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吉祥寺にお店を出すことにしました

実は今、陶芸家の友人フードスタイリストのうちの妻との3人で吉祥寺にお店を出す準備をしている。

いや、実はもう契約しちゃったしお金も振り込んだ。思い立ったら即断即決、即行動だ。

場所は吉祥寺の中道通りの奥の方。はらドーナツやマーガレットハウエルのカフェのあるあたりの路面の1階だ。

お店を出したことのある人、出したい人ならなんとなくわかるだろうけれど、人気の町の路面の1階は家賃が高い。高くてもすぐに埋まる。

さらに、飲食店営業可能という条件がつくとさらに難易度が上がる。一度吉祥寺の駅前路面の1階の家賃を見て驚いた。タバコ屋程度の広さなのにサラリーマンの月給くらいだった。

当然、そんな高い場所に出店できる体力は僕らにはないから、もう少し手の届く値段の場所で、駅から徒歩10分くらいの所に落ち着いた。

この場所はフードスタイリストの妻の料理教室や、陶芸家の友人の食事会なんかをしつつ、僕らの思う美学や伝えたいもの・残したいものを発信する場所にしたいと考えている。

業態的にはプレゼン割烹とでもいうべきか、前例がないので業態名が存在しないのだけれど、カウンターのみの完全予約制でさまざまなクリエーターと対話しながらお茶しつつ食事しつつ作品を語る場所だ。

常々、SNSが普及してクリエーターとつながりやすくなったとはいえ、やはり対面で生の声で対話してこそだろうと思っていて、そんな場所がないもんかなぁと考えていた。で、ないから作ることにした。

うちの妻にとっても毎回アーティストやクリエーターの作品に合わせた料理を考えるのは刺激的だろうし、月1回くらいだろうけれど僕もカウンターに立つつもりだ。何のイベントにするかはワクワク悩み中である。

僕と話してみたいという物好きなフォロワーさんがどれくらいいるのかわからないけれど、ご興味のある方はオープンしたらぜひ遊びに来てほしい。

また、このお店づくりの一部始終もこのnoteにまとめていくつもり。お金とかのドロっとした部分や、内装工事のハード面など、お店づくりのプロがはじめてお店を出してみた、って感じの内容になると思う。

先日のいのちだいじにと矛盾してないかと思われそうだけれど、逆だ。守るだけの現状維持では緩やかに死んでいくだけだから、守るためには攻めなければいけない。無謀じゃない程度に。

ちなみにこのお店のデザインはもちろん僕がやるんだけど、独立してから初の和のデザインに挑戦しようとしている。

少子高齢化で観光立国くらいしか有力な切り札のなくなるこの国で、いつまでも海外の流行りの店のオマージュをしている場合ではない。僕が海外からの観光客なら、自分の国の劣化コピーのお店よりも、その国独自のデザインのお店を見てみたい。

あと、僕の仕事の事例集で和が抜けているので和の仕事が取りづらいというのも一つの理由。

前職では居酒屋からラーメン屋から和菓子屋にお茶屋さんまで実は色々やっているのでそれなりの実績はある。載せてないけど。

自信持って載せられる和の店舗デザインの実績を作って、あわよくば寿司屋さんとか天ぷら屋さんとかの仕事をとりたいという下心もたっぷり入っております。

すぐにうまくはいかないかもしれないけれど、気づいたならすぐに始めないと間に合わなくなる。

さて、時間が来たのでこの話はまた今度にしよう。仕事に戻ります。

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