清水 哲男

作家で写真家、そして最後の無頼派清水哲男。放浪の中で日々を過ごし「黙々と歩き、訥々と語…

清水 哲男

作家で写真家、そして最後の無頼派清水哲男。放浪の中で日々を過ごし「黙々と歩き、訥々と語る」が信条。キャリア40年で出してきた本は40タイトルを超える。属さず、与せず、独自の道を歩く。

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    清水哲男の本「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」

    60歳になった時、思いました。 ぼくはあとどれくらい生きられるのだろうかと。 平均的な余命は20年あまり。その間に何ができるのだろうかと。その背景には、若い頃思い描いていたような道のりを生きてきたのだろうか、生きるとはいったいどういうことなのなのだろうか、そんなことを思い続けてきた自分がいます。 そんな時父が末期の肺がんだと告知され、平均的な余命は6カ月程度だと宣告されたのです。 父は、何もせずに死を待つという道を選びました。もう、充分生きたと。 それを受けてぼくは父に残された時間すべてをつぶさに記録しようと思いました。市井の片隅で生きる無名の父です。その死への道程に、死とは何か、生きる意味とは何かが見えるのではないかと思ったのです。死に直面して、人は最後の時間をどう生きるのか。後に続くぼくにとっては、父に死に方のコツのようなものを、最後に教えてもらいたいと思ったのです。 そこには父を支えてきた母の父の死への思いはもちろん、最後になにを伝えあいたいのか、ふたりで最後の時間をどう過ごそうとしているのかを含めて、ちゃんと見ておきたい、記録しておきたいと。それを通して、死をめぐる人々のありのままの姿を普遍的に描けないか。まだまだ死は自分の問題ではないという若い世代の人たちにも、死というものを通して生きるということの意味を考えてほしいと思いました。 この本は、ぼくの両親の物語ですが、誰の親にも、誰にも訪れる物語なのです。 タイトル:揺れて歩く~ある夫婦の一六六日~ ジャンル:ノンフィクション 編集・出版:エディション・エフ 発行予定時期:2020年4月15日 著者:清水哲男 撮影:清水哲男 頁数:192p 体裁:B5変形横型(182mm×210mm) ISBN:978-4909819086
    2,420円
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    BLUES on the streets

    路上で暮らす猫たちのポートレート10枚組。 僕は町々に住み暮らす猫を見てきた。 視線を逆にすると、僕は町々で猫に見られてきたことになる。 当たり前の僕の暮らしを猫の視線で見たらどうなるだろう。 僕が見ているものを猫たちはどう見ているのだろう。 一つのものは視線の方向を換えることで別々のいくつかの側面を持っているとはよく言われることだが、その視線というやつは人の視点を離れることはできない。人というやつは、いや、僕というやつはそれほど傲慢なのだ。人の理知に勝るものはないと思い込んでいる。自ら多様な視点を捨てるなんて、創造性と想像力を捨てているのと同じだと思う。 萩原朔太郎がこんなことを言っている。「同じ一つの現象が、その隠された『秘密の裏側』を持っているということほど、メタフィジックの神秘を含んだ問題はない」と。「メタフィジックの神秘」は「ミステリー」と言い換えてもいい。 僕は故意に理知を捨ててこのミステリーの空間を彷徨ってみたいと思った。猫の視線で僕を見ようと思ったのだ。いや、猫に化かされよう!と。 夢の中で猫になるようなもんだなと、人は笑うかもしれない。確かにそうかもしれない。でもその後で、夢の猫が自分であるか、現の自分が自分であるか、ゆっくり考えればいいじゃないか。
    1,980円
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    清水哲男の本「少年ジェットたちの路地」

    「昭和」はぼくらの宝箱。 京都の片隅で思い切り毎日を生きる子どもたちの日常を描いた心温まるノンフィクション。 1994年 風媒社刊 四六判 166頁 ISBN4-8331-2030-5 C0095 複数冊、他の商品と合わせてご購入の場合、決済方法「銀行振込」を選択してください。送料の対応をさせていただきます。
    1,452円
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清水哲男事務所のブック・ショップです。清水哲男の本を中心にお届けします。 清水哲男事務所では出版社と協同で大切につくった本を、流通に頼らず1冊ずつ直接読者のみなさんにお届けしています。そのために少々高い送料をいただいています。お届けにはゆうパックを使用しています。 清水哲男(しみず・てつお)のプロフィール 1954年京都市生まれ。同志社大学文学部哲学及び倫理学科専攻卒業。卒業後国内はもとより世界各地を放浪。1980年頃より執筆活動をはじめる。常に野に在り、市井の人々の暮らし、労働の現場に入って日常を共にすることで得た実体験を頼りに、思考し書き続けている。1997年より鹿児島市在住。著書多数。
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清水哲男の本「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」

