この方のnoteを読んで、過去の自分を思い出した…というか、自分の中で考えていたことを言葉にできるような気がしたから、書き留めておきたい。

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「人に迷惑をかけたらアカン」

親に口酸っぱく言われたけど、その親がお金を無心する、暴力などの迷惑行為をしていた。ほんま矛盾だらけな人たちだったな〜（ため息）。

素直に親の言うことが聞けた頃は、その教えを守り無理してまで何でも自分でやるようにした。それがクセになり、大人になっても甘えることや頼ることができなくなって、自分を苦しめていたように思う。

素直に甘えて、いつも楽しそうにしている人を見て、イライラした。自分もそうしたかったっていう、心の表れだったんやろうな。

全てを受け止めてくれる旦那さんにすら、最初は買い物を頼むだけでも遠慮しまくってた。そしたらキョトンとした顔で、彼にこう言われたのね。

「”迷惑”ってさ、Maiが決めることじゃなくて、相手が決めることやん。」

頭を殴られたような衝撃だった。

あれ…”迷惑”ってどういうことなんやろう？
何をしたら”迷惑”をかけたことになるんやろう？

この時初めて、そんな疑問を持った。矛盾だらけの親にそう言われてきて、何も考えずにそれに従っていただけ。親の言いなりになるように、”自分の頭”で考えることを止めていただけ。

小さなお願いも相手にとって”迷惑”だと思い込んでいたし、頼るのはいけないことだと思い続けていた。じゃあ、なんでそう思うの？根拠は？

…明確な答えがない。

「オレは迷惑をかけられてるって感じたら、ちゃんと言う。でもMaiがオレを頼ってくれずにイライラしたり、体の調子が悪くなったりした方が迷惑や。」

相変わらず、ハッキリと物を言う人だ。
でも正論過ぎて何も言い返せなかった。

たしかにイライラしたら夫婦仲は険悪になるし、お互いしんどい。無理して私が体調を崩したら、ケアするのは旦那さん。そうしたら彼の仕事にも支障が出てしまう。

それなら私が少しでも頼って、彼ができることをお願いすればお互いハッピーになる。究極を言えば、相手と自分を傷つけないなら”迷惑”にならないのではないか、と今は思っている。

「迷惑がどうかは相手が決めること」

私は無意識に、相手をジャッジしていたのかもしれない。

この人は私のお願いなんて聞いてくれない。
この人に頼むのは良くない。

そもそも人に素直に甘えたことがほとんどないから、人が好意で何かをしてくれる、っていう考えもなかったように思う。

頼れば、見返りを求められる。
甘えれば、重たいと思われるかもしれない。
人をそんな目でしか見られなかった自分が情けない。

なんて失礼なことをしてきたんだろう。

もしかしたら、これまで差し伸べてくれていた誰かの手を振り払い続けてきたのかもしれない。いろんなタイミングで過去を振り返った時に、いろんな人に謝りたくなる。そして過去の自分を往復ビンタしてやりたい。

自分が人に少し「助けて」と言う努力を怠り、他人に素直に甘える人を「楽してずるい」と妬むのはお門違いやぞ、って言うてやりたい。依存はアカンけど、自分を苦しめてまでひとりで抱えることは何もない。

依存と頼るの違いは、ずっとおんぶをされ続けるか、交代でおんぶをするかのような気がする。

今でも旦那さんや友達を頼るのは”迷惑”と思う時がある。

でも「私のお願いが迷惑ならちゃんと伝えてね」と前置きしてるから、あとの判断は相手に任せている。そうすることで私はイライラすることも減って、「迷惑じゃないかな」って内心オロオロしなくて済んでいる。

頼ることがいけないのではなく、相手の器量を 「私が」 推し量るのがいけなかった。

自分が頑張ってもできないことは、できる人を頼る
信頼できる人がいるなら、精神的に甘える
自分も相手もしんどくない程度に頼り合う

そんで人を頼るってのは、自分を守ることでもあるのかもしれないな。