津坂賢一

株式会社スリーC職員。 元名古屋勤労市民生協(現コープあいち)職員。同生協在籍時、IS…

津坂賢一

株式会社スリーC職員。 元名古屋勤労市民生協(現コープあいち)職員。同生協在籍時、ISO14001 導入を提案し、ISO14001事務局として導入に関わる。その後、循環資源再生利用ネットワーク、ワーカーズコープセンター事業団、ワーカーズコープあいちを経て、現在に至る。

マガジン

最近の記事

「任せてブーたれる」はヤだな

「炭鉱のカナリア」はもう不要  今更ではあるのですが、SDGs(2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発目標」)はすでに多くの人がご存じのものになっています。私はこのSDGsを自分なりに理解する上で、加藤尚武さんが『環境倫理学のすすめ』(丸善ライブラリー、1991年。増補新版あり、2020年)の中で整理された3つの視点が参考になると思っています。 加藤さんは、環境倫理学の主張として 1.自然の生存権 2.世代間倫理 3.地球全体主義  を挙げています。 これを私な

    • あしたのために(その1)

      「戦後の闇市を何とか生き抜く」という状況に近い  今、音声SNSのClubhouseで「実践『アクションリーディング』自分を変える行動読書」という毎朝6:00~6:30の読書会に参加させていただいています(出勤時間と重なり、ほぼ聞き専)。このルームは『ゼロ秒思考』の赤羽雄二さんの読書法(アクションリーディング)を皆で実践する場で、ルームの目的は「仲間と一緒に本を読むだけで終わらず、今日の宣言をしてあらたな行動につなげていく」ことが目的。先日ちょうど『3年後に結果を出すための

      • 弱いもの同士、助け合わなくてどうするんだよ

        本田由紀著『「日本」ってどんな国?』のデータから うすうす分かっていたけど、えっ、そうなの!  この本には、多くの国際的な調査に基づくデータが掲載されています。詳しくは直接本を見ていただく必要がありますが、特に「第4章 友だち」にある以下のような調査結果のグラフを見て「これはどうなの」と感想を持ちました。(データ出所はOECDまたはISSP2017で、著者が作成) 〇p159>「家族以外の人」と交流のない人の割合 → 一番高い国民 〇p159>1週間あたりの社会的交流時

        • 「note」でやりたいこと

           中島聡さんの『結局、人生はアウトプットで決まる』を読んで「note」を始めることにしました。「note」は中島さんのお勧めです。中島さんはマイクロソフト在籍時、「Windows」をつくったことで有名な方ですが、私自身はつい最近まで存じ上げず、赤羽雄二さんのオンラインのセミナーで知りました。最後まで楽しく読ませていただいたのですが、本の最初に開いたカバーの部分に白抜きの文字で「Output or Die」という書き込みがあり、それには少しドキッとしました。  同書には、アウト

        「任せてブーたれる」はヤだな

        マガジン

        • 協同にこだわる
          0本

        記事

          私の本の汚し方 2022

           中学生の頃、自転車で名古屋市の「東図書館」と「北図書館」に通って『岡本太郎著作集』全9巻を何度も繰り返し借りて、ページをめくっていたことを、ふと思い出しました。それらの本、私の手垢でずいぶん汚してしまっていたでしょう。でも今に至って、佐藤優さん(元外務省主任分析官)や松岡正剛さん(編集工学研究所主催)のスタイルの影響を受ける中で、本はむしろ積極的に「汚す」ようにした方がいいかな、と思うようになりました。ここではそのことをご紹介をします。 本は「汚す」ことになるので、買う 

          私の本の汚し方 2022

          2022年 年頭にあたって

          明けましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。 今年もよろしくお願いいたします。 昨年はいろいろな意味でヤバさを自覚し、「あたらしいものをつくる」ことを掲げた年でしたが、残念ながら新事業を作り出すことができませんでした。「挑戦を継続する限り失敗はない」と考え、今年も引き続き以下の3つの観点を大切に、「他者を手段としてのみならず、同時に目的としても扱う」を念頭に置きつつ、あたらしい仕事をつくりだす努力をしてゆきたいと思います。                

          2022年 年頭にあたって