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【子どもアトピー】1時間もかけて子供と向き合ってくれた…( ;∀;)というか私と?

出逢ったのはこの本でした。

遠いところまで何軒か病院巡りをしました。
ステロイドは使用しない治療といっても、プロトピックとか飲み薬をたくさん処方してくる先生も居て。先生によっては子供の方を一切見ず、薬だけ処方したり、色々でした。

自宅からは電車を乗り継いで徒歩も入れて1日がかりの大阪堺市にある佐藤小児科。そこを受診するには事前の電話予約が必要でした。初診は1カ月以上待ったと思います。初診さえ受ければあとは予約制で月1で診てもらえます。

はじめて診察を受けた時は驚きました。なんと1時間。子供の全身をくまなく見て、私の話もたくさん聞いてきれました。ちょっと記憶があやふやなのですが、体重の伸びが悪く、低アルブミンになっている可能性がある?とのことで先生の旦那さんが勤務する阪南中央病院を紹介されました。

とりあえず、言われるがままにまた1日がかりで、松原市という言ったこともない場所に行きました。待ち時間とっても長かったと思います。検査を受けて、先生の問診…全然覚えていないのですが、とにかく覚えてるのは、1粒たりとも薬を出されなかったこと。

えーーーーーーーっ と思って、

色々ネットで噂は見ていましたが、やっぱり言われました。

「自由に掻かせなさい」

神かーーーー!!!!!


患者様が入院中の様子・体験したことを書かれた漫画があります。
作者はぬまじりよしみさん。

阪南中央病院のサイトから全作見られます。

👇「あとぴっこのパパ・ママへ」

「自由に掻かせなさい」

って…

正直それが一番難しかったんです。

そこから、入院は間逃れて、1カ月に1回佐藤小児科に通うようになりました。毎回、体重を量って、患部をじっくり見て…私と話して…

「ちゃんとごはんは食べてる?」

「たんぱく質をしっかりとってや」

「夜、ひとりで寝させてるか?」

「掻いてやってないか?」

佐藤先生の教えは、とにかく普通にしっかりご飯を食べて、運動させて、良く寝させること。当たり前のことなんです。

あと大事なのは気にしないこと

これが一番難しくて、

夜はボリボリボリ掻くものだから、時には血が出て布団が汚れるし、粉もいっぱい落ちるし…ってかんじで、寝ないから私と夫で交代で擦ってやるという…過保護ぶり。

先生は言うんです。

「放っておきなさい」

えーーーーーーーっ

だってキーキー泣きわめくし、ボリボリうるさいしー

「別の部屋で寝させるっていう手もあるよ」

って。

正直私たちは、そこまでできなくて、
もしできていたらもっと早く良くなっていたかもしれません。

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(写真:1歳)

今になれば思います。

月に1回通っていた治療って、私の治療????

子供がこんな風になって、正直自分を責めるし、
周りからも「お母さんの食べていたものが良くなかったのかもねー」とか色々言われるしで、私もどんどん追い詰められていくので、

食べものとか、日用品とかにとても神経質になっていきます。

ただ、子供のアトピーのおかげで色々調べて食品や日用品に気をつかうようになったともいえるのですが、

しばらくの間は本当に神経質でした。

ちょっと香りのする洗剤でも実家で使っていると嫌だったし、食品添加物とかも毎回裏を見て、買い物も大変でした(今は許容範囲あり)

佐藤先生はそんなこと何も言ってないんですよ。添加物を気にするよりも美味しいものを与えればたくさん食べるからと、とにかくしっかり食べて、しっかり運動です。

また、私が子供のアトピーを理由になかなか仕事に復帰しなかったので、アトピーのことばっかり考えて、悪循環だったんだと思います。

そして、子供が2歳になる頃、元の職場から電話がかかってきて、
仕事があると言われるのです。精神的にも経済的にも厳しくなってきていたので、仕事に戻ることにしました。

2歳から保育園デビュー( *´艸`)

保育園にも小児科からのお手紙を渡して、掻いても見守ってほしいとお願いしました。

仕事に行きだすと、さすがに私もアトピーのことばかり考えてられないので、まあどんどんテキトーになっていきます。

すると不思議と少しずつ症状が良くなっていくような気がしました。

母親である私の精神状態が子供に映し出されてるのでは?どんどんそんな気になってくるのでした。毎月の診察は、なんだか私のカウンセリングみたいな感じでした(笑)

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(写真:2歳)

とはいっても、良くなったり悪くなったりの繰り返し。夜に掻きながら寝るのはかわりません。それでも、仕事をしているといつの間にか月日が流れていきました。

正直、あのウロコだらけだった時代から見ている私たちにとっては、ほっぺが少し赤くなっても、もう治っているような気分でした。



その間、たまに痒み止め(スタデルム軟膏5%)などを塗ることもありましたが、ほぼ何も塗っていません。


ただ、もうひとつ試したいことがありました。

まあまあ車通りの多い都会のど真ん中に住んでいたので、
住む場所を変えてみるということです。

海が近くにある南の方の田舎町。
ということで、種子島に移住してみることにしたのです。

なぜ種子島かというのは、ちょうど探してみると仕事があったからです。
まず3年、知らない土地で頑張ってみようと決断しました。

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そうだ、あとご紹介しておきたいのはこちら。

各地域でアトピーっ子ののパパ・ママでステロイドを使わない治療を希望する人たちが集まれる会があります。私も何回か参加して、ほんとにすごく勇気づけられました。病院の予約がなかなかとれないこともあり、タイミングが合えばこの会に先に参加するのもおススメです。

この会に参加しているお母さんたちって、ほんとに食生活とかとっても気を付けている方たちばかり。それで、そのあたりの情報共有もできるっていうのもあります。

けど、ふと思います。けっこう、こうやって気をつけているお母さんの元にアトピーっ子がいるんです。うーん、そこが本当に不思議で。子供きっかけで、気を付けるようになったっていうのもあるだろうけど…

もしかして、アトピーって精神的なところからくるのかな?

そんなことも考える日々です。

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