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【踊る】が【暮らし】に溶け込む魔法を探る

▢始めに


こんにちは。noteメンバーシップ初の記事となります。
今後メンバーに参加して下さった方がきっと最初に読んでくれるであろう事を想像しながら、包み隠さず書いていきます。

▢踊るが暮らしに溶け込む魔法。


まずはなぜそんな事を考えているかについてですが。
今から20年前僕は23歳、金髪で短髪。
当時自分の眉毛が薄い事を気にしていた熊谷少年は、茶色いメンズ用眉書きでビシッと眉毛を塗り潰し、札幌すすきので先輩達と楽しくお酒を飲んだ後に終電を逃し乗ったタクシーでの出来事です。

運転手さんが「お兄ちゃんそんな髪の色して、なんの仕事やってるの?」と聞いて下さったので、当時札幌のスタジオでダンスインストラクターをやっていた僕は、「ダンスです!」と答えるわけです。
そこから色々な質問をして下さり、タクシーを降りる際に一言。
「ダンスってのはおじさんには関係ない世界だけど、頑張ってな!」と言って下さったのです。
僕はなんだか悔しくて、悔しくて、【いつかあのおじさんに関係のあるダンスをしたい】と思ったのでした。

そこから沢山の歳月が経ち、43歳になる僕は今もこうして踊っているわけですが、【ダンス】ではなく【踊る】と呼ぶようになったのもあの日の悔しさが影響しているのでしょう。

そんな僕の今の踊りを少々。


▢【踊る】は特別じゃない

踊る事を職業に出来るまではやはり努力や時間が必要になる。
身体が痛くなるほど練習して、トレーニングして、沢山悔しく思って、何かを我慢したり。
そうして踊りをお客様から観てもらえるようになると、自分の努力は特別だった。という感覚になるのも無理はない。
たいていの人はダンスが大好きで踊ってますから、どんどん【ダンス】が特別で尊いものになっていく。これ自体は悪い事じゃありませんが、ダンスに興味がない人たちが世の中には沢山いて、その人たちから見たらプロとか素人とか【そもそもその振り分けも定かではありませんが】関係なく、自分の生活のは関係ないということも事実です。

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日々、世の中で踊る事

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