60歳になった時、思いました。 ぼくはあとどれくらい生きられるのだろうかと。 平均的な余命は20年あまり。その間に何ができるのだろうかと。その背景には、若い頃思い描いていたような道のりを生きてきたのだろうか、生きるとはいったいどういうことなのなのだろうか、そんなことを思い続けてきた自分がいます。 そんな時父が末期の肺がんだと告知され、平均的な余命は6カ月程度だと宣告されたのです。 父は、何もせずに死を待つという道を選びました。もう、充分生きたと。 それを受けてぼくは父に残された時間すべてをつぶさに記録しようと思いました。市井の片隅で生きる無名の父です。その死への道程に、死とは何か、生きる意味とは何かが見えるのではないかと思ったのです。死に直面して、人は最後の時間をどう生きるのか。後に続くぼくにとっては、父に死に方のコツのようなものを、最後に教えてもらいたいと思ったのです。 そこには父を支えてきた母の父の死への思いはもちろん、最後になにを伝えあいたいのか、ふたりで最後の時間をどう過ごそうとしているのかを含めて、ちゃんと見ておきたい、記録しておきたいと。それを通して、死をめぐる人々のありのままの姿を普遍的に描けないか。まだまだ死は自分の問題ではないという若い世代の人たちにも、死というものを通して生きるということの意味を考えてほしいと思いました。 この本は、ぼくの両親の物語ですが、誰の親にも、誰にも訪れる物語なのです。 タイトル:揺れて歩く~ある夫婦の一六六日~ ジャンル:ノンフィクション 編集・出版:エディション・エフ 発行予定時期:2020年4月15日 著者:清水哲男 撮影:清水哲男 頁数:192p 体裁:B5変形横型(182mm×210mm) ISBN:978-4909819086
2,420円
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BLUES on the streets

路上で暮らす猫たちのポートレート10枚組。 僕は町々に住み暮らす猫を見てきた。 視線を逆にすると、僕は町々で猫に見られてきたことになる。 当たり前の僕の暮らしを猫の視線で見たらどうなるだろう。 僕が見ているものを猫たちはどう見ているのだろう。 一つのものは視線の方向を換えることで別々のいくつかの側面を持っているとはよく言われることだが、その視線というやつは人の視点を離れることはできない。人というやつは、いや、僕というやつはそれほど傲慢なのだ。人の理知に勝るものはないと思い込んでいる。自ら多様な視点を捨てるなんて、創造性と想像力を捨てているのと同じだと思う。 萩原朔太郎がこんなことを言っている。「同じ一つの現象が、その隠された『秘密の裏側』を持っているということほど、メタフィジックの神秘を含んだ問題はない」と。「メタフィジックの神秘」は「ミステリー」と言い換えてもいい。 僕は故意に理知を捨ててこのミステリーの空間を彷徨ってみたいと思った。猫の視線で僕を見ようと思ったのだ。いや、猫に化かされよう!と。 夢の中で猫になるようなもんだなと、人は笑うかもしれない。確かにそうかもしれない。でもその後で、夢の猫が自分であるか、現の自分が自分であるか、ゆっくり考えればいいじゃないか。
1,980円
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清水哲男の本「少年ジェットたちの路地」

「昭和」はぼくらの宝箱。 京都の片隅で思い切り毎日を生きる子どもたちの日常を描いた心温まるノンフィクション。 1994年 風媒社刊 四六判 166頁 ISBN4-8331-2030-5 C0095 複数冊、他の商品と合わせてご購入の場合、決済方法「銀行振込」を選択してください。送料の対応をさせていただきます。
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清水哲男の本「月がとっても青いから 昭和路地裏の四季」

1965年、昭和40年、私たちは必死になって生きていた。貧しい今日が、豊かな明日につながることを信じて。 哀しさを隠し秘めた路地の風景。「昭和」に漂う豊かであたたかい時間を描く。 2012年8月17日刊 四六判 288頁 ISBN978-4-8136-0696-3 複数冊、他の商品と合わせてご購入の場合、決済方法「銀行振込」を選択してください。送料の対応をさせていただきます。
1,760円
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写真集「ISLAND LIFE」「ISLAND SCENERY」2冊組

