子供が産まれて父親もガッツリ育児参加するとぶつかると言われている壁の１つ。それがオムツ交換。

人によっては小は大丈夫でも大は交換を妻に頼むとか聞くのですが、マジですか？そんなにキツイか？

確かに初期の頃こそヨーグルト状で匂いも大した事ない色付きオシッコちょいドロドロくらいな感じなのだけれど、離乳食が始まると途端に臭くなり始めて、2歳前後ではもはや立派な大人顔負けのクサさ。

それでも2匹の、いや2人の女児を育てている在宅ワークな父親なので、ケツを拭く事はや数千回。もはやケツ拭きの達人の域。

で、基本的に家にいるなら大のオムツ交換は即シャワーでちゃんと洗う派なので、コトが起きるたびになかなか大変な思いをする。

とはいえ放置すればかぶれて大変。

だからこそ家庭内の爆弾処理班として、処理は迅速かつ丁寧に、間違ってもオムツから爆弾がこぼれる事のないようにしなければいけない。

今日はいつか新米隊員として処理にあたるであろう後輩たちに、この地雷原を駆け抜ける秘訣をお伝えしておこう。

全体の流れを把握せよ

まず、前提としてビッグなやつを処理する場合、新米隊員はツーマンセルで事にあたることをオススメする。ツーマンセル、つまり2人1組。

夫婦で協力して洗いチームと、処理チームに分かれるのだ。

風呂場へ移動→脱がす→汚物をトイレで流す→残りのオムツを密封して封印→手指の洗浄、こちらが処理チーム。

風呂場へ移動→タオルと着替えを用意→脱がしたところをすかさずキャッチ→しっかり洗浄→ふきあげ＆保湿→着替え、こちらが洗いチーム。

2人で事に当たれば対象ベイビィに逃亡されたりする事なく、安全かつ確実に任務遂行可能。

しかし、本当の試練はワンオペ育児で1人でコトにあたる時。

ワンオペの場合、たった1人でターゲットを捕獲しつつ爆弾を処理し、拭きあげた上で素早く着衣まで完了させねばならない。いきなりハードモードになる。

数千回のブツとの対峙の中、無念にも悲劇をふせぎきれなかった過去ケースを紹介しておく。

脱走＆逃亡、そして失禁

まず、大前提として脱糞ベイビィはあくまでも便意は過ぎたが尿意はまだ潜んでいる可能性がある。

ここを見誤った事が悲劇の始まりだった。

着替えやふきあげのタオルを用意するのを失念し、ワタワタしている間に対象ベイビィが風呂場より逃亡。

股間の開放感に無駄にテンションの上がったヤツは、予想外のスピードで逃げ回りなかなか捕まらない！

そして、突然立ち止まったかと思うと、股間から水が.....

水じゃねぇ。そこから水はでねぇ。

要するに失禁、おもらし。

オムツなき今、防御力ゼロで素通りして床に撒き散らされたソレを見たときの笑える絶望感といったら。。。

このパターンの場合、床を一刻も早く拭きたいのが人情ではあるが、そもそものドロップアウトした本体をどうにかしないと二次被害が広がる。

まずは落ち着いて本体を確保し、再度洗い、ふきあげ、今度こそ確実にオムツで封印をするのだ。こぼれる涙を拭くのは、そこから雑巾で床を拭いてからだ。

とにかく、股間を解放したベイビィはいつメルトダウンを起こすかわからない危険物だということをしっかりと覚えておいて欲しい。

尻からシメジ事件

また、爆弾処理に慣れてきたベテラン隊員でも、時には衝撃的な光景を目の当たりにすることもある。

その日は、前日にキノコのたっぷり入った味噌汁を食べさせた。

翌朝、いつも通りにさっそうと爆弾処理に挑み、なれた手つきで尻を洗うも、なんだかやたら落ちないカタマリが・・・

・・・って、ん？え？ナニコレ？？？

な、なんと、娘の尻からシメジがひょっこりと顔を見せているではないか。

コレには思わずバディ＝相棒である妻に報告を入れてしまったが、とりあえずその場では引っこ抜いて処理した。

コレはいまだに笑い話であり、消化器官の未熟な幼児が食べずに飲み込むと本当にそのまんま出てくるんだなぁ・・・と人体の不思議に感心した。

ちなみに、菌類に限らず豆類やぶどうなんかも丸呑みすると形状を維持したまま腸内を通過して戻ってくる。

昨晩調理した彼らとまたコンニチワとなるのは不思議だが、もう少し噛んでから飲んで欲しいと親として願うところである。

このように、数多の爆弾処理にあたり見たこともない何かと遭遇する可能性はおおいにある。

中にはこのタイミングでそれか！？と思うものから、思わず笑ってしまうようなアクシデントまで様々だ。

人の下の世話というとキツイ仕事のイメージが漂うが、コレが幼児であり我が子だとクサいなりにかわいいから不思議である。

さぁ、今朝もサクッと爆弾を処理して長女を登園させるとしよう。

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