2019年9月11日 JMT day12
Piute Canyon Trail → McClure Meadow
15km 590m登り
快晴 朝8度（7:00 テント内）

9:15 出発
ほぼフラットと少し登り
11:00くらい 橋 すぐ柵あり フラット
11:20 Goddard Canyon 分岐
橋を渡ったらがれ場の急登　滝あり 緩やかな登り
12:40 渡渉
流れかなり速く膝下くらいまで浸かる
12:50 乾かしながらご飯
13:15 出発
森の中、緩やかに登る
14:50 McClure Meadow
水着に着替えて身体と髪を洗う
15:25 出発
16:30 camping
焚き火
20:00 テントに戻りストレッチ、日記

所要時間 7時間15分、行動時間 5時間30分
渡渉1回

朝 豚骨ラーメン （ネギ、ダイコン、ワカメ）
昼 マッシュポテト（カレー、ベーコン、ほうれん草、ニンニク）
夜 アマノフーズ トマトクリームパスタ（トマト、ほうれん草、ベーコン、寒天）、ホットチョコレート

渡渉、水浴び、焚き火。行動時間は短いものの盛り沢山だった日。

時間を気にせず、ゆっくり行動開始

よく眠れた。結構スッキリしている。6時40分に起床。ストレッチをして、7時から行動開始。

寒い。谷底だから日が当たるのが遅い。テントを先にたたんでから朝ごはんにする。

8時半くらいから陽が差し込んできた。天国か。今日はゆるい行程なので、時間を気にせずにゆっくりしよう。

フラットな道。絶景をみながら谷歩き

9時15分から歩き始める。最初はフラットな道をずっと歩く。ガレ場のなか、見た渓谷の景色は綺麗だった。

2時間程歩いて橋を渡る。その先2つの方向に動物よけの柵がある。地図をみて方角が合っている方へ進んだ。ここで合っていた。

またフラットな道が続く。2つ目の橋を渡ったら、途端に急登になった。JMTのルートの中では一番かもしれない。

今日はすれ違うハイカーにMTRのことばかり聞かれた。みんなそこに食糧を送っているんだろう。

2回目の渡渉。距離は短くても迫り来るイベント

つらいガレ場の急登に突入した。一回だけ休憩して行動食を食べる。滝のような音はするけど、ここでは見えない。あとで上から見下ろすかたちで滝が見えた。

急登が終わって緩やかに登っていく。

そのあと渡渉があった。一昨日のよりも深くないけど距離が長い。深くなくても流れが速いので、膝下くらいまで浸かった。

渡渉が終わると、お昼ご飯にする。マッシュポテトをカレー味にする。最強に美味しい。

そうしてるうちにサンダルも乾いてきた。

また出発。しばらくは森の中を緩やかに登っていく。

今日は歩くのもゆっくり、休憩も時間たっぷりに。他のハイカーもゆるい日のようだ。

絶景のなか、震えながらの水浴び

ケイ達からMcClure Meadow でスイミングをすると聞いて、ちょっと覗いてみることにした。

このメドウ、すごく綺麗だ。南米パタゴニアのパイネ国立公園を彷彿とさせる。

水着の人もいる。時刻は3時前、まだ暖かい。明日は今日より標高が高くて寒いから、水浴びをするなら今だ。そう思い水着を着る。

そろりと水の中に入る。キーンと全身が冷えた。超冷たい。この冷たさは無理だ。太ももまでが限界だった。

髪を洗うとスッキリした。胸までは浸かれなかったけど、入って良かった。

水着は濡れなかったので、水着を着たまま上から服を着る。行動食を食べ、また歩く。

あと2kmくらいだろう。

今日幕営する予定だった場所が微妙だったので、更に1km歩く。今日のキャンプ地を決めた。メドウから3km先くらいだ。

賑やかな幕営地。壊れる浄水器

もう既に多くの人がいる。少し狭いけど、フラットな場所を見つけた。側にテントを張っているジョンと話をする。今日ここにいる人は、皆フレンドリーだ。

テント設営の前にホットコーヒーで一服。ここは地面が岩で硬く、ペグが刺さらない。石を有効活用した。

その後、側にあった川で水汲みをする。

浄水器のソーヤの袋が破れた。破れた箇所を手で押さえつつ浄水をする。結構面倒だし手が悴んだ。次に降りる街・ビショップで、新たな浄水器をゲットしよう。とりあえずあと3日はこれでいくしかない。いつもより浄水に時間がかかった。

足も洗う。昨日の水ぶくれはさけたようだけど、まだ痛い。

ご飯はアマノフーズにした。日本から持ってきたフリーズドライ、相変わらずクオリティが高い。カロリーはあまりないので、一緒にホットチョコレートを飲む。（ホットチョコレートが意外と高150カロリーで助かった。）

一期一会の焚き火ナイト

片付けをしていると、ジョンに焚き火に誘われる。今日ここに幕営しているキャンパー7人が集まり、焚き火を囲んだ。

みんなの話がすごく面白い。私以外はアメリカ出身だったけど、職業も性別もバラバラだ。SE、看護師、定年退職しているご夫婦。皆、それぞれの生活があって、その中でJMTを歩こうと思い、そして今ここにいる。このタイミングで一緒にいるのは奇跡だな。旅は一期一会の出会いが沢山あるけど、今日は改めてそんなことを思った。

話は多岐にわたる。アウトドアのことも勿論話をした。ご年配のご夫婦はモンベルのダウンを愛用していて、何だかこちらまで嬉しくなった。みんなで焚き火を囲む夜。こんな夜もいいな。

8時前にテントに戻ってストレッチしてから、日記を書く。今日はいつもより遅い、といってもまだ9時。また音楽を聴いて寝よう。