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自己愛の歪み


自己愛とは自分を愛する心なのですが
そこに歪みがある人は
『他人に愛される自分』を演出します

素晴らしい自分を演じるんです。
善意の溢れた自分を演じて
人からの称賛や注目をかき集めます。

そこに自分の存在価値を見出してしまっているのでそれはもう一生懸命に人の気を引こうと
あれこれと作戦を練っては
素敵な自分を演じていきます。

それはまるで称賛中毒のように見える時すらあるのですが
本人は一生懸命ですし
『正しい』という正義に囚われているので
その正義がどんなに歪んだものなのか
気づいていない様子です。。


人に褒めてもらいたくて
立派な行いを思いつき、
あれこれ、やっている姿は
母親に対して『こんなことできるよ』
『褒めて欲しい』『すごいことやってるよ』
『認めて欲しい』『ねぇ!こっちを見てよ』
『私を、僕を認めてよ!!』という
強烈に抑圧されてきた幼い時の記憶なんです。
この抑圧がアダルトチルドレンの姿なんですけど。


歪んだ自己愛を持つ大人の厄介なこところが
その、強烈に抑圧されてきた幼い叫びを
親元を離れた後は自分のパートナーや恋人、
配偶者に向かってぶつけてしまうところです。

自分を認めて欲しいという気持ち
自分を誇らしく感じて欲しい
自分というのは特別な人間なんだ!という
親に向けた理想を
大人になって出会ったかけがえのない人に投影してぶつけてしまうところがあります。

当然ぶつけられた側は驚きますよね。
それはそうですよ。。
大人同士で出会い、健全に対等な人間関係を築いていくつもりが
相手の全てを叶える(過保護の)役割を
全力で押し付けられるわけですし。。

うまく受け取れないと信じられないほどの怒りをぶつけられたりします。。


この怒りは『自己愛憤怒』と言って
歪んだ自己愛を持つ人が他人に自分の機嫌を取ってもらうことに失敗した時などに
深い悲しみと傷つきから信じられない怒りと攻撃を相手に向けることなんですけど
この豹変はとても怖いです。

された方は何が起きたかわからないほどの恐怖を感じると思います。。


でもその自己愛憤怒を起こす問題のある人は
自分の価値を他人から見出さないと
生きていけないほど追い詰められた歪みを持った自己愛なので
思い通りにいかなかったことで
人生が狂うほどの衝撃を感じているんだと思います。

そうなると自分が加害者でも
心は被害者になります。。

頭の中で傷つけられたのは自分の方だと
何もしてないパートナーや配偶者を攻撃して
無視などの罰を与えたりします。

これが自己愛の歪みから引き起こされている
モラハラなのかなぁ。。と推測します。

モラハラについては調べると結構記事が出てくるのですが、大体この自己愛の歪みと自己愛憤怒が場面としてありますね。。

こういう人の解決って難しいですよね。。
だって。。攻撃された人は
その人の親じゃないんですから。。

親のような愛情を求められても。。
その人を育て直すことは他人にはできないのに。。


そのへんがちゃんと境界線引けないんですよね。。。

歪んだ自己愛を持つ人は
傷つきやすいのに加害者になりやすいです
他人への共感力がほとんど無い状態なので
本人は傷つきやすいから自分を被害者と思い込みますが、
実際は不安をまき散らすので加害者になりやすいんです。。


こんな歪んだ自己愛を持ってる人は
変わらないから離れて!
危険だから離れて!!って情報もかなり目にしますが、

元を辿れば愛着障害で
しっかり向き合えない回避になるのかな?
不安も強いからおそれ回避型ですかね?

心に大きな傷のあるアダルトチルドレンなので
心を癒すこと。
安全基地を理解すること、
しっかりと自分に自覚を持ち、
自分のことも、相手のことも尊重する気持ちに気づくことができたら、その歪みは回復していくのではないかな?と思います

ほんと。。その人次第なんですよね
自分に気がついて
自分で自分の機嫌を取れるようになることで
いつもうまくいかなかった人間関係が
変わっていくと思います。

不安型の私とは真逆の症状の人たち。。
不安型の私よりも不安定なのではないかな?と感じることもあります。

それでも自分らしく生きる突破口はどこかにあるのではと私は思っているのです。。

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