種子島写真集「ISLAND LIFE」と「ISLAND SCENERY」をセットにしました。 ちょっぴりですが、お買い得になっています。
1,650円
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写真集「ISLAND SCENERY」

種子島のレアな風景を収めたミニ写真集。16点収録。 サイズ:148×148mm、16page
880円
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写真集「ISLAND LIFE」

種子島の暮らしを活写したミニ写真集。16点を収録。 サイズ:148×148mm、16page
880円
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清水哲男の本「吐噶喇へ」

島をめぐるぼくの旅は、この国のほんとうの姿を見るための旅なのだ。鹿児島本土と奄美大島の間にありながら、日本で最も遠い離島、トカラ列島。とり残された島々が訪れる者に教えてくれるもの、それは……。知りたかった島、トカラがそこにある。 複数冊、他の商品と合わせてご購入の場合、決済方法「銀行振込」を選択してください。送料の対応をさせていただきます。
1,760円
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清水哲男の本「種子島へ」

鉄砲、インギー鶏、朽ちかけた廃船……。 打ち上げられて、伝えられて、新しい命を得るもの、静かに消えていくもの。この島は、流れくるものを、拒まず、受け入れ、ふたたび伝えていく。種子島を歩き尽くす。そこで見た種子島の実像。 複数冊、他の商品と合わせてご購入の場合、決済方法「銀行振込」を選択してください。送料の対応をさせていただきます。
1,760円
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ほんやら洞の本「追憶のほんやら洞」

一九七二年春、京都最大の学生街に風がわりな喫茶店が出現した。店には行列ができ、ミニスカ・ノーブラの女たち、長髪に髭モジャ男が働く。輪転機、旋盤が無造作に置かれた店の片隅で愛を、わいせつを、原発を語り、自作詩を朗読し、シンガーが新曲を披露する。―「ほんやら洞」とは何だったのか?二〇一五年の焼失まで、それぞれの時代に其処に通った六八人がそれぞれの「ほんやら洞」を追憶する。清水哲男も少々長い文章を寄稿している。
1,980円
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清水千鶴の本「日々訥々 清水千鶴の一日一首」

路地の生活をほっこりと歌い、市井の哀歓をほろりと詠む……。90歳の第1歌集。風媒社刊 複数冊、他の商品と合わせてご購入の場合、決済方法「銀行振込」を選択してください。送料の対応をさせていただきます。
2,200円
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清水哲男の本「誰か、たすけて!」

本書は、3年間で250人余りの子どもたちと対話し、問題が起こっていく過程で発信される子どもたちの悲鳴を生の声で聞き、物語として再構築したものである。 複数冊、他の商品と合わせてご購入の場合、決済方法「銀行振込」を選択してください。送料の対応をさせていただきます。
1,650円
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清水哲男の本「かごしま国道をゆく 10号・220号編」

鹿児島の国道を歩く。移動が目的ではない。歩いて、出会ったものをルポする。 沿道で生きる人々の生活、歴史、文化、風習、政治……。 歩いて、自分の目で確かめれば、鹿児島の実像が結べるかもしれない。 複数冊、他の商品と合わせてご購入の場合、決済方法「銀行振込」を選択してください。送料の対応をさせていただきます。
880円
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清水哲男の本「かごしま国道をゆく 226号編」

鹿児島の国道を歩く。移動が目的ではない。歩いて、出会ったものをルポする。 沿道で生きる人々の生活、歴史、文化、風習、政治……。 歩いて、自分の目で確かめれば、鹿児島の実像が結べるかもしれない。 複数冊、他の商品と合わせてご購入の場合、決済方法「銀行振込」を選択してください。送料の対応をさせていただきます。
880円
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「清水哲男の犬も歩けば」

くる日もくる日も、黙々と歩き続けた365日。不審者や痴漢と間違われ、鹿児島の平和を乱す者と罵倒され、余計なことをほじくりかえす奴と煙たがられた毎日だった。犬は今日も歩き続ける。あなたの笑顔に会うために。 南日本新聞夕刊に1年間連載されたコラムを1冊にまとめました。 複数冊、他の商品と合わせてご購入の場合、決済方法「銀行振込」を選択してください。送料の対応をさせていただきます。
1,210円
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