数値化が好き Vol.45

今さらながら、自分の性格に気づくことがあります。最近気づいたのは「数値化」が好きということです。極めて独自の基準ですが、私は常に数値化してながら、色々なものを考えています。
例えば、ビールのテイスティングをする時に、独自基準のフォーマットを使って数値化をします。大分類と順番が重要で、頭の中では、縦、横、奥行きなど空間が出来ています。
ビールの場合、大分類は、「色・香り・味わい・余韻」です。それぞれを10段階で数値化して、総合評価(良し悪しではない基準)を算出します。美味しい、美味しくないということではなく、設計イメージに近いです。その数値を自分のイメージと照らし合わせ、どこまでイメージ通りなのか探ります。他の方が作ったビールを飲む場合は、そのビールの設計を感じる指針になります。値が高ければ良いというものでもなく、低いから美味しくないというものでもありません。
なんでその数字になるの? と聞かれますが、すみません…、すべて独断と偏見です。
ちなみに、OGA BREWINGのフラッグシップ「三鷹PA」の理想の設計は、
「5-6-4-4」で、
実際は、
「5-5.5-4.5-3」
となっています。私のイメージでは、香りや余韻を少しだけ強めた方がよりイメージに近く、より世界観を感じてもらえるのではと思っています。
数値がイメージから少しずれていますが、美味しさには自信を持ってます。この数値化は、美味しさを越えて、自分が作ったビールのコンセプトを伝えるための指標だと思っています。
数値化すると大小の比較だけでなく、レベルがクリアになります。数値を使って色々なことを話せると、よりコミュニケーションが深まるのではないかと考えています。

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