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経営者マインドと労働者マインド - 効果的なバランス

この記事では、経営者マインドと労働者マインドの特徴と違いを紹介し、それぞれのメリットとデメリットを考察していきます。

現代においては、ただ働いているだけではなく、より生産性やクリエイティブなことが求められています。

情報の伝わる速度も更新される速度も上がる一方で、現状維持を選択すればあっという間に置いて行かれるほどです。

そう言った社会状況の変化に対してどちらのマインドが有効であるのか、また使い分けるべき場面はあるのかなど、身近なところでもいいので想像しながら読んでいただけたらと思います。

自分はどちらの考え方に近く、支持していきたいかの指標になれば幸いです。


経営者マインドとは

経営者マインドは、簡単に言えばリーダーシップであり、主体的な観点から仕事に取り組む考え方です。

置かれている立場を理解することで、相手が何を求めていてどうしてほしいのかを考え先回りしていると言えるでしょう。

考えてみてください。

何も言わなくとも、こちらの意図を汲み取って仕事をする人がいたらかなり助かるのは間違いありません。

わからないことがあっても一度は自分で調べ、意見を持って聞いてくるのであれば答えがいもあり、認識を合わせる助けにもなります。

そんな人であれば、共に働くことによる大きなストレスは少ないでしょう。できることを最大限行おうとするのですから、こちらとしても対応しないわけにはいきませんし、何より仕事をしていて気持ちいいと思います。

問題解決能力も向上するでしょう。多くの経営者マインドを持つ人は所謂「仕事ができる」部類に入ります。

仕事ができる人のもとにはさらに仕事が集まります。
平時の仕事から緊急の仕事まで数をこなしていれば、自ずと能力は向上します。

ただし、いい事ばかりではありません。

もちろん個人によるところはありますが、
責任範囲が広がることで、ストレスは増えます。

忙しくなれば、仕事とプライベートのバランスを保つのも難しくなります。


労働者マインドとは

労働者マインドは、自分の役割に専念し、与えられたタスクを確実に遂行するマインドセットです。

責任範囲も明確で、定型化された仕事を主に行うルーチンワークやプロセスの遵守を重視するため、安定性があります。

反対に柔軟性に欠けるところや独創性に欠ける部分があります。

ルーチンワークやプロセスを守ることに目が行きがちになり、手順などを変えた方が良くても旧来の通りに行うのも少ないと思います。

また、指示待ちになる傾向にもあるため、何も言わなければ何もしない状態になりかねない一面もあります。

まとめると、与えられた仕事はきっちりとルールを守りながら遂行するが、それ以上のことは望めないことになります。


どちらが得か?

では、経営者マインド労働者マインド
どちらを重視したらいいでしょうか。

一長一短の特徴があるとは言え、社会的にも個人的にも求められることが多いのは経営者マインドでしょう。

指示待ち状態ではなく、自ら考えて行動して確認するそんな人が求めれていると思いますし、実際そういった人との方が仕事がやりやすい一面もあります。

誤解のないように言っておくと、決して労働者マインドを悪く思っているわけではありません。目の前の課題に対して集中して行うことができるのはその人の能力ですし、なくてはならない人に変わりはありません。

ただ、求められる場面としては経営者マインドが多いのは事実だと思います。

なのでどちらかに偏りすぎるのもいいことだとは思わないので、経営者マインドに重きはおきつつも、労働者マインドも忘れないバランスが重要です。

落とし所はこんなところでしょう。

  • 自分の役割と目標を明確にし、それに応じたマインドセットを適用する

  • 組織全体のビジョンや目標を理解し、自分の仕事にどのように関連しているかを把握する

  • 自分の強みや弱みを理解し、経営者マインドと労働者マインドのどちらが適切か状況判断を行う

考えることをやめて、ただ指示に従うだけの状態からは脱しましょう。

自分の責任範囲と役割を把握しつつ、その中で可能な限り主体的に動いていくことが1番良いのかも知れません。

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