これまでとこれからと。
ほとんど記憶がないままこの1ヶ月が過ぎた。
ベトナムから帰り、世間の事情がわからないまま2ヶ月以上。
僕は転職した。
肩書きは部長だ。
「部長」というと、どうも「ホタルノヒカリ」を思い出してしまう。部下に綾瀬はるかがいない代わりに、僕も藤木直人ではない。そこらへんはトントンだと思っている。
天下の東西新聞の富井副部長はまぁまぁな歳だった。どうも、部長というと大したことないように思えてしまうのは、美味しんぼのせいだということにしておく(部長は立派な人だった)。
新しい会社に入って1ヶ月経った。
周りにびっくりされるくらい馴染んでいるのが自分でも驚きだが、当初は吐きそうになりながら会社にいっていた。
部下は女性ばかり。基本的に人見知りな僕は最初の打ち合わせで吐きそうになりながら挨拶をした。
「こう見えて人見知りで吐きそうなんです」と僕は言ったが誰も信用していなかったようだ。
チャンスはどこにでも転がっているのだけれども、探さなきゃ見つからないのかというとそうではなく、目の前にあるのだけれども、なりふり構わず掴み取ることができるのか。そこなのかな、と思う。
僕は運がいいと思う。
僕もいい歳だ。
いい歳して、転職をくりかえしている。側から見れば落ち着きのない人間なんだろう。
でも、転職は繰り返しているが、今もどの職の人たちとも懇意にしていただいているし、仕事を変わった分、自分の知識とスキルは大幅についた。
僕はラッキーだ。
なんてことを思う、30代最後の日。
ハッピーバースデー僕。
40代はもっと欲張っていきていこう。
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