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【症状編】分子栄養学から不調時に体内で何が起こっていたか考えてみる。

これは自律神経失調症とPMS (月経前症候群)を患う私の過去と現在を記したものです。原因不明と言われ続けたお先真っ暗状態から、ようやく取り戻しつつある健康に感謝しつつ、負の遺産ともいえる経験が誰かのお役に立てればと思い更新しています。

KeyWord
自律神経失調症/胃腸炎/気象病/PMS(月経前症候群)/PDSS(月経前不快気分障害)/卵巣嚢腫/子宮内膜症

知識欲高まる。

 今朝はようやく過眠状態から脱出。脳みそもスッキリ状態で朝から生物学やら分子栄養学やら本とネットにかじりついています。自らの意志で学ぶことは久々です。不調の原因と、良くなった原因を知りたい、というシンプルな知識欲で学びがスタートしました。慣れないカタカナ、化学式に頭パンク状態。アセチルCoA?嫌気性解糖?β酸化?え?え?と疑問が渦巻きながら、完全理解には遠いですが、それでも少しずつ理解が深まって自分の身体に何が起こっていたか少し見えてきました。

ちょっとお勉強。

不調時に体内で何が起こっていたかを理解するために必要な最低限の知識を端折って記載させていただきます。

タンパク質
細胞が生きていくための機能。細胞の建築材料になったり、酵素になって化学反応を起こしたり、DNAの複製を助けたり。人間が会社だとするとタンパク質は適材適所で活躍する社員。

ATP
細胞の中で使われるエネルギー。細胞の増殖、筋肉の収縮などの代謝過程にエネルギーを供給するためにある。ミトコンドリアの中でつくられる。こうしてタイピングしている間にも指の筋肉が動きATPが使われています。とても大切。

鉄の働き
酸素の運搬。ミトコンドリアにおけるATP生産に必須の電子伝立つ系の化学反応に不可欠な栄養素。セロトニン、ドーパミン、ノンアドレナリンを適切に分泌させる。など。

好気性解糖
体内で酸素を利用して糖(グルコース)をピルビン酸に分解し、エネルギーを産生する反応過程。もっと細かくいうとピルビン酸→アセチルCoA→ミトコンドリア(クエン酸回路+電子伝達系)この経路で生産されるATPは38モル。鉄不足だとクエン酸回路が十分に回らずATPが減る。

嫌気性解糖
酸素が十分にないと、酸素を利用せずに糖(グルコース)の分解が進み、ピルビン酸→乳酸となる。生産されるATPは2個だけです。

解糖の理解が・・・難しい。

症状を紐解く。

いよいよ、不調時を紐解いて生きたいと思います。

症状:下痢・爪が割れる
=消化酵素が機能していない(消化酵素もタンパク質)
=タンパク質が不足している
=タンパク質である赤血球も不足している(★鉄不足)
→十分な酸素が細胞の隅々まで行き届かない
→APTの生産に必要な酸素が足りず、ATP不足に

原因:鉄不足
=①電子伝達系機能低下=ATP生産減る
=②酸素十分に運べない=ATP生産減る
=③セロトニンうまく分泌できない
結果:イライラする、気分が落ち込む

糖質中心の食事
→ビタミン多量に使いビタミン不足に
→ATPに必要なビタミンが不足するためATPも減る
→熱が生産されないため身体が冷える
→嫌気性解糖強まる
結果:甘いものがほしくなる(このあたりの理解がまだ・・・)

原因がわかれば、対策ができる。

ここまでわかれば、見えてきました。圧倒的に不足している「たんぱく質」「鉄」をまずは摂取すること。そしてATPをうまく作れるように補酵素=ビタミン、ミネラルを摂ること。そうすることで、細胞レベルで元気になり、エネルギーもたくさん作られるということ、かな。成果が出ているのでもっと勉強してわかりやすく伝えたい・・・。次回は、今摂取しているビタミンやタンパク質について更新したいと思います。

▼2020年6月追記
メガビタミン療法を1年続けて、体が劇的に変化しました。こちらもご覧いただければ幸いです。


<参考文献・サイト>
池上彰が聞いてわかった生命のしくみ/著者 岩崎博史 田口英樹
生化学 からだの不思議を解き明かす/著者 生田哲
https://ameblo.jp/kotetsutokumi/ 精神科医こてつ名誉院長のブログ

今日のひと作品。

きっとここが帰る場所(2011年イタリア/フランス/アイルランド)
監督 パオロ・ソレンティーノ
 あらすじ...非常に難しい。大枠でみると、親と子の関係をめぐるロードムービーだと思う。主人公は今となっては無気力化した元ロックスター。憂鬱な若者に憂鬱な歌を歌って、その影響で若者が自殺した過去があったり。今は株で儲けて空っぽな大豪邸に無気力に住んでいる。ある日、父の訃報で葬儀に向かい、父がナチの残党を追っていたことを知り、残党を見つけるために旅に出る、みたいな話なのでハートフルではない。かといって、表現がシュールなので重く悲しいこともない。カットが独特なのか絵に見入るタイプの映画。デイヴィット・バーン本人が登場して歌うThis Must Be the Placeのシーンが好き。最後は主人公も吹っ切れてスッキリ。


身体弱ヨワ系のみなさんの、お力になれますように。