千載一遇のチャンスに備える Vol.53

何かを作り出す時は、まずそのものを知らなければならないと思います。以前、デザインの話をしましたが、デザインもビールも触れる事が多いほど覚えられることは沢山あると思っています。
色々なものに触れ、その時に色んなことを考え、イメージを蓄積をしていることが大事です。
この蓄積があるかないかで、お客様をどれだけ満足させられるかが決まります。
OGAでは企画もののビールを作ることもあります。お客様に「こんなイメージのビール」と漠然としたイメージを言われたとしても、瞬時にイメージを汲み取り、レシピにまで昇華させる必要があります。そのためには、色々なビールに触れた蓄積が重要になるのです。
「一流のサッカー選手と、超一流のサッカー選手を分けるのは何か? それは千載一遇のチャンスにシュートを決められるかどうかだ」と、昔、聞いたことがあります。その時、なるほどなと思った記憶があります。チャンスは同じだけ巡ってくるけど、それを活かせるかどうかが別れ道ということでもあります。もし結果が出ない場合、チャンスが巡って来ないから上手くいかないのではなく、自分がチャンスを活かせていないだけなのです。
お客様が作りたいビール、飲みたいビールを作る機会があった時、千載一遇のチャンスと思って、お客様のゴールに必ずシュートを決められるようにする。それを肝に銘じ常に鍛錬しておきたいと思っています。
だから、今日も私はビールを飲むのです(ビールが好きというのもありますが......)

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