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私がパラレルワーカーになった訳 4

会社が副業を禁止する理由はいろいろあると思う。

仕事に支障をきたす。顧客情報を流用される。自社の技術を他で使われる。

などなど。

そもそも就業規則と言うのは就業している時に従わなくてはいけないものなんじゃないのか?

私がコーチとして仕事をしていたのは、完全に就業外の時間。

いわばプライベートの時間を使ってコーチをしていたわけで。

それがボランティアだったら許されたのだろうか?

収入を得ることがいけないのか?

辞めてスッキリはしたけれど、就業規則そのものにしっくりくるわけではない。

会社に迷惑をかけずに、自分の能力やスキルを誰かの為に使うのはいけないことなのだろうか?

大企業が副業禁止の就業規則を無くそうとしているこのご時世。

しかも、専業禁止を謳う会社さえ出てきたというのに。

などと辞めた後に考える。

そもそも

人はいろいろな才能やスキルを持っている。

というより

本業以外にも人の役にたつスキルを持っている社員が多くいればいるほど

その会社は魅力的なのではないだろうか?

そして、

そういう社員の才能を認めて、伸ばしてやれる会社は間違いなく魅力的だし

活気があると思う。

会社を辞める前はそんな事は全く考えていなかった。

でも、やめてみて初めて全ての会社がそういう会社になればいいと思った。

会社の一員という立場も大切だが、外に目を向けて自分が出来ることをやっていってもいいのではないか?

そういう思いが強くなった。

もちろん、

起業してがむしゃらに仕事をとるという道もある。

でも、

仕事は一つにしなければいけないというわけではないはずだ。

キレイごとばかりではなく、

収入の面も二つの仕事を持っていれば安定している。

定収入を得ながら、得意な部分で収入を得ることが悪いことだろうか?

がつがつしていない分、心に余裕も生まれる。

二つ仕事をしていても、どちらもおろそかにはしない。

そもそも女性は二つのことを同時にこなすことは得意なはずだ。

主婦は料理をしながら洗濯をして子どもの世話も出来る。

それを活かさない手はない。

・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・

さて、

私は現在会社員をしている。

そして、企業のコミュニケーションのアドバイスやチームビルディングの仕事をしている。コーチングのセッションも続いているし、たまにインタビューライターとして活動もしている。

自分の持っているスキルを誰かの為に使うというのはとても充実しているし、生き甲斐を感じる。

会社と家の往復で黄昏れていた時代は遠い昔のことだ。

もちろん一つの仕事に命を燃やすのは尊いことだと思う。

でも

こういう仕事の仕方があってもいいと思う。

働き方は人それぞれだし、働き方はその人の生き方でもある。

それを誰かにとがめられることはないはずだ。

だから私はパラレルワーカーになった。

自分らしい生き方をするために。


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