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能面から考えるベストなプロフィール写真

アイコンをプロフィール写真にするのはSNS利用の第一歩ですが、じゃあどんな写真を撮ればいいの?というのは実際に撮り始めると悩みますよね。

そもそも、自分は自分を見ることができないので、ターゲット属性に近い友人知人に撮ってもらうか、ちょっとお金出してでも本当はプロに撮ってもらうのがオススメです。

ちなみに僕のプロフィール写真は動物写真で活躍されているyuricameraさんに撮ってもらいました!さすが、日頃からゴリラや豚を撮りなれているだけあってクオリティ高い!

(実際には広告のお仕事で芸能人さんもたくさん撮られていて、柔らかい雰囲気のポートレート撮るのめっちゃ上手です。)

でも、なかなかプロにお願いするのってハードル高いし・・・という人もいると思うので、今日はプロフィール写真をどう撮れば親しみやすい印象を持ってもらえるのかを解説します。


顔という象徴に何を感じるか?

まず、日常的に誰かの顔のアイコンを見て発言を紐付けるようになったのはSNSが浸透してからです。

それまでは携帯のメールでも発信名は名前だけでした。なので、顔のアイコンに対してどんなイメージを持つのか?については物心ついたときには顔アイコンがあった20代と、高校時代はガラケー全盛期だった30代以降では感覚が違うでしょう。

しかし、それよりもっと前から顔アイコンを使っている分野があるんです。

それが、伝統芸能の能です。

能では面をつけて演技をするのですが、面の種類と面への光の当たり方で複雑な感情表現を実現しています。

これは本来の表情を隠してミステリアスさを誘発する西洋のマスクとは別軸であり、芸能としてとてもおもしろい進化をしてきた分野とも言えます。

SNSのアイコンと能のお面が関係あるの?と思いますよね?あるんです。

能面は光の当たり方で印象がだいぶ変わるのですが、これは能面に限らずアイコンでも同じです。 

ちょっと実例を描いてます。



能面にみるアイコン写真のライティング

能面のような、という言葉があるように能面のデフォルトは無表情であり無感情です。これを少し上に傾けるのを照らすといい、喜びの表現の所作に。下に少し傾けるのを曇らすといい、悲しみの表現の所作になります。

画像は僕が適当に作ったので世阿弥の微妙なディティールはぜんぜん表現できていませんが、要するに影の入り方と人間の感じる情動にはある種の相関性があるよ、という話です。

ここら辺は能面の研究だともっと複雑なので、東大の研究とか読んでください。


要するに、能面の感情表現と、プロフィール写真アイコンに感じる要素には、ある種の共通性やヒントがあるんじゃないかと思うのです。

であれば、プロフィール写真を狙って撮ることで、与えたい印象をある程度コントロールできるのでは?というのが本日の仮説です。

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