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メーカーからコンサルへの転職体験記

こんにちは、おでんです。

今回は、メーカーからコンサルへの転職体験記を記事にしていきます。メーカーからコンサルへの転職を考えている方の参考になれば幸いです。

メーカーからコンサルへの転職体験記

転職の理由

まず、転職を決意した理由ですが、どこでも働けるスキルを身に付けたい、都会で生活したい、という2点が主な理由です。詳細は別の記事で書いていますので、こちらを見ていただければと思います。

前職の仕事内容

私は前職で、メーカーの生産技術職として働いていました。日々現場で発生するトラブルの解決に向けた活動をしたり、設備導入のための調整をやったりと、コンサルとは程遠い仕事をしていました。

職務経歴書・自己分析

転職活動を開始するにあたり、まずは職務経歴書の作成と自己分析をしていきました。職務経歴書は、やってきたことを書くだけなので、ここでは自己分析について話していきます。
自己分析といっても、私がやったことは。自分のスキル・強み・弱みを明確にした程度です。私は、問題解決能力とコミュニケーション能力を自身のスキル、強みとしました。実際、現場のトラブルを解決してきた経験があったため、面接でもそのエピソードを話すことができます。また、コミュニケーションについても、製造現場でありがちな頑固おやじへの交渉、クセの強い人との付き合い方を通じて磨いてきたという自信がありました。
職務経歴書へ落とし込む際は、コンサルへ転職した後でも使える自分の経験は何か?という観点で書き出していきます。あまりマニアックな内容は書いたところで伝わらないので、軽く触れる程度にとどめておきました。例えば、自動車の製造ラインにおける塗装設備の知識を詳細に書いたところで、読む人は「ふーん」で終わってしまいます。もちろん、塗装設備のメーカーへ転職するのであればアピールするべき内容となりますので、「何が求められているのか?」ということを考え、それに沿う形で書くのがよいでしょう。
とはいえ、書類選考の段階では、学歴や職歴が重視されているように感じます。そのため、よほど変なことを書いていなければ、志望動機やスキルの書き方が悪いという理由で落とされることは無いという印象です。もし落ちたとしたら、経歴やスキルがそもそも足りていなかったということになるかと思います。

Webテスト対策

コンサルに限らずですが、大半の会社では面接前にWebテストを受けることになります。そのため、対策をしておく必要があります。Webテストには色々な種類があるため、応募する会社がどのWebテストをやっているかは必ず調べるようにしましょう。ですが、対策についてはそこまで時間をかける必要はありません。対策本を1冊やって、問題形式を把握できればOKです。私は「これが本当のWebテストだ!」という本を使いました。

個人的な印象ですが、コンサルでは、よほどひどくない限りWebテストで落とされることは無いのかなと思います。私の周りでWebテストで落とされた、という人は聞いたことがありません。もちろん舐めてかかるのは良くないですが、ここはサクッと終わらせるようにしましょう。

面接対策

コンサルの面接では、ケース面接というものがあり、その対策をしないといけません。例えば、「あなたの近所にあるコンビニの1日の売り上げはいくらですか?」といったことを面接でいきなり聞かれます。そんなことを聞かれても、「知らねーよ」と思いますよね。そのため、対策をしていないと何もできずに終わってしまう、ということになります。ケース面接のスタイルは会社によって様々なので、応募する会社の面接内容は事前に調べておくとよいでしょう。その上で、私はケース面接の対策本をいくつか読んで勉強しました。個人的にオススメなのは、「過去問で鍛える地頭力」という本です。どの本を買うべきか迷っている方は、ぜひこちらを読んでみて下さい。

また、自身の経験について深掘りされることになるため、具体的なエピソードは必ず用意しておくようにしましょう。例えば、前述した問題解決スキルをアピールしたいのであれば、実際に解決した問題、どういったアプローチで解決したのか、その中で苦労したこと、それをどう乗り越えたのか、といったことを明確にしておくとよいでしょう。また、1つのトピックに対し、エピソードは最低3つは持っておきましょう。面接の中で、「他には?」と聞かれることがあり、そこでスッと答えられないと、悪い印象を与えてしまいます。

面接本番

無事に書類選考、Webテストに通過すると、次は面接となります。私はいくつかのコンサルティングファームに応募したのですが、多くの場合、最初の面接では自己紹介や職務経歴について深掘りされました。その後の面接では、より深く仕事について聞かれたり、ケース面接のような形でディスカッションすることもありました。ケース面接では、前職の仕事内容やビジネスについて、あなたはどうするべきだと思いますか?と聞かれ、それに対して色々と突っ込まれる、ということもありました。
面接を通じての学びとして、暗記しすぎるのは良くない、ということがあります。面接では、どの角度から質問が飛んでくるか分かりません。それらに対し、全ての回答を準備し覚えておく、というのは現実的ではありません。また、暗記に頼っていると、緊張で記憶が飛んだ時に何も話せなくなってしまいます。そのため、暗記する、というよりは今まで自分がやってきたことを自信を持って話せる状態にしておく、という程度にとどめておくのがよいでしょう。
面接の回数は会社によって様々ですが、3回くらいと思っておくとよいかと思います。最終面接までゴリゴリ質問されることもあったので、最後まで気を抜かないようにしましょう。

オファー面談

最終面接に受かると、オファー面談というものがあります。ここでは、年収や入社時期、回答期限といった内容について確認します。具体的な年収については話しませんが、年収はそれなりに上がりました。コンサルでは前職の年収をベースに年収が提示されることが多いため、基本的には年収が上がることになるかと思います。
複数社受けている場合は、ここで年収を比較することになります。その際、他社が提示した年収を使って年収を交渉することができるらしいのですが、私はビビッて交渉できませんでした・・・。言い方には気を付ける必要はあるかと思いますが、「他でこの金額で提示されているのでそっちに行きます」といったことを伝えることで、もしかしたら年収が上がるかもしれません。

さいごに

以上、私の転職体験記を紹介しました。転職活動を通じて、これまでやってきたことや、強み・弱みについて振り返ることができ、とても良い機会だったと感じています。また、面接を通じて色々なコンサルタントと話すことができ、刺激的な体験ができたとも感じています。
今は転職する気が無い、という方も、一度職務経歴書を書き、自分のスキルや強み、弱みについて明確にしてみてはいかがでしょうか?


最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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