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元人気メガベンチャーの面接官が教える第二新卒就活論#3 "手を上げて仕事を取る"コツ

はじめに

おぶち(@ofch_ana)と申します。
このシリーズは
第二新卒転職を経験していて、
かつ人気メガベンチャーで面接官として100人以上の中途面接をした私にしか話せないこと
をお伝えするものとなっております。

この記事では「手をあげて仕事を取るコツ」について書きます。
「積極的に手をあげて仕事を取れ」と言われたことがあると思います。
そう言われても、実際どうしていいかわからないよ、という人も多いはず。
"新しいプロジェクトのメンバーになることが多いアイツ" は何をしているのでしょうか?

自己紹介をさせてください。
わたくし、社会人4年目終了時点で2度も転職しております。
その変遷はこんな感じ。

  • ~1.5年目:日系大手企業

  • ~3.5年目:大人気メガベンチャー①

  • 現在:大人気メガベンチャー②

これまで書いた記事は最後に載せております。


第二新卒転職にはマストの"手を挙げる"

前回の記事では、第二新卒での転職を考える前に
"文句を言う前に足掻け、自ら環境を改善しようと努力しろ"
とお伝えしました。

言い換えると、本記事のテーマである
「手をあげて仕事を取る」
とほとんどニュアンスは近しいかなと思います。

自ら手をあげて仕事を取った結果、
それでも現職に不満があったり、
どうしてもやりたいことがあったりする場合は転職すべきだと思います。

さらに、自ら手をあげて仕事を取った経験が豊富であれば、
きっとどの会社からも必要とされることでしょう。

第二新卒でなくても、転職を考えていなくても、
仕事においてはとても大事な考えだと思うので、ぜひ最後までお読みください。

実際は"手を挙げる"必要なんてない

"手を挙げる"ことのイメージって、きっとこんな感じですよね。

えらいひと「…こんなプロジェクトをやるんだが、やりたい人はいるか?」
あなた  「はい!やります!(右手ピーン!)」
えらいひと「よし!頼んだ!」

でも実際、そんな機会ってあります?
まあないこともないんですけど、めっちゃ珍しいと思うんですよね。

おそらく、"自分から手を上げろ"という人は
「率先してなんらかの新しい取り組みをやってよ」
というニュアンスで言っていると思います。

でも、新しい取り組みを自分発信で始めるのって、とても難しい、、、

新しい取り組みを始めることの壁

会社でよく新たしい子取り組みを始められている人の特徴として、
「自分の意見を主張することを躊躇わない」
があると思っています。

これまでリーダーとかキャプテンとかやった経験が少ない人からすると
「あいつはあんなに堂々としててすげーな、俺はそれできないわ」
と、勝手に別人種扱いしてしまうことが多い。

いやいや、彼もあなたも同じ人間です。
別人種という言葉で片付けず、彼とあなたの違いを考えてみましょう。
私は、この2つの違いがあると思っています。

  • 日々の要望や不満を育てている

  • 仲間を作っている

上記の二つはいずれも、誰にだってできること。
それぞれについて詳しくお話しします。

手を挙げるコツ①日々の要望や不満を育てる

みなさんが日々業務をする中で、思うことはいろいろあるでしょう。

  • この業務フローのこれ、すっごい無駄じゃない?

  • プロダクトにこんな機能あったほうがよくない?

  • あそこの部署と連携したほうが効率良くない?

などなど。
なんとなく思い浮かんだこう言った要望や不満を、そのままにして、気づいたら忘れている、なんてことよくありますよね。
かといって、なんとなく浮かんだ要望や不満を、そのまま新しい取り組みにつなげるのは難しい。

「こんなこと、私なんかが言っていいんだろうか?」
「きっと昔に誰かが改善しようとして無理だったんだろうなあ」
「リーダーに伝えても、いやいやそれは無理でしょ、と一蹴されるかも」
などなど、勝手に蓋をして、要望や不満をなかったことにしてしまいがち

だからこそ、スグ新しい取り組みにつなげる前に、
"要望や不満をちゃんと育てる"
必要があります。育てる、とは
「自信を持って新しい取り組みを始めるのに必要な情報を集める」
ということです。

上記の「要望や不満に蓋をしてしまう」行動は、
いずれも自分の知識不足からくるもの。
自分で納得して自信を持って「これはやったほうが良い」と言える状態
になるまで、情報を集めましょう。

情報が十分に集まったら、問題の解像度が高まり、
自然なロジックで適切な対策が浮かんでくるはずです。

「積み立てNISAはやったほうがいいんだろうなあ」という状態から、
色々な記事を読んだり、Youtubeで動画を見たりした結果、
「積み立てNISAは絶対にやったほうがいい」に変わった人も多いはず。

同じように、同僚や上司に
「この業務ってもっと効率化しようみたいな話出たことあります?」
「こういう機能ってなんでないんですかね?」
「あそこの部署にお願いするって難しいんですかね?」
…のように聞いてみて、情報をたくさん集めてみましょう。

手を挙げるコツ②仲間を作る

情報をたくさん集め、納得して自信を持って
「これはやったほうが良い」と言える状態になったら、
自分なりに考えた仮説や施策を誰かにぶつけてみましょう。

ぶつける相手は、まずは上司が良いです。
上司から前もって情報を聞いているのであれば、話は早いはず、

上司から良い反応をもらえたら、
「これ、もし進めるとした誰に相談したら良いですかね?」
と言ってみましょう。きっと、快く協力してくれる良い仲間を紹介してくれます。

あるいは、似たような要望や不満を抱えている同僚にぶつけるのもよいでしょう。同僚から良い反応をもらえたら、
「ちょっとこれ片手間でやってみない?」
なんて言ってみると良いと思います。

このようにして、「仲間を作る」ことをしてみてください。
一人でやっていると、
「これって意味のある取り組みなのかな?」
「なんかすごい簡単なことに時間かけてしまってるんじゃないかな?」
といった不安が湧いてきます。

二人でやるだけで、
「あなたの取り組みの意義」を常に実感できますし、
気持ちはすっごく楽になりますよ。

おわりに

自ら手を挙げて仕事を取るコツは

  • 日々の要望や不満を育てる

  • 仲間を作る

の2点とお伝えしました。

これらはいまだに私も意識的に実施していることです。
何かやりたいことはあるんだけど、
知識がないからどうしようかわからず気持ち悪い状態
ってどうしてもあるんですよね。

まあ実際にやってみて情報を集める、でもいいんですが、
やはりまずは情報を集めるが一番やりやすい気がします。

こういった動きはほとんどの場合でより広い視野や高い視座が必要となりますから、
ご自身の成長を強力に後押しし、必然的に上司からの評価も高まることでしょう。

いつか転職したくなっても、面接時に話したい内容に事欠きません。

もしよろしければ下記の記事もご覧ください。


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