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雑誌の最初のほうにある、コラムとエッセイのあいだのようなものを書いています。
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2016年2月の記事一覧

【毎週月曜日更新】「うまいこと」言えないままのひとでいたい。

「ものをつくること」以外の仕事として、ひとつに「伝えること」がある。

商品を仕入れて売るひと、ほかには雑誌とか広告とかもそちらに分けられると思います。

そういう分け方では、私たちも伝えるほうですね。

コピーライターの糸井重里さんが、以前「コピーの考えかた」について聞かれたときに

「いいコピーを探してるんじゃなく、本当のことを探していて、それをコピーにしているだけです」とおっしゃっていた。

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【毎週月曜日更新】じぶんにとって大切なものと出会うためには、本質を知ろうとすること。

むつかしい話ですが、できるだけ物事を本質的にみて生きていたいと思う。
先入観とか見た目で決めつけてしまわずに、もっとその「もと」になったことや、それまでの「過程」を知ってみたい。

私たちの暮らしをつくっている、いろいろな物事。
それらすべてには、それまでの「過程」や「もと」になっているものがある。
その物事自体にもあるし、それを作ってるひと、売ってるひとにもある。
暮らしの中ではつい忘れてしまい

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「ここらへんで、あらためて服の話をしましょう。」インタビューの後追い、はじめます。

「ここらへんで、あらためて服の話をしましょう。」インタビューの後追い、はじめます。

Of the Shopは2014年1月に「入口展」という企画展をおこないました。
aacero、Design Complicity、GANGLION、sneeuw、tiitの5つのファッションブランドが協力してくださり、
冬もののサンプルやアーカイブをセールにして、安くお売りするというものです。

そのころはちょうど服屋さんのあいだで「セールの前だおし」が話題になることがおおく、

いろんなひとが

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2016年、Of the Shopは 「メイドインジャパン」 をテーマに活動していきます。



「日本らしさ」ときくとどんなものをイメージするでしょうか。着物や工芸品、和菓子などでしょうか。Of the Shopが今年かかげる「メイドインジャパン」とは、私たち日本人のもつ今の美意識です。

それはいわゆる「和もの」のことではなく、洋服を着て、和室で中華料理を食べるような、私たちが生まれたときからしてきたそんな暮らしもそろそろ「日本らしさ」と呼んでもいいのではないかと思います。

さまざ

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