直、このくだりは何度もありすぎてお互いにうんざりしている。
合わないのだろうな…と話になることも多い。
毎回同じような話し合いをして、解決とはならないが、またよろしくね、とおさまる。
そんなこんなで、1ヶ月が経とうとした時に、私が彼のところの近くに仕事で行く機会があった。
1ヶ月と少しぶりの再会。
彼は兄に交渉して、再会したその足で実家に一人で帰る、ということになった。
パニック持ちの彼が久しぶりに電車ではなく、新幹線に乗る。不安はあったが、大丈夫という彼を信じて”頑張って!応援してるよ”の気持ちを目一杯込めて送り出した。
そして、私も帰路についた。
やればできる!
無事に実家に着いた。
すこしリラックスして、過ごしてくださいね。
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