青森市の棟方志功記念館が３月で閉館されるのですね。
かなり前に伺って、特にお釈迦さまの弟子を描いた作品群に圧倒されたことを思い出します。迷いのない線。作品の展示などは場を替えてされるそうですので、今後見られなくなるわけではないそうです。
いずれにしてもほぼ50年、おつとめお疲れさまでした。建物も板画も皆さまも。

都道府県で行っていない県は４つになりましたが、あとはのんびり行きたいなと思っています。えーと、北から秋田・徳島・鳥取・宮崎ですね。
秋田は伯母のお墓参りに行こうと思いますし、徳島は海際も山も見所が多そうです。祖谷の葛橋はぜひ３歩ぐらいは歩いてみたいです。米子行きの列車に乗ったことがあるのに未踏の鳥取は、なぜか倉吉に行ってみたいです。そういえば、中海（なかうみ）の記事は書いたことがあったなあ。谷口ジローさんの漫画に倉吉が舞台のものがあったように思います。宮崎は鵜戸神宮でしょうか、大分から南下して行ってみたいですね。そういえば、『にちりん』に乗ったこともあった😅

何度も行くところもあれば、未踏の県もあります。未踏のところでも近くまでは行ったという申し開きもできますけれど、どなたに？
まあ、のんびりした目標です。

連れのいる旅もありますし、ひとり旅も多いですが、長ければ長いほど旅の空気から戻ってくるのに時間がかかるような気もします。

そうですね、旅は「あれを見た、これを見た、あれこれした」というのもいいのですが、ぼけーっと川辺にいるとか（そうするとコウノトリが目の前を飛んでいたり）、散策するとか、土地の店に入ってコーヒーを飲みながら新聞を読むとか、道端で人と話すとかーーそのようなことが何よりの愉しみなように思います。

心地よくひっそりと、「よそもの」としてそこいるーーというのがいいのです。
もちろん、観光名所とか土地の博物館や美術館に行くのも眼福ですし、学びとしてはいいのですが、それもそれとして、ひょっこり行く感じがいいと思います。

でも、私の場合、「あれの資料はありますか」と余計に突っ込んでしまうので、もっと静かにしていなければなあと、ため息をついています。取材し過ぎないように。
今すぐは無理ですが、じきにそんなのんびりした旅に行きたいと思います。

それが今年やりたい10のことの、ここのつめです。

さて、
ニュースや新聞を見つつ、救助活動や復旧活動が早く進むように、もう揺れませんように、お日さまがたくさん照らしてくれますようにとお祈りしています。

石川県にはとてもたくさん、美術館や博物館や資料館があります。そこだけではなく、九谷焼や私の大好きな大樋焼や珠洲焼や輪島塗山中塗がたくさん展示されているでしょう。
どうなったのだろうと思うのですが、
そのように想像すると、さらにいろいろなところに影響が及んでいるのだと気づきます。

いのちはいちばん大切です。
そして、
一日も早く日常が戻りますように。

それでは、今日の曲です。
Jeff Beck and Rod Stewart『People Get Ready』

Jeff Beckさんがこの世を去って、明日で１年です。それから、たくさんのミュージシャンの方が他界されました。個人的に思い入れのある方もいましたが、「どうしてこんなに続くんだろう」と去年はずっと思っていました。

この方には相当、思い入れがありました。この曲のギターの音も大好きです。ちょっと旅人風のMVも。

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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