こんにちは、おでんです。

今回は私がコンサルに転職した理由について語ります。
私は30歳でメーカーからコンサルに転職しました。転職すると、転職の理由をよく聞かれます。私の場合、絶対に転職してやる！と思えるほど前職に不満がある、というわけではなかったのですが、漠然としたキャリアへの不安があり、転職をしました。同じような悩みを抱えている方は意外と多くいるかと思いますので、この記事が何かの役に立てれば幸いです。

私がコンサルに転職した理由

私が転職した理由は、今の環境では自分の目指す姿になれないと思ったからです。では目指す姿は何なのかというと、“どこでも働ける人”になることです。この“どこでも”とは、仕事と勤務地の2つの意味があります。前職の場合、仕事、勤務地ともに目指す姿にたどり着けないと判断したので、転職を決意しました。その理由について、仕事と勤務地の二つに分けて語っていきます。

仕事

どこでも働ける人になるために身に着けるべきスキルは、年齢によって変わると思っています。20代であれば、主体的に行動できるかとか、ロジカルに物事を考えられるかといった、一人前に仕事をこなせるかが重要です。一方、30代になると、専門性やマネジメントといった、より広い範囲で仕事ができるような能力が必要になってきます。
前職では工程担当の一人として働いており、割と一人で仕事をこなせるレベルにはなっていました。ですが、課長クラスにならないとまともなマネジメント経験は積めず、社内での自分の評価を考えると、あと10年弱はかかると予想していました（これは私が社内で評価されていないせいですが…）。あと10年もイチ担当者として働くというのはさすがにつまらないですし、課長になれない可能性だってあります。もし10年後に課長になれず転職活動したとしても、マネジメント経験のない40歳のおじさんを欲しがる会社は少ないでしょう。実際、社内を見ていても、40歳前後の主任の人達は、不満はあるけど転職はできないから渋々会社にいる、といった感じでやりがいも無く働いている印象でした。私も今の会社にいたら10年後そうなる可能性が高いと感じ、そうなるくらいなら転職しようと決意しました。
一方コンサルであれば、最初からプロジェクトマネジメントという形でマネジメントに関われますし、評価されれば早い段階でマネージャーとして働くことができます。もちろん簡単な仕事ではありませんし、長く働けるかは分かりませんが、そういったチャレンジができるのも今のうちかなと思い、コンサルを選びました。

勤務地

前職ではメーカーで製造関係の仕事をしており、毎日工場で働いていました。何かあった時にすぐに現場に駆けつけないといけないため、当然リモートワークはできず、住む場所も工場へ出勤できる範囲に限られてしまいます。私のいた工場は僻地にあったため、必然的に僻地に住むことになるのですが、いつかここから脱出したいとずっと思っていました。愛着を持って住んでいる人には失礼かもしれませんが、住むには不便すぎる、そんな場所でした。生活するには車が必須ですし、都会に出るには1時間以上かかります。私のいた工場に異動してきた人の中には、ここには住めない、と会社を去る人も少なくはありませんでした。
また、いつ異動を言い渡されるか分からないためライフプランを立てるのが非常に難しい、という問題もあります。私自身はまだ独身ですが、もし結婚するのであれば、自身のキャリアプランをある程度持っている人がいいなと思っています。ですが、もし私が異動になってしまった場合、どちらかがキャリアを諦めなければいけません。例えば３年後に異動、と言ってくれたら準備できるのですが、異動は無慈悲にも突然言い渡されることがほとんどです。社内にも総合職カップルはいましたが、異動のリスクから目を背け、なんとかなるっしょ！といったスタンスの人が多く、サステナブルでないなと感じていました。私は楽観的なタイプではありますが、ここについては妥協したくなかったので、リモートでも働ける環境を求めて転職をしたという側面もあります。
コンサルに転職してからは、今のところリモートで働くことができており、通勤の負担が無いことや、ある程度都会に住めているという点でも満足しています。また、他の社員の方も色々な場所に住んでおり、場所にとらわれない働き方ができそうだなと感じています。
一方で、プロジェクトによってはクライアント先に常駐するというパターンもありますので、アサイン先の選び方次第で働き方が大きく変わってきます。そのため、ある程度自分の意志を主張していかないと、常駐先と自宅との往復で疲弊することになるかもしれません。ここに関しては、今後うまく社内で立ち回っていけたらなと思っています。

以上、私がコンサルに転職した理由についてお話していきました。

引き続きコンサルに転職して感じたことを記事にしていこうと思っていますので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
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最後までご覧いただきありがとうございました！