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#コラム

印税もらうとものすごくケチになっちゃう理由

印税もらうとものすごくケチになっちゃう理由

先週、拙著『ファンベース』が5000冊の大重版になった。

去年の2月に発売してから1年9ヶ月。
それだけ経って、これだけ増刷するのはわりと希有なこと。
これもこの本を周りに薦めてくださるみなさまのおかげです。ありがとうございます。

これで9刷り42000部。
望み通り「じわじわ売れるロングセラー」になってとてもうれしい。
じわりじわりと5万部を目指します。これからもよろしくお願いします。

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値段があるから人は買いたくなること

※2年前に書いた記事の再掲です。

アップル・ミュージックやライン・ミュージックが始まってすごく話題になってますよね。

妻がさっそくアップル・ミュージックを試していたのを横からチェックしていました。

アップル・ミュージックって、その人の音楽の好みをどんどん学んでいくらしくて、「じゃあこの曲好きでしょ」って感じで今まで知らなかった音楽をたくさん勧めてくれるみたいなんです。

で、僕も横で聞いてた

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本当に何をいまさらなのですが、インスタって集客効果あるのでびっくりしてます

インスタグラムを始めたのは、もちろん新しいお客様を開拓するためなのですが、最近、「あ、このお客様、たぶんインスタを見て来店されたんだな」って方、ちらほらと増え始めました。

僕、どうやってインスタのフォロワーを増やせばいいのか、そればかり悩んでたんですね。

でもだいたい僕が「インスタグラムの写真の面白さ」を理解できていないので、みんながフォローしたくなるような写真というのを投稿できないんです。

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SNSでの宣伝と、はあちゅうさんの記事のこと

突然ですが、あなたの作品売れてますか? あなたが担当している商品売れてますか? あなたのお店入ってますか?

結構自信のある良いもののはずなのに、どうも数字が伸びないということありますよね。

それに比べて他のあれは同じレベルのはずなのにどうしてあんなに売れているの? って思うことよくありますよね。

やっぱり一番の原因は「その商品やお店の存在や良いということを世間に認知されていないこと」だったり

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彼女の思い出のお店

先日、ある30代半ばと思われる女性が今はもう閉店している「思い出のお店」について話してくれました(本人から書いていいと了解は得ています)。

「どんなお店なんですか?」

「音楽がかかってなくて、換気扇の音だと思うんですけど、その音がずっと雨が降っているような音がするんです。そして、ご主人が煙草を吸っていて、あんまり話さないんです」

「え、煙草吸ってるんですか。今だとありえないですね。じゃあ結構

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一緒に時間をすごし過ぎると「言ってはいけない言葉」が出てしまう

僕たち飲食業界の間では「友人と二人で共同経営のお店をやるのはどうか問題」というのがあります。

これ、もちろんうまくいっているお店すごくたくさんあるとは思うのですが、「途中で一人が抜けた」とか「よく喧嘩する」とかってよく耳にします。

理由を聞いてみるとやっぱり「お金のことが原因」って多いようです。

「自分ばっかりが働いている」とか「原価がかかる商品ばかり入れたがる」とか、そういう「ちょっとした

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「○○を見て来ました」と言ってくれること

飲食店でサービスをしている人はわかってくれると思うのですが、僕たちサービスをしている人間は、お客様が「何の雑誌を見て来店したのか」とか「たまたま前を通りかかって気になって入店したのか」とかそういう来店理由のようなものがわかるんですね。

それで、やっぱりインターネット以降、そういう情報源ってすごく変わってきています。

まず「すごく増えたなあ」と思うのは、誰かが「bar bossaで飲んだ」とSN

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ネット上で攻撃、批判している人はこうすれば良いのにという話

先日某サイトで、ある知人の本が徹底的に叩かれている文章を目にしてしまって、どうしてそのコメント氏は何の得にもならないのに、ここまで攻撃、否定するんだろうって考えていたら、榎本博明著『「上から目線」の構造』という本のこんな文章に出会いました。

>「自分はこんなもんじゃない」「自分はこんなところでくすぶっている人間じゃない」などと本気で思っている。だが、残念なことに、そう思っているにもかかわらず、多

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