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仕事はチームで終わらせる(アカウンティング)-オハイオ州立大MBA

2023年10月下旬にオハ大MBAのアカウンティングクラスが始まり、2023年12月2日、全6回のクラスが終わった。そこから8日以内に最後のアサインメント(後述)を提出し修了する。

通常の2倍のスピードで進むクラスを選択したので、クラス外のアサインメントが多くなる。約1か月半のコース進行は以下のとおり。

■クラスの事前課題

  • 1-2時間の講義動画視聴

  • 参考図書を読む

  • 練習問題を解く(1-2時間程度)

■クラス中
冒頭に教授のレクチャーを受ける。その後4人程度のグループで練習問題を解き発表する。内容は簿記2級程度のレベル感だが、経営に必要な財務指標の読み方(ROE等)や、予算の作り方等もメニューに含まれており、単純な簿記とは少し異なる。
最後のクラスでは、実在する13社の財務指標を比較し、特徴を掴んで業種を当てるというワークもあった。
財務諸表を読めるようになる、というのがゴールだ。読めるようになるためには、手を動かして作ってみるのが手っ取り早い、ということなのだろう。

■クラス直後の課題
復習問題を解く(制限時間90分のテスト)

■その他のアサインメント

  1. 業績説明会の感想(エッセイ):実在する上場企業の四半期決算説明会(Earnings Call)を聴き、会社が主張したいこと、主張したい理由、興味深かった投資家の質問等を500文字以内でまとめる。(個人プレー)

  2. ビジネスプラン:起業のアイデアをビジネスプランとしてまとめ、3か年の予測財務諸表(エクセル)を作成し、プレゼン資料(パワーポイント)を使って5分程度のプレゼンを録画し提出。(個人プレーも可能だが、4名までのグループワークが推奨される。)←最後のアサインメント

全てのワークには点数が付き、稼いだ得点分だけ成績に反映される。
私は公認会計士(CPA)なので会計は得意だ。ということで、これが最初で最後、私が思いっきり張り切っちゃえるクラスだった。

CPAの資格保有者は必修のアカウンティングクラスに代えて、希望する選択科目のクラスを受講することができる。私は、アカウンティングのレベル感を見れば、他の科目のレベル感もわかるはずだし、何より1つくらい楽して単位を取りたい、と思ったのでアカウンティングクラスを受講することにした。新たな学びはなく刺激はなかったが、1カ月半で身につける会計知識の量が膨大だったので、他の科目のクラスでついていけなくなっても、くじけないでいようと思えた。

毎回のクラスでは、先述したとおりグループワークがあり、ワークシート(エクセル)を更新してグループの成果としてクラスの最後に提出する。他のメンバーが希望しなければ、私がシートを更新する役目を買って出た。
とにかく謙虚に張り切ろう。
それだけを目標にやっていた。

グループメンバーは毎クラス変わる。クラスの参加に積極的なメンバーが多ければ多いほど、ワークは早く楽に終わる。

4回目のクラスで一緒になったグループはとても相性が良かった。後日メンバーの一人がビジネスプランのアサインメントを一緒にやろうと声をかけてくれて嬉しかった。張り切ってきた甲斐がある。
当初は、最悪一人でもビジネスプラン作れるかな、と気楽に考えていたのだが、実際に初めてみると感じる。ああ、チームで良かった。

当たり前だが、4人のチームであれば、作業は1/4になる。これは単純計算なので、チームメンバーの貢献度合によって各自の作業量は変動する。私は当初の志を貫いて、ビジネスプランでもここぞとばかりに張り切っているのだが、他のメンバーも期日に間に合うよう、時間を見つけては資料を更新しプレゼン準備を進めている。知らない間にキレイに整っていく資料を見て、ほっとする。私が張り切った分は、みんなも同じように感じてくれてるのだろうか。そうだとうれしい。

一人でもできる、という気概は悪くないのかもしれないが、チームでできる仕事を一人でやるもんじゃないな、と思った。
今回のビジネスプランのアサインメント、明日提出予定だが、なんだか上手くいきそうな予感がする。

勝因は、”良きメンバーと組めたこと”だと思う。
(まだ終わってないけど。)